2007/7/1

松本人志の初監督作品。
上から目線で何か言ってみたい、と多くの人が思うのではないでしょうか。
友達や兄弟が初めて挑戦したものに気安くダメ出し、みたいに。
途中、というか終わりの方で「ここからは実写で・・・」という変化にはどんな意味があるのでしょうか。
ヒーローの日常みたいなものか。
前半部分はですね、誠実さが軽んじられ、自らも「空気を読んで」面映くもてあまし気味で、それでも最低限の責任感と誇りによって惰性で働き続け、それでいて何かあると期待もしてなかったくせにタテマエを盾にバッシング。
中途半端に祭り上げられてしまった人の日常が描かれてます。

近未来とかじゃない、パラレルワールドを描いた作品としては非常に丁寧で効果的で凄いと思う。