馬の気持ちはわからない(一口馬主遺産)

『馬の気持ちはわからない(『傍観罪で終身刑』改メ)』(http://d.hatena.ne.jp/Southend/)の移転先にして遺跡です

ガンダム登場人物名の由来

シロッコの流れで・・・・・・他のガンダム登場人物名の主な由来を調べてみました(俗説含む・真偽は保証しません)。


(◇印は『ガンダムの現場から 富野由悠季発言集』より)
(☆印の見解は語源ブログさんのこのエントリより)
(※印の見解はWikipediaより)
(?印の見解は、筆者の勝手な見解もしくはネット上の単なる噂です・・・・・・)


<追記>
シャア専用ブログさんのこのエントリでアップされているBS夜話・富野監督インタビューより
>富野:セイラ・マスっていう名前だったら、嫌いな理由が明確にあったんです。
>セイラとかマスとか思わせないように、この子を高みに置いちゃおうと思ったんです。
>里(アナウンサー):セイラ・マスって名前は何で嫌いだったんですか?
>富野:これはテレビコードに引っかかりますから喋れません。
という部分と、
>富野:アルテイシアって名前も嫌いなわけ、僕には。これはもう、あからさまに出来すぎている名前じゃない。
>井上(伸一郎・元月刊Newtype編集長):お姫様っぽい。
>富野:嫌だよねって思うんだけども、セイラ・マスの名前だからまあいいかって。
>一緒にしちゃったら、ひょっとしたらキャラクターになるかもしれないなと。だから一緒にするという努力をした。
>(中略)
>井上:だから逆にセイラって凄く聖的な部分もあるし、もの凄く俗っぽい部分、両方ありますよね。
より、「セイラ・マス」という名前の由来は、「放送コードに引っかかる」ような属性と「俗っぽい」というニュアンスを持った言葉から来ているということになります。よって、

  • セイラ・マス・・・セーラー服→セイラ マスター●ーション→マス


と大胆に推測してみる。(あるあ・・・・・・る?)「マス」は文脈的にmass(大量の・つまりセーラー服の群れ、とか)かそれに付随する各種単語(マスコミなど・ちなみに『セーラー服と機関銃』の公開はファーストガンダムの2年後)の可能性もありますが、小説版『機動戦士ガンダム』のセイラがかなり性的・娼婦的な色合いをもって描かれている(セイラ・マス - Wikipedia参照)ところを見ると、あながち荒唐無稽とは言えない気がします。(セイラは性・裸だったり・・・・・・ってコレは無いな)
 しかし、「僕はファーストガンダムのときのレギュラーメンバーの名前の半分位が大嫌いなんです」という監督の発言は興味深いです。確かに安易な名前が多いですが・・・・・・どういう決め方したんだろ。個人的に、ミライ・ヤシマ(未来・八州と思われる)は良い名前だと思うんですけど(由来はともかく)。


 あ、あと、このインタビューの中の
>富野:ありますよ。大体シャアなんて名前なんか本当に嫌いだったんだけども。
>シャーって来るからシャアなんだよ、って言ったらOKしちゃったわけ。
>その雑さはないだろう、って俺思ったもん。
っていう部分から、「シャアはシャルル・アズナブールから来てると思ってたのに、実はそうだったのか! トリビアトリビア!」と思っちゃってる人が一部おられるかもしれませんが、そういう人はもう少し読解力というものを付けた方が良い気がします。余計なお世話ですが。


▼20年以上経っても、未だにその世界観を拡げ続ける怪物作品・ガンダム。でも、Zガンダムの劇場版に関しては概ね酷評のようで。リメイクならリメイク、再編集なら再編集と割り切った方が良かったのかも。