広瀬隆さん 電力不足危機あおる東電に憤り

http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/03/15/0003867376.shtml
東日本大震災で、東京電力福島第1原発が爆発事故を起こし、東電は「計画停電」を実施した。原発の危険性を告発し続けてきたノンフィクション作家広瀬隆さんに事態をどう受け止めたか聞いた。

 何よりも心配なのは、被ばくに関する情報だ。発表するのは1時間当たりの放射線量。それを1年間に浴びてもいいとされる線量などと比較して、すり替えている。呼吸による内部被ばくの可能性も高い。住民の被ばくを防ぐことが最優先課題だ。

 停電にしても、首都圏に集中する中央官庁や産業界が節電すれば、止めなくても大丈夫なはずだ。水道や病院、救急態勢に優先的に送電しなければならないのに一体、何をやっているのか。

 東電は「電力が不足する」と危機感をあおって「もっと原発を造らなければならない」という方向に持っていき、原発の必要性を市民の頭に刷り込みたいのだろう。今後を見据えて、いろいろな戦略を練りながら巧妙に対応しているはずだ。本当に腹立たしい。

(2011年3月15日)




首都圏の人たちは「計画停電」のため混乱し不安な日々を送っていることだろうと思うが、どうか留意して頂きたいのは広瀬氏が言っているように 「原発の必要性を市民の頭に刷り込み」しようとして巧妙に仕組んでいる東京電力の目論見だ。


今回の原発事故で完全に露呈したが電力会社と政府は国民に納得のいく説明をすることはないし、責任を決して取ろうとしない。自分の利益を優先してウソばっかり言ってる人間だ。


そんなやつらのために国民は「節電」を強要させられ、いつの間にか責任を転嫁させらている。「節電」は大切だけど真実に対してどうか盲目にならないでほしい。つまり国民は「普通の生活ができる権利」を堂々と主張するべきだと思う。


普通の生活をするためにはやっぱり電気が必要だ。
原子力発電所が機能しないから電気が足りない?
原子力発電所を利用するために、休業していた運転可能な火力発電所があるはずだ。
それら代替電力等の存在と運転可否について、節電を強要させられる前に我々は説明を受けたか?