爆笑問題太田が語る『オリラジ大ゲンカの真相』

なにかと話題になるオリラジANNRの生ゲンカ。
よっぽどイメージが強烈なのか昨日も「ガチ喧嘩SP」でネタにされてました。
実際はどんな感じだったのか、当時のいいとも水曜レギュラーの放送終了後に流れた太田さんの解説を書き起こしてみました。

仲良しコンビにまさかの亀裂が!?『徹底追求オリラジ大ゲンカの真相』

「先日メディアを賑わせたオリエンタルラジオのケンカ騒動。その真相を徹底追及いたします!」

タモリ「お前らなんかラジオでケンカしたそうだな」
藤森「あははははは(笑」
中田「よくご存知ですね!(笑」

タモリさんに話題を振られ、太田さんが嬉々として解説開始。

太田「ケンカになった理由ってホントくだらなくて。あの‥ネタのハガキを読むんですよ。」
中田「リスナーからのハガキをね。」
柴田「あなた(太田)聞いたのね?」
太田「僕は聞いたんです」
タモリ「公平な意見を聞こう。公平な」

太田「エヴァンゲリオンっていうマンガあるじゃないですか」
中田「僕が大好きなんで、ね」
太田「あっちゃんが大好きで、それに対するパロディのネタのハガキを読むの。まぁ詳しくないとわかんないようなネタ。藤森の方はよく知らないんすよ。でも一応いいネタなんですよ。あっちゃんにとってみたら。すごい喜んでるんだけど。藤森は『あはははー』ってちょっと知らないくせに笑っててちょっとごまかしてるかんじなの」
藤森「わかんないんすもん(笑」
太田「そうするとあっちゃんが、まぁギャグっぽく『あーお前知らないんだこれー。あーまいったなーこれいいネタなのにわかってないんだー』とかいうと」

太田「そういうことよくあるじゃないですか。コンビだと。すごく気持ち分かるんですよ。その時にすでにこいつ(中田)はカチンときてるんですよ。冗談ぽく言いながらはらわた煮えくり返ってるの。ものすごく。」

太田「そうするとこいつ(藤森)はイタいとこ突かれるわけです。『まぁいいじゃないですかー』みたいなごまかし。『次行って下さい!次のネタ!』だけどこいつ(中田)はそれを許さないの。」
太田「『いいからもう!』ってそれが半分マジのキレ方なんです。それでおそらくこいつ(藤森)の表情がそのときひきつったと思うんです。その表情を見て今度はあっちゃんが『あ、こいつマジで怒りやがった』ってさらにカチンと来るんです。
だけど生放送中!さぁどうする!」

太田「このままいくとやばいな!と思うわけですよ。ふたりともなんとかこの空気をシャレに戻そうとするんですよ。
あっちゃんが半分マジの半分シャレっけで『この顔よくあるんだよね。本番前に鼻毛が出てるよって言った時のあの顔なんだよね。』オモシロ話ふうにしながらも普段から思ってることを‥」
中田「それはシャレでね」
太田「ちょっとシャレなんだけど本音まじりの」
柴田「シャレのめして本音を言うわけでしょ?」
太田「『この顔ビデオにとっておいてほしいなー』みたいなこと言うと今度はこっち(藤森)が『それを言うなよ!今それを言うなよ!』って思うわけですよ」

太田「思うんだけどもやっぱりシャレにしなきゃなんないってことで『もーいーよ!俺のそう言うのバラすな!』ってさらにキレ気味で、だけどイラっとしてる感じなの。『(次のネタに)行って下さい!行って下さい!』その顔がまたひきつってるわけ。」
藤森「見てないでしょ!(笑」
太田「『ちょっと待ってくれよ。これはさ』『いいよ行けよ!』『行けよってさー‥』こっからもうホント生放送だってことはだんだんもう‥
ここはもうここで言わなきゃ気がすまねぇ。気持ちはおさまらねぇ。『行けよってそんな言い方で次行けねーよばかやろう』‥ガタガタガタガタガタガタ!」
藤森「なんでそんな詳しく知ってるんですか!(笑)」
太田「マイクがガタガタガタガタガタ‥そのままCM(笑)」
藤森「心情‥予想で言ってくれましたけどほとんどあってる(笑)」

見事な解説付き再現!「俺もコンビのそういうのよくわかる」って優しいですね。

中田「でも慎吾くんが若干やさしいなと思ったのは『次のハガキいけねえよ。行って下さいって言えって! 』『行って下さい!(怒)』」

怒りながらも思わず素直に従ってしまう様子の再現に、かわいいーwと爆笑のスタジオ。

柴田「で、どうしたの?CMあけたあと。」
太田「CMあけたらすごくトーンが低くて『どうもすいませんでした‥』って(笑」
藤森「言わなくていい!そこは恥ずかしいから!」
柴田「怒られたの?」
藤森「CM中にとりあえずいったんブースを離れてくれって言われて僕がいったん外に出て」
中田「ディレクターさんとかに『で、君たちはどうしたいんだ?』って言われて『ちゃんとラジオやりたいです‥(泣』」

「こども!(笑)」とまたスタジオ爆笑

太田「すぐ仲直りして(笑)」
中田「『じゃあちゃんとやろうね』って言われて『本当にすいませんでした』って(笑)」

もう何年もたちましたが、いまだにネタにされるこの事件。
オリラジを語る時に絶対に外せません。何度ネタに使われたんだろう(笑)
そもそもこの時に険悪な空気になったのは『藤森が童貞卒業時期を長年騙していたことが発覚したから』というますます他人からはどうでもいい理由もあったりして、どっちにしろ原因はくだらないことですが、ふたりが当時置かれてた状況とかとりまく空気とかいろいろあったんでしょう。
不仲説の根拠にされるのには「ちがうぞ!」と思いますが、逆に今後もいい武器として使えるんじゃないかなと思います。

追記

あっちゃんの当時のブログ。太田さんへの憧れと漫才への思い。熱いです。

昨日は日テレの特番で9時間という長丁場の収録。恐れ多くも、豪華メンバーに混ざって参加。そこで爆笑問題の太田さんに話しかけていただいた。

「お前らラジオでケンカしただろ?あれ、聴いたんだけどさ、笑っちゃったよ。最高だったよ。」

本当は隠しておきたいことだけど、僕は、太田さんに憧れている。

高校時代から、ずっと爆笑問題さんのラジオを聴いていたし、いろんなラジオを聴く中で一度だけラジオにハガキを送ったのも爆笑問題さんのラジオだった。読まれたときの感動と興奮を今も覚えている。聴いていて手が震えた。

その太田さんが、僕らのラジオを聞いて爆笑したと言ってくれたのは最高に嬉しかった。ハガキが読まれたのが高校三年の秋ごろだったから、あれから7年たつ。たとえそれがケンカというハプニング的なことであろうと、とにかく太田さんが嬉しそうにほめてくれたことが、うれしかった。

今、笑っていいともで同じ曜日のレギュラーとしても参加させていただいている。他の人によく「爆笑問題さんと同じ曜日だと大変だろ。」と言われるが、僕は幸せでたまらない。

もちろん、大変だし、うまくいかなくてくやしい思いばかりしているけど、僕は憧れの人を至近距離で見れているのだ。そして、一緒に番組ができているのだ。この幸福な時間がいつまで続くかわからないからこそ、必死で何かを残したい。そういつも思っている。

僕が爆笑問題さんを心から尊敬しているのは、あれだけのキャリアで、かつあれだけの忙しさの中、ずっとずっと漫才を続けていることだ。それは生半可なことではない。爆笑問題さんほどの地位を築いていて、さらにネタを作り続け舞台に立ち続けている人なんてそういない。

「忙しくて、漫才とかネタとか作る暇ないだろ。」

と、よく言われる。僕らは、バラエティでも新人のぺーぺーで、正直そっちを頑張るだけで目が回っている。でも、爆笑問題さんを見ているとそんなことが言い訳でしかないことをいつも思い知らされるのだ。

追いつきたい。そしていつか超えたい。

だから、漫才をずっと続けていく。そういう決意ができた。

いつか太田さんに「お前らの漫才、最高だったよ」と言われる日が来たら、それはどれだけ嬉しいことだろう。

どんな状況になっても、あの人たちのように漫才を続けていくことができたら、人を笑わせ続けることができたら、僕は自分のことを好きになって死んでいける気がする。

誇り高い人生を生きたと言って死んでいける気がする。

その日をあきらめたくない。
http://oriental-nakata.laff.jp/blog/2007/09/post-bbd2.html