精神科医が分析!『名越先生が中田敦彦を丸裸!』レポ(2/22)

精神科医名越康文先生がオリラジあっちゃんを分析!という大変興味深いライブでした。
内容濃密すぎてまとめきれてないですがご容赦下さい。(ちょこちょこ追記編集するかも。)また、個人の記憶の範囲の感想ですので齟齬がありましたらご指摘いただけるとありがたいです。

Twitterでのレポ、感想集はこちら。→名越先生の中田敦彦を丸裸!!(2/22)レポ感想まとめ #orhadaka - Togetter

オープニング

無限大ホールはほぼ満員。普段のお客さんに加え、名越先生の分析目当ての方も多いようでした。
MC慎吾くん登場。趣旨説明のあと名越先生を呼び込み。
にこやかに登場した名越先生に「こんなとこ(無限大ホール)に出て頂いていいんですか?」
名越先生「実はちょくちょく来てるんですよ〜‥」同様の企画イベントでチーモンチョーチュウのふたりや桜の稲垣早希ちゃんを分析したことがあるそうです。
このライブの参考情報として、事前に渡された単独ライブのDVDを見てきたという名越先生。
「ネタは中田さんが書いてるんでしょう?あれすごい面白いんだけどゾッとする感じ。オリエンタルラジオってこんなネタやるのか!と思いました。」とのこと。「そうですか?最近のネタ‥?どれだろう。」と慎吾くんも不思議そう。慣れてしまっているのかw(見たDVDは昨年単独の「絶賛再ブレイク中」でしょうか。早く見たい‥)

続いて診察される『被験者』あっちゃんの登場。このライブを楽しみにしていた様子。ただ自分は普通の人間なんで最終的に「中田さん普通ですね」と言ってもらって「どうだ見たことか!」と高笑いしてライブを終わりたいとのことw
親しい方々から聞いた情報を元に分析開始。

中田敦彦はひとりで行動するのが好き」(情報提供者:トータルテンボス大村)

ルミネの出番の間、1時間あれば喫茶店に行く。3回出番がある時は一日3回行くことも。喫茶店で日記を書くのが好き。忘れてしまうのでメモ魔。その日会った人や考えたこと、体重などすべて記録。内容は門外不出だがたまたま慎吾くんが見かけた際「モンスターハンターで○○というモンスターを倒した」とか書いていたそう。日記は2001年から書き続けているらしい。

名越先生のコメント「ド変態ですね。」中田「えー!こんな微笑ましいエピソードで??」早くもド変態認定w

なぜ楽屋にいないのかという理由について聞かれたあっちゃん「楽屋にいても心を開ける相手がいない。話しかけても5分もたない」その話し方を「バカにしてるでしょ」と名越先生にズバリ指摘される。中田「そんなつもりないんですけど、昔から知らない人にも傲慢で偉そうだと言われます。」
名越先生曰く「ルミネの楽屋の個性的な人たちの中で如何に目立つか、を考えた結果、わざわざそこから抜け出すことで目立ちたい、めちゃくちゃ自意識過剰で自分が個性的だと思われたいというあらわれ。あと鉄板ナルシストです。」座り方やしゃべり方からも分析。
名越先生曰く、10年以上続けているのは本当のメモ魔。地味で几帳面で真面目な事務屋さんの性質と、自意識過剰でナルシストで目立ちたがりという異なる側面がある。まったく違う二つの性質が内部で相克しているのでわかりにくい。
対する相方は一皮剥けば原色でポップでわかりやすい。対比が面白くて良いコンビですね、と。
テレビ的にはわかりにくいキャラは不利ですよね?というあっちゃんに「でも長続きするから一概に不利でもない」と返答する名越先生。

中田敦彦は自分のことをしゃべるのが好き」(情報提供者:初恋タロー

タカさんや初恋タローさんなど先輩といる時も自分のことをしゃべってしまう。

名越先生「結局そういう自分が好きなんでしょうね。相手の反応見ずに自分の話したいことを話しちゃう方でしょう?」
中田「たしかに相手の反応見てというよりは、自分の思っていることを話し切りたい、走り切って完走しちゃいたいタイプですね‥」他のことをしゃべっているようで結局自分の世界に入っちゃってる。自分のことが言いたいだけ。ナルシスト。
名越先生「中田さんは話していてもフッと目が座って三白眼になる。」しゃべり方の癖も指摘。

中田敦彦は閉鎖的なものが好き」(情報提供者:トータルテンボス藤田)

綺麗な夜景や街、自然などではなく寂れた人工的な廃工場や廃港などを見て物思いに耽る。
人に対してもそうで、楽屋でも自分より人見知りには自分からいける。オードリーの若林さんとか。

名越先生「そういう人を見てどう思うんですか?」
中田「興味がある。どういう人なんだろう?と知りたくなる」(仲良くなりたい、とかではないのね)

中田敦彦は関節バキバキならす」

舞台前などにマリオネットのような変な動きでよくバキバキと間接を慣らしている。枕は低い方が寝やすい。

先生曰く「虚血型」でものすごく頭脳を使ってるけど血がいかない。ストレスを首で受け止めてしまう。首が柔らかくないとダメなタイプ。
藤森「よく頭皮が凝るって言ってるもんなー」(たしかに顔も青白いし‥‥)
名越先生曰く、このタイプの人は人より性欲が強い。しかも若い時より年々強くなって行くという。
これを聞いてあっちゃんが最近お気に入りの妄想を披露。

『自分は50歳くらいで、若い女性と月に一回高級レストランに食事に行く。その女性との間には肉体関係はないのだけど、ひとつだけ「その食事の間、女性は手を使ってはいけない」という取り決めがある。なので自分はその女性が手を使わずに食事をするのを同じテーブルでじっと見ている‥』

これには名越先生もあっちゃんを指差し慎吾くんの方を見て「うわー」とドン引きw
名越先生曰く、このタイプの人は体力は年々落ちて行くのに性欲は衰えずに増加して行く。そのギャップを埋めるために変態的な欲望が強くなるのだそう。
名越先生「こういう話を聞く時は、相手の気持ちに寄り添うようになるべく相手になった気持ちで想像しながら聞くようにしているんですが‥今聞いていてゾッとしました。気持ち悪かったですw」
中田「えー?そうですか?理解できない?僕としては普通で、皆さんもぜひどうですかって感じなんですが‥」←嘘つけw

(聞いていて、相手をコントロールすることに充足を得るんだなと思いました。妄想に「契約」「決まりごと」という言葉が出てくるのも興味深い。愛情や精神的な繋がりではなく金銭もしくは権力で縛った支配関係。制約があってもどかしい感じ、不安定な感じ、焦そう感に性的欲求を掻き立てられドキドキするタイプなのかなと。)

中田敦彦ははまるとトコトンはまる」

アナウンサーの安住さんに興味を持ち、安住さんがパンダに詳しいということを知るとそれに対抗してペンギンを調べて詳しくなろうとする。

名越先生「どうして興味を持ったんですか?安住さんになりたいんですか?」
中田「なりたいというか‥安住さんはアナウンサーの中ではかなり奮闘されているので、どういう所が魅力なんだろうと思って、良いところを取り入れたくて。」
名越先生曰く、安住さんが異性だったら惹かれたのでは?と。安住さんちょっと子どもらしい明るさやほっと安心できるところもあったりする。人間は自分にないものを求める、補い合う関係だから、とのこと。

その趣味にハマるのはだいたい一ヶ月くらい。そのたびに毎回楽屋などで熱っぽく語られる!という慎吾くんからのクレーム。「もうずーーっとですもん!圧というか熱気がすごい!」
名越先生曰く、本当に好きだったらもう少し長く続く。人間の周期は三年くらい。すぐやめちゃうのは本当にその対象に興味を持っていたというより『それを好きになってのめり込むそういう自分が好き』なんですよ、とここでもまたナルシストぷりが明らかに。

(以前セカハテライブで、バッドボーイズ佐田さんが『敦彦はドラゴンボールのセルのように相手からなんでも吸収しようとするから怖い』と言っていたのを思い出しました。自らに欠けている所を取り込もうとする。とても良いことだけど、謙虚に学ぶというより盗んで取り込もうとするような姿勢なので、相手に警戒されるのかなと。うーん‥リスペクトが足りないのかな?以前フットボールアワー後藤さんにも「お前は設計図見にきてるだけや!企業スパイに愛はない」と言われてましたね。)

中田敦彦は女性にプライドを傷つけられると怒る」

『バックトゥザフューチャー2』でチキンと言われ激怒して命を落とした主人公マーティのように、何かの拍子に怒りが抑えられない時がある。そんな自分が嫌だし、それが原因でいつか自分も破滅してしまうんじゃないかと怖い。自戒のためたまにバックトゥザフューチャー2を見返しているというあっちゃん。

中田敦彦はタカに誘われると来るが初恋タローが誘っても来ない」(情報提供者:初恋タロー

名越先生「なぜ行かないんですか?得るものがないから?」
中田「得るものがないってことはないんですが、時間を有効に使いたいというか…」
名越先生「そこまで言って許される相手なんですね(笑」
中田「そうなんです!」嬉しそうなあっちゃん。

(これでああー、と思ったのは、あっちゃんは『無理な依頼や失礼なことをしても相手が許してくれる』ということをもって相手の好意や愛情を確認しようとしてるんだなーと。 だから好意を持ってくれてる相手には強く行ける。相手の度量と愛情を試したがる、ちょっとめんどいタイプ‥?w)

中田敦彦は相方の藤森慎吾のことを自慢する」初恋タロー

他の先輩とかと話してる時に慎吾のことを悪く言ったことが無い。自分から自慢話をしたりはしないが、聞かれたら「あいつはすごいと思う」などと話したりはする。

藤森「そうなんですか?嬉しいですね!」名越「騙されてる!」藤森「ええ!?」盛大にずっこける慎吾くんw
名越先生「口だけです。妻に手を出したりするダメ亭主が酔っ払って他人の前で『アイツを幸せにしてやりたい』と泣きながら言うようなもの。」ひどーいw

中田敦彦は彼女ができると影響されやすい」

服の趣味から生活リズムから彼女にあわせて変わる。支えてくれる人がいないとダメ。居る時はおだやか。

名越先生「こういう人は同性には心を開かないけど、その日あったばかりの異性に一番の秘密を打ち明けたりしてしまうタイプ。ただ、いったんいらないなとなったらえぐい振り方したりします。」

美意識を何よりも大事にするというところが三島由紀夫に似ている、という名越先生の指摘にあっちゃん「ピースの又吉さんにも同じように言われたことある」名越先生「あの人が三島由紀夫だって言うなら間違いないです」美意識の塊だった三島由紀夫切腹での自決は彼にとっては最高の死に方だったのかもしれない。「僕も切腹するかもしれないんですか?」「それが最高に自意識を満足させてくれると思ったらそうするかもしれないですね」
「このタイプの人は自分が弱いということを知っているので心を開きたくない。他人を近づけたがらない。」
(たしか昔、どんな死に方をしたいですか?っていう質問にあっちゃんは『数万人の大観衆の熱狂の中、かっこいい言葉を絶叫して死にたい』みたいなこと言ってたのを思い出しました。それまるきり美意識のトリコ。ナルシスト。ロマン。やっぱり三島由紀夫の死に様だなと‥。)

名越先生の中田敦彦総括【ロマン人間】

普通の生活に満足できない。安定した生活が続くと我慢できなくなって自ら破綻させてジェットコースターのような浮き沈みを求める。

自分では秀吉と利休がいるようだと思っている、と自分を分析するあっちゃん。「ド派手な黄金の茶室を作りたい!と思う時もあれば、黒の茶碗が美しい‥と内に内にこもって侘び寂びや真理を追求したい時もある。両方が雨季と乾季のように繰り返しやって来る。でも秀吉になってうわーっとやった後は自分が大嫌いになる。」
名越先生「疲れませんか?」中田「もうへとへとです。」
どうすればいいんですか?と聞くあっちゃんに、名越先生「自分がどうしたいかです。」「自分がどうなりたいのか。どっちの道を選びたいのか。周囲の人と信頼関係を築いてうまくやって行きたいと心から思っているのか、それとも我が道を進んで自分のしたいようにやりたいことを追求するのか。両方はダメ。どちらかしか選べない。」という名越先生に「どっちも自分の中にあるんですよ‥」と煩悶するあっちゃん。
「主軸をどちらに置くか。」ふたつの生き方の間で揺れてるあっちゃんが小声で「幸せによりよく生きる方法を知りたいです」みたいなこと言ってたのと、それを聞いた名越先生の笑顔がすごく印象的でした。

(すごく個人的には「ビジネス秀吉で、内面は大人な利休」の状態になるのが幸せへの近道じゃないかと思った。あっちゃん的にも周囲的にも。周りを振り回し続けると周囲を幸せするのも自分が幸せになるのも難しそうなので。理解者に恵まれれば不可能じゃないとは思いますが。)

名越先生「付き合うの大変でしょ」と慎吾くんに何回か言っていて「そーなんですよーわかってくれる人いたー!(泣」と返したりする慎吾くん。でも最後は「振り回される相方が大変ですよ。」という名越先生に
藤森「まぁ‥付き合い長いですからだいたいわかりますけどね。結局僕しかいないんじゃないかと。」
(この「結局僕しかいない」自分が一番の理解者!っていう言葉がなかなか味わい深いなと思いました。慎吾くんはあっちゃんのことをいつも否定しない。たしかに「変わらなきゃ!こんな俺はダメだ!」ってあっちゃんが言ってる時に「俺はそれでいいと思うけどね」って言い続けて認め続けてるなーと。オリエンタルラジオの共犯者チックなところを感じる部分。)
この言葉に会場、おおー!とどよめきw 「さすが‥」最後は慎吾くんが理解者っぷりをアピールして終了でしたw


名越先生が気さくで鋭くてナイスガイすぎた!濃密すぎて1時間じゃ足りない!と思ったライブでした。
ファン的には、『隠された一面が明らかに!』というよりは「なるほどねー‥‥」という感じでいちいち頷ける、納得できることが多かったです。カメラが入っていたので見ホーダイで配信あるかもしれません。また見返したいなー。
とても興味深いライブでした。次回は慎吾くんでぜひ!見てみたいです。


毎日トクしている人の秘密

毎日トクしている人の秘密

[rakuten:hmvjapan:11774683:detail]

ライブ終了後に名越先生にサイン頂きました!わーい!