青春を手に入れるまでの物語「芸人前夜」感想

ひさびさ更新。書籍「芸人前夜」の感想です。

「芸人前夜」は 2009年9月の創刊号から2012年1月まで雑誌「マンスリーよしもとplus」にて連載 *1されていたオリラジ中田さんの自伝的小説を書籍化したものです。
 芸人を目指し、相方と共にNSCに入学し、同期の中でナンバーワンになり、世間に見出されてデビューと同時にトップスピードで走り出すことを余儀なくされる直前までが描かれています。

 連載が始まった2009年はレッドシアター全盛期。*2
対するオリラジはデビュー直後に各局でゴールデン番組のMCを任されるという異常な売れ方をしていたブレイク期が終わり、同期・若手勢を率いて筆頭をつとめていた「鬼のワラ塾」も終了。「いいとも!」やCS(M−on!TV 帯番組「おいでよ!ドレミの森」)でのレギュラー番組こそあったものの、その他の出演は地方番組(東北放送「このへん!トラベラー東北編」)程度という低迷期。*3

 先が見えず将来を考え芸人目指してもがいていた大学時代のあっちゃんと、芸人としてこれから生き残っていくためになんでもやる!とありとあらゆる手段を模索していたこの時期のあっちゃんが重なります。
 オリエンタルラジオNSC同期の中で頭角を現し、在学中に2004 M-1準決勝まで進み、JCAとの対決ライブや同期トーナメントで好成績をおさめ、オーディションでTV出演が決まり、快進撃していく展開と同期するように、この小説の連載中にオリエンタルラジオはチャラ男ブームで再ブレイクを果たしました。

 目指しているものを実現するために情報を集め、状況を分析し、いくつも策をめぐらせて努力する。それ自体は納得できる普通のやり方なはずなのに、あまりにも論理的で赤裸裸でなりふり構わなさすぎるせいで普通じゃなくなってしまうというおかしさがあっちゃんの持ち味で、昔からずっと変わらないんだなと思わされます。
 でもエピローグの「あの頃の自分」と「今の自分」の対比を読むと、成長して確実に変わった部分も見れて、ああ良かったなぁ、いろいろあったけど良い時間の過ごし方をしてきたし、頑張ったら結果や成果はついてくるんだなと幸せな気持ちになって安心します。

 エピローグであっちゃんは「芸人になってからの約10年間が僕にとっての青春だった」そしてこの本の出版は青春との決別である、と述べています。
今年2014年、オリエンタルラジオは芸歴10年目に入ります。芸人としての青春の時期が終わり、これからは夏の時期。
新しい季節を迎えたオリエンタルラジオががどうなっていくのか、ますます楽しみになる本です。

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

鬼のワラ塾 赤 [DVD] 鬼のワラ塾 黒 [DVD] HOME TOWN 宮城編 初回限定生産このへん!!トラベラー 日本全国6大都市スペシャルDVD BOX!
( 雑誌掲載時との差などは別で書く予定)

↓相方もレビューで応援☆

http://www.amazon.co.jp/review/RHJTWWZ2NRCFW/ref=cm_cr_pr_perm?ie=UTF8&ASIN=4847091809&linkCode=&nodeID=&tag=
By 相方の藤森です
レビュー対象商品: 芸人前夜 (ヨシモトブックス) (単行本(ソフトカバー))
相方がレビューを書けと懇願してきたのでかきまーーす!
この本の1番いいところは、相方の僕がいい奴に描かれてて好感度がアップしてるとこです。やたらと比喩が多いとことか、カッコイイ台詞吐いたりと相方が気取って調子こいてるとこは少しイラっとします!
が、今年1番笑いました!

*1:当初は見開き2ページを毎月違う芸人さんが書く想定の企画だったのですが気付いたら連載化していたのだとか。

*2:マンスリーよしもと創刊第二号の特集も「総力特集爆笑レッドシアターコントの未来」

*3:しかしその分ライブがたくさんあり単独「我」ツアーで各地まわったりM−1に挑戦したりとファン的には何かとアツい時期ではありました。テレビゲスト出演も爪痕残そうと毎回毎回が真剣勝負の背水の陣的だったし。

「芸人前夜」雑誌掲載時との違いなど

 書籍と雑誌連載時との違いなどマニアックな情報整理メモです。

「芸人前夜」の紹介エントリはこちら→青春を手に入れるまでの物語「芸人前夜」感想 - Sugarsの日記

イラスト

 連載時は毎号自作のイラストが入り、Twitterでそのイラストを元にした塗り絵企画が開催されていたりしました。
参考URL: Twitter塗り絵企画 - オリエンタルラジオ@Wiki - アットウィキ
今見ると懐かしい!優秀作がたくさんでレベル高かったんだこれが!

構成の違い

雑誌連載時の章は下記の通りです。

vol.1 「軍艦島
vol.2 「赤い男と青い春 前編」 
vol.3 「赤い男と青い春 後編」
vol.4 「導火線に火をつけろ 前編」
vol.5 「導火線に火をつけろ 中編」 
vol.6 「導火線に火をつけろ 後編」
vol.7 「NSC 前編」
vol.8 「NSC②」
vol.9 「NSC③」 
vol.10「NSC④」
vol.11「ねぇねぇ」
vol.12「&」
vol.13「真夜中のサイエンス」
vol.14「アイ、ワズ、パラサイト」
vol.15「恋とバットと観覧車」
vol.16「顔無しの群れ」
vol.17「衝と動」
vol.18「晴れの日」
vol.19「スタンドバイミー」
vol.20「名言集」
vol.21「格」
vol.22「徒花」
vol.23「パスタ」
vol.24「風」
vol.25 「原石」
vol.26 「左と右」
vol.27 「恐るべき、配球」
vol.28 「恐るべき、配球」
最終回「夜明け前」

vol.4の「導火線に火をつけろ」が「赤い男と青い春」のように前後編二部構成なのかな?と思いきや意外に筆がすすんだのか中編をはさんだ三部構成になったり、vol.7の「NSC前編」が、その後②③④と続いていったのも連載ならではのライブ感があったりして面白いです(笑)
vol.27とvol.28はなんでサブタイトル同じなんだよとかもきっと気にしてはいけない。

書籍の構成は雑誌掲載時から下記のように変更されています。

1.不況ネイティブの夢

vol.3 導火線に火をつけろ中編
vol.4 導火線に火をつけろ後編
 雑誌連載時はあっちゃんが大学祭で漫才ライブを開催するための出演者を地下劇場に探しに行く「赤い男と青い春」からはじまっているんですが*1 書籍では大学教授の言葉にショックを受け、お笑いを目指すようになるエピソード「導火線に火をつけろ 中編」からはじまっています。
 生まれてから大学に入るまでの生い立ちが書き下ろし加筆。

2.奇妙な補完者

vol.3 導火線に火をつけろ前編
 大学の学祭での初のお笑いライブ開催。当時のコンビを解散し一時お笑いをあきらめるが相方の藤森さんと出会って再び芸人になることを目指すまで。
雑誌掲載時にあった地下劇場での出演者探しの様子や解散を告げられ号泣するシーンはカットされさらりと短くなっていますが、お笑い好きになった経緯と、スガシカオさんについての言及、バイト先での相方藤森さんとの出会いのシーンなどが書き下ろしでかなり多めに追加されています。
「僕は不完全な個体である。がゆえに、それを補う存在が不可欠である」昔からずっと相方を探していた、というのはこのトークライブのエピソードを思い出します。

「はっとおもうよ。相方じゃなくなったら友達でもなくなるんだろ?だから俺どんだけ相方探してたんだって。
俺は相方だけをずーーっと探してたんだ。高校のときから。
友達いねーから弟誘ってみたり。相方にならないって弟に断られて洗面所の前で『何で俺の相方なんねーんだよ!』ってキレて。
高校時代も仲いい藤原ってやつに相方ならないか?って言って『俺はならない』って言われて。
大学で川口が現れて友達になって『相方になるか?』『なる』って言われて、でもそれで『俺は相方をやめる』って言われたらもう会わないの。」

「で、慎吾なんだな。ずーっと相方だけを探してたのかもしれないって思った。」
無限大トーク(4/3) あっちゃんの『相方を捜す旅』(&ボンバーマン) - Sugarsの日記

(川口→スグル(連載時)→武智、藤原→湯川(書籍時)、と変更されています。)

タイトルの「奇妙な補完者」について、ブレイク時に出版した初のエッセイ集「東京R」でも同じような言及がありました。

慎吾くんの誘いにより再び芸人を目指す事を決意するあっちゃん。このあたりのふたりのやりとりは何度読んでもなんともむずがゆいというか甘酸っぱくて好きな部分ですw
せ、青春…!って感じ。こちらも東京Rに記載があるのでファンはあわせてチェックをお勧めします。

東京R

東京R

3.烏合の巣窟

vol.7 「NSC 前編」
vol.8 「NSC②」
vol.9 「NSC③」
vol.10「NSC④」
NSCに入学するまでと、入学後の様子。
モロさんに電話してネタ見せする様子などが加筆されています。

4.禁じられた遊び

vol.11「ねぇねぇ
vol.13「真夜中のサイエンス」
vol.15「恋とバットと観覧車」
NSCでは御法度とされていた同期の女芸人と交際をはじめるまで。ぎこちなさと自分勝手さが甘酸っぱいー。
「真夜中のサイエンス」で語られるモテ理論は必見。

5.苦肉の処女作

vol.12「&」
vol.14「アイ、ワズ、パラサイト」
vol.16「顔無しの群れ」
vol.17「衝と動」
NSCのネタ見せ授業の様子と、武勇伝が生まれるまで。同級生の平井理央さんへの言及もあり。
モロさんシーン書き下ろし。
武勇伝誕生エピソードはぞくぞくする高揚感があります。

6.男の戦い

vol.18「晴れの日」
vol.19「スタンドバイミー」
vol.24「風」M−1準決勝まで
M−1の1回戦突破を目指そう!と言っていたのにあれよあれよといううちにまさかの準決勝進出。
夢だったルミネの舞台にこんなに早くのぼることになるとは!この時期の無敵感と疾走感が爽快です。

7.完全なる道化

vol.24「風」(M−1敗者復活後の同期飲み)
vol.29 最終回「夜明け前
 極めてカッコ悪い失恋のエピソード。失意のあっちゃんに慎吾くんからかかってくる電話が良い。救われます。
この電話の内容、書籍ではエンタの神様のオーディションの合格連絡になってますが雑誌連載時は「なんかテレビ出れるかもしんない」となっていて、これは実際のテレビデビューであるTBS「ゲンセキ」のこと。
 当時の映像をよく見るとホントに手に包帯巻いて武勇伝やってるんですよねwこの裏にそんなドラマが…と。(さらに細かい事いうと、包帯巻いてるこの映像は番組登場2回目の時なんで、実際の事件は初回と2回目の収録の間に起きたのだと思われる)

書籍に収録されていない部分

下記のエピソードは書籍に収録されていません

vol.20「名言集」
vol.21「格」NSC vs JCA対決ライブ。はんにゃが大将になり怒り狂うあっちゃん
vol.25 「原石」TBSオーディション「ゲンセキ」 幻の魔神ネタ
vol.26 「左と右」ニシミネキサクさん
vol.27 「恐るべき、配球」10期ライブトーナメント戦
vol.28 「恐るべき、配球」10期ライブトーナメント戦

当時の同期とのやりとりとかネタ評価とか面白いエキサイティングな部分なので残念です。
読みたい人は上記の掲載号だけマンスリーよしもとPlus購入してもいいかもしれませんね。下記リンクです。
マンスリーよしもとPLUS (プラス) 2011年 05月号 [雑誌] マンスリーよしもとPLUS (プラス) 2011年 06月号 [雑誌] マンスリーよしもとPLUS (プラス) 2011年 10月号 [雑誌] マンスリーよしもとPLUS (プラス) 2011年 11月号 [雑誌] マンスリーよしもとPLUS (プラス) 2011年 12月号 [雑誌] マンスリーよしもとPLUS (プラス) 2012年 01月号 [雑誌]

未収録の部分にかたつむり章吾さん(当時のコンビ名はマインドコントロール)とのやりとりがあるんですが、彼とはこんな因縁があったりして。
オリエンタルラジオトークライブ「無限大」(2)(11/7) - Sugarsの日記
この連載時は一時芸人としての活動を休止して実家の居酒屋で働いており、相方の林さんがひとりで活動してたんですが、連載終了後の2012年12月に無事復帰。そんなこともあわせて読むとさらに感慨深いです。

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

芸人前夜 (ヨシモトブックス)

先週オリラジファン仲間で当時のエピソードを補完しあう読書会をやったんですが、懐かしい話たくさんで面白かったです。上記の整理に時間かかっちゃってかなり話し足りなかったのでまたやりたいw

*1:vol.1「軍艦島」はあっちゃんが奇妙なメンツと旅行に行く、「芸人前夜前夜」とも言うべき番外編的な内容です

映画「ローン・レンジャー」楽しかったよ

ローン・レンジャー見てきた。ので感想メモ。
(Blog更新リハビリ中なので映画のことも書く。)

うん、楽しかったよ。特にクライマックスの15分とかね。ウィリアム・テル序曲にのせたアクション、楽しい。馬が列車の天井走るからね。コミカルだしね。


‥2行で終わってしまったのでもうちょっと書く。

ローン・レンジャー(出演者:ジョニー・デップ 監督:ゴア・ヴァービンスキー) [DVD]

とりあえず馬がスゴイ。

スゴイ馬がなぜか主人公を溺愛している。
この馬、人間生き返らせたり不思議な力を持つ精霊?らしいんだけど、
無法者の襲撃で倒れたレンジャーの中で誰かひとり選んで生き返らせる、という場面で
「第一印象から決めてました」って感じで主人公の所に行くし。
「そいつじゃないそっちバカ弟だから!こっちの出来の良い兄の方がイイでしょ!」って言われても「この人じゃなきゃイヤ!」って。馬耳東風。
大ピンチの時に助けてくれるのはだいたいこの馬。
燃えている家に閉じ込められた時、馬なのに天井に登って主人公助けに来るし。
トントと主人公が首まで生き埋めにされて大ピンチの時も掘り出しに来てくれるし。
(ただし主人公だけ助けて、別にトントは見殺しでも構わない風だったのでそこらへんドライ)
精霊なのかなんなのかよくわからないけどとにかくスゴイ馬だった。
主人公「名前決めたよ!シルバーって言うんだ。ハイヨー!シルバー!」
トント「二度とやるな」

燃えるバディもの

ローンレンジャーとトントといえば有名なヒーローとその相棒ですが、
トント「初対面の印象は最悪でした…」という感じのふたりの出会い。
列車の中で一緒に力を合わせて悪党倒したのに、カタブツ主人公はその後手のひら返してトントのこと投獄しちゃうの。ヒドイ。恩知らず。
なんやかんやで主人公がマスクつけて一緒に戦うようになった後もゴタゴタゴタゴタで正直息があってるとは言えない。
宿敵の前でトドメさすささないで延々揉めたりね。
あげく、主人公がトントを殴り倒したりね。ヒドイ。馬鹿か。
その後「僕が間違っていた…!あれが正義なら僕は無法者になろう」とか言ってようやくふたりで協力して戦うんだけど、それがクライマックスの手前という。
主人公覚醒までの遅さは「まどか☆マギカ」なみ。
でもふたりで戦ってるところはコミカルで楽しい。

最後なんやかんやで大団円のあと、主人公は惚れた女(兄の嫁・未亡人)と一緒に暮らすのかとおもいきや、街も女も捨て「これからも一緒に戦おうねー」みたいな感じで仲良く山を越えてトントと去っていく。
トントも宿敵は倒せたんだから、その後も主人公と一緒にいる意味あるのか?
いつのまにそんなに仲良くなったんだお前ら。

ジョニデの白塗り謎キャラクター

今回ジョニー・デップが演じるトントは、頭にカラスを乗せ顔は白塗りという謎キャラクター。
主人公はマスクつけてるだけで周りの人に「なんでマスク?」「なんでマスクつけてるの?(プークスクス」とかいじられまくりなのに、トントの白塗りやカラスについてはなぜかみなさんガチでスルー。ふしぎ。いじっちゃいけないオーラ出てるのかな。


何かのインタビューでスタッフの人がトントの造形について
「顔が白塗りで頭にカラスを載せたキャラクターというアイディアが浮かんだんだけど、
なぜそうしているかという根拠を作るのには苦労したよ」
と言ってるのを読んで、「そんなさらっと後付けを告白されても…!」と衝撃を受けた。
そんな苦労したトントのビジュアルの設定根拠ですが、劇中の説明がどうなっていたかというと、結局
「少年時代に起きた悲惨な事件の悲しみゆえに」くらいな感じだった。お茶濁した感!


可愛い少年が3人も出てくる。

冒頭、遊園地の西部劇展示を見に来た可愛い男の子に老トントが「キモサベ!」って話しかけるんだけど、ちょっと待ってトントには主人公があんなかわいく見えてたってことなのかしらー!(なぜかテンションアップ)
トントの少年時代とか女の子かと思うくらい美少年で麗しかった。必見。
あと未亡人の息子。銃を渡す渡さないで揉めるシーンはいらないんじゃないのと思ったけど、ブドウちょーだいのシーンとか弾丸トスとかは良かったかな。やっぱりいらなかったかな。全部削っても良かった…。

スタッフロールは良くない

スタッフロール、ジョニデのよちよち歩きの後ろ姿をえんえん見させられたのは何の罰ゲームかと思った。
きっと何か起きるはずだと思ってずっと見てて、何もなかったのでげんなり。テンション落ちた。スカッと終わらせてよ。
これから見ようと思ってる人、スタッフロールは最後まで見ずに席立ってもたぶん大丈夫ですよ。

結局…?

主人公は本当に「死から蘇った不死のヒーロー」なのか、別に死んでなくて気を失ってただけの普通の人なのか、作中では良くわからなかった。
「弾丸当たらないくらいすごいラッキー」というのはわかるけど。
それが能力によるものなのか、単なる主人公補正なのか…。
馬に溺愛される以外の能力がイマイチ不明。
トントも結局なんだったのか。特別な能力があったのかなかったのか。
悪霊云々はトントの妄想なのか真実なのか(ウサギがサソリ食べてるから自然界のバランス云々は本当なのかなー…)
語り部役の老トントはなんだったのか、モヤモヤしたまま。
(もしかしたらパンフには書いてあるのかもしれないけど、買わなかったので…)


あと主人公主人公って書いてるのは、劇中でキモサベキモサベ呼ばれてて名前が印象に残ってないからだったりする。


うん、でも、楽しかったよ。
でもちょっと長かったね。もうちょい削っても良かったよね。
サクサク爽快に見たかったかなー…。
でも、夏休みの一本としては、いいんじゃないかな。

「ちゃんとした大人が描いた温かい作品を読みたい」 「人とは真っ直ぐ生きるべきだ」

かなりご無沙汰になってしまっているので、リハビリがてらちょっとしたネタでも書いていこうかと。

2013/8/12 お願い!ランキング

新企画!東京大学漫画調査班が選ぶ!「本当に面白い漫画ランキング」〜第1巻が面白い漫画編!〜

栗山千明さんとあっちゃんがコメンテーター。
新企画で呼んでもらえるの嬉しいですね。

東京大学漫画調査班が選んだ「第1巻が面白い漫画」3位
独特な勢いのある絵柄と熱い青春ストーリーが魅力の「友達100人できるかな」について、
あっちゃん「ちゃんとした大人が描いていると感じる」
「一周回ったオトナとしては、ちゃんとした大人が描いた温かい作品を読みたくなる。

「最終的には人とは真っ直ぐ生きるべきだというメッセージを伝える作品を世に出していくべき」

あっちゃん…!アナタ…!ほんの一、二年前まで、
「読んで癒される漫画は『銭ゲバ』」
(極度の貧困から、殺人を繰り返しながら金銭と名誉を掴むが悲惨な末路をたどる主人公の話。表現の問題から有害図書指定を受けたことも。)

「人間は金と出世欲に取り憑かれている汚いいきもの。世の中は所詮そんなもの。」*1みたいなこと言ってたじゃないですか…!

大人に…なったねぇ…(感涙)
こんなこというのも変ですが、なんか、嬉しい。

少し前のメルマガにもありましたが、もういつまでも大人や世の中に反抗している場合じゃない。
世の中を動かしていくのは自分たちなんだから。

「一周回ったオトナ」って部分に、そこらへんがあらわれている、気がする。
曲がって曲がって、最終的にはまっすぐに、みたいな。

斜に構えて、青くさく、世を拗ねてる部分もそれはそれで好きでしたが、
こうやって「良いオトナ」になろうとしているあっちゃんも好きです。

ひとって面白いなぁ、と思う。

友達100人できるかな(1) (アフタヌーンKC)

友達100人できるかな(1) (アフタヌーンKC)

*1:2011年のオリラジ無限大/「別冊宝島1787 マンガ名言大全」(宝島社)

ワンセグ8ch全録サーバー、ガラポンTV導入まとめ

先日ガラポンTV参号機を購入して使い始めました。
皆さん関心が高いようで使い勝手など聞かれることも多いです。便利なんですが、デジタルモノに詳しくない人へ勧めるには注意すべき点もあるのでまとめておきます
・比較的見たい番組が明確な人(お笑いファン/音楽アーティストファン等)向けの記事です
・主としてiPhoneユーザ向けに書いてます

ガラポンTVって何

ワンセグ8チャンネル全録サーバー
・標準で8ch2週間、ハードディスクを増設すると最大で90日間の録画ができる
iPhone/iPad/Android/PCで、家の中及び外出先で録画した番組を見れる
・今やっている番組もリアルタイム(10秒遅れくらい)で外出先で視聴可能

何が良いの?

・全録サーバーなので録り逃しがなくなる!
iPhone/iPad/Androidで、今やっている番組・過去番組を外出先で見ることができる。
・キーワード検索で電子番組表、字幕検索ができて、見たい人が取り上げられているニュース番組のまさにそのシーンから再生できる。
・増設すれば全録サーバーとしてはとても長期間保存できるので、開始後しばらくして話題になった ドラマを1話からさかのぼって見れる(90日間だからワンクール丸ごとさかのぼれる)
・番組ランキングやキーワード検索の出来る専用Webが無料で使える。
・インターフェースが公開されていて公式以外のサイトもあり、特定メーカーの有料サイトに囲い込まれていない。
・お気に入りに入れておけば全録期間を超過しても消えずに保存しておける。
iPhone専用アプリに番組を最大3件保存可能で、電波が無くても視聴できる。

便利な利用方法の一例

1.現在放送中の番組を外出中にiPhoneで見る
2.録画番組の字幕データをキーワード検索し、ヒットしたそのシーンを直接再生する
3.複数個のキーワードを事前に登録し、検索した結果をPCで確認する。

ガラポンTV本体について

ワンセグなので画質はそれなりです。
・”最大3ヶ月録画”はガラポンTV本体だけではできません(ハードディスク増設が必要)
・テレビに直接つながりません。家庭内LANもしくは携帯ネット経由でPC/携帯/タブレットで見ることになります
・同時に利用可能なのは端末1台のみです。2台目がログインすると1台目がログオフされます
・電子番組表/字幕データ検索はそれほど万全じゃないので過剰な期待を抱かないほうが良いです (字幕データが無い番組も大量にあります)
・TVアンテナケーブルと(アンテナ端子をテレビ等と共用する場合に必要な)分波器は付属していません。別途必要です。(LANケーブルは付属してます)

ネットワーク設定について

・外出先で見るには、自宅のガラポンTVを外から見に来るようルータの設定が必要
 →自動設定機能もありますが、トラブった場合にはネットワークの知識が必要です。
  わかる方は下のFAQを見れば大体いけると思います。
  "宅外視聴設定(ポート開放設定)手順"
・自宅ルータに、ガラポンTVへプライベートIPの固定化設定をしないと、停電等でルータの電源が落ちた時接続エラーになる場合があります。
 →ネットワーク設定全般について、不安な方は有料出張サービスを利用されると良いでしょう。
  ガラポンTV安心パック(65,000 ガラポンTV本体と増設HDD(2TB)込み)"
  

iPhone/Android携帯利用時について

iPhone専用アプリで、iPhone本体に保存可能な番組数は3つまで。
Android版アプリは本記事の執筆時点(2013/8頭)で有志によるフリーウェアのみで、保存機能はありません。
 また、フリーウェアの動作前提としてFlashが入っている必要があります。
 (Android版の公式アプリはクローズドテスト中みたいです。それには番組保存機能も有るっぽいので今後に期待。)
・1時間番組で120MBくらいになります。携帯キャリアの電波で長時間視聴しているとLTEの6GB制約 にひっかかる可能性があります。
・録画中番組の視聴は録画済番組に比べて不安定な印象があります。視聴途中で番組戦闘へ戻されるケースがありました。
iPhoneの場合5以外はLTE未対応なので、外出先での視聴時に転送が遅いかもしれません
・携帯のBlueToothテザリング機能を利用して接続したタブレットからはガラポンTVを利用できません。WIFIテザリングならOKです。
・バックグランド再生・ディスプレイをOFFにしての再生はできません。

ガラポンTVと一般のブルーレイ全録HDDレコーダーの比較

◎:圧倒的に安価
◯:全録期間が圧倒的に長い(ハードディスク増設時)かつ、全録対象チャンネル数が8と多く、録画時間帯などの制約も無い。

<参考比較> ※価格はいずれも2013/8頭頃のもので、変動します
 ガラポンTV ワンセグ8ch全録(標準時2週間 増設時約90日間) 約4万円弱
 Panasonic BTX3000 6ch全録(約16日間)+1chシングル録画 約7万円弱
 Toshiba DBR-M490 6ch全録(約17日間 増設時26日間)+2chW録画 約11万円強

◯:番組ランキングやキーワード検索のできる専用Webサイトが無料

 ・ガラポンweb及びg256_garapon どちらも無料
 ・Panasonic Memora 315円/月
 ・TOSHIBA TimeOn 無料(パソコン用サイトではなくて単なるクラウドサービス?)

◯:APIが公開されているので特定のメーカーに囲い込まれる事なく、独自サイトやフリーウェアが開発され利用可能。
×:ワンセグなので画質は地デジ(フルセグ)に劣る
×:BDディスクへの書き出し不可
×:テレビに直で接続して視聴できない/リモコンが無い
×:BS・CSは録画不可

 (ただし、HDDレコーダーで全録対象チャネルにBS・CSを割り振った場合は地上波の録画対象チャネルがその分減るので、ただでさえ差のある地上波のカバー度がさらに落ちることになる)

×:保存番組と全録番組の領域が共用なので、お気に入り指定(保存番組化)する数が増加すると全録期間が減少する。

気になる使い方

◆自宅で入っているCATVでワンセグ録画できるのか?

自宅で直接視聴できるテレビ局が少なくてCATVに入っている場合、ガラポンTVでCATV放送分のワンセグを録画できるのか?
 →CATVが「同一周波数パススルー方式」であれば利用可能。

 以下リンクで自宅住所のCATV会社と方式を確認し、同一周波数パススルー方式なら利用可能。
 http://www.catv-jcta.jp/digital_list/top.htm

 本件の公式サイトFAQがさらに詳しいです
 http://garapon.tv/product/faq/q-digitaltv

RSSリーダーで特定芸人の番組情報を収集して、気になるものだけリンククリックして直接その番組を視聴する

 →(もう終了しちゃいましたが)Googleリーダーを用いた方法が以下リンクで
 紹介されています。
RSSリーダへの設定方法の例」
 http://rss.garapon.g256.tv/howtosetting.html

主要なリンク先

・ガラポンTV公式サイト http://garapon.tv/

・ガラポンTV用独自Web g256_garapon (α版) http://garapon.g256.tv/epg.pl
 公開されたAPIを利用した独自サイトです。
 自分のガラポンTV録画内容から過去の番組表を再現したり、ツイッターのつぶやき件数から注目を集めた瞬間を見たりと大変多彩な番組検索ができます。Flashをインストールしたandroid機なら直接利用できます。

・ガラポンTV サポートページ http://garapon.tv/gtv3help/

・ガラポンTV導入方法の動画(YouTube)
ガラポンTV導入にあたって参考にさせて頂いた動画です。
スマホで持ち出す】脅威の"テレビ8チャン録り"できちゃうんです!(1)開封
https://www.youtube.com/watch?v=mBeP0rVuKvU

【レッツら設置!】脅威の"テレビ8チャン録り"できちゃうんです!(2)設置編
http://www.youtube.com/watch?v=8nx1aJStZug&feature=youtu.be

【こりゃ便利!】脅威の"8チャン全録機"でネットみたいにTVを検索!(3)視聴編
http://www.youtube.com/watch?v=M4OuEI6znUA&feature=youtu.be

GWいろいろあった(2013版)≪中田さんなアカウント削除→鍵付き復活リム発言削除までの流れ≫

GW中にオリラジ中田さん(@picolkun)がTwitterアカウントを消去→アカウント流用によるなりすましの危険性を指摘され鍵アカで復活→発言もほとんど削除→リム祭りでフォローを絞る(藤森慎吾、福田萌、FISHBOY)
という事件がありました。

理由としては、無限大トークライブにて一応説明がありまして、
「どんなに注意して運用していてもトラブルのもとになる。注意深い先輩たちでも問題起こしていたりするのを見て怖くなった。リスクが大きい。」「新しいステージに進む一環として」
ということだそうで。

えー、納得できなーい。

と言いたいのはヤマヤマなんですが、もうなんだかんだ言っても仕方ないんで。

なんだかんだ→今後の炎上を恐れるのであれば今後つぶやかず放置すれば良いだけでは。「アカウント消したら消したでネットニュースになるからひっそり消えたい、そのためにアイコン消してプロフィール消して、フォローも絞ってじょじょにひっそり消える」と言っていましたが結局数万人のフォローを外したり発言消したり、労力のわりに全然ひっそりになっていないし…。

今後のリスクを恐れてというのも、ひとつの理由ではあると思いますが、
だとしたらアカウント消したり過去のツイートまで消すのはおかしいですよね。
Twitter閉鎖に先んじてBlogも閉鎖してしまっていることを考えると、おそらく過去の自分のパンクな一面を黒歴史として封印してしまいたいという気持ちのあらわれなのかもしれないと考えてしまいました。
閉鎖すれば、とりあえず一般の人からはアクセスできなくなりますから。
Twitterをはじめたときアカウントが「ピコル君」(過去Blogで発表していた自作小説の主人公)*1だったのが結構びっくりしたのですが、
今回を機に過去の自己イメージ「ピコル君」から卒業して、大人の「中田敦彦」として再出発したかったのかなと思います。
そうか、中田敦彦はもはやピコル君ではなくなったのね…と思うとかなりしみじみ。

新たなステージに進むためと言うのもわかるけど、「ビフォアBlog/Twitter削除ファン」「アフターメルマガのみファン」で得られる情報の量も質もぜんぜん違うのも事実。
残念だし寂しいけど、数々の事件、伝説、武勇伝はコアなファンの記憶にのみ残り続け、やがて消えて行くんですかね。

とはいえ、Twitterの発言は消えてしまいましたが、ネットのいろいろなところには断片が残されています。(Togetterなど)
発言をふぁぼっていた人は、http://favolog.org/ などで検索すれば多くの発言は見れるようですので郷愁にひたってみるのもよいのではないでしょうか。

しかし「○○収録しました!」の情報がなくなるのがとっても痛い!
優秀な我らがテレビ出演情報解析班の方々も、本人ツイートを手がかりに番組名や出演日を割り出していることが多いので、情報源がなくなると大変です。見逃しが多くなる…
今後、慎吾くんの収録情報つぶやき増に期待するしかないんですが、それでもあっちゃんピン出演はわからなくなるか…。
あっちゃん、メルマガで収録情報書いて下さい!!(切実)

関連エントリ

他にもいろいろありました。仕方ないなぁと思いつつもやっぱりとっても残念です…。
Togetter読み返してふりかえってみようかな。

奇しくもあっちゃんがアカウント閉鎖した同じ日に、リンカーンの企画でダウンタウンの松本さんやさまぁ〜ずキャイ〜ンTwitterをはじめるという出来事がありました。
そのうち考えなおしてまた戻ってきてくれたりするのではないかなという気持ちも少しあります。
もしかするとその時は、ID名が「picolkun」ではなくなっているのかも。*2

*1:読んだ時の感想→http://d.hatena.ne.jp/Sugars/20091029/p1

*2:ちなみにID変更の際は、旧IDが悪用されないように再取得しておくなどの注意が必要。

タカトシの新ネタやろうぜ!〜第五章〜

普段テレビに出てなかなか単独ライブが出来ない芸人たちが新ネタを披露するためのライブ。
5回めとなる今回も豪華な面子です。

出演:タカアンドトシ/バイきんぐ/パンクブーブー/ロバート/平成ノブシコブシ/はんにゃ/オリエンタルラジオ

タカトシさんの呼び込みでトップにオリラジ、続いてはんにゃ…と芸歴順に舞台に登場。 はんにゃが入ってくる時に顔をしかめつつズクダンゲームの手の格好をするオリラジwはんにゃも隣で同じポーズ。(共演久しぶりな感じ!)
バイきんぐが呼び込まれた時はパンブーが小峠さんの後ろで照り返しがまぶしー!というポーズ(笑)

ネタ順抽選

毎回ネタ順を抽選で決めるこのライブ。芸歴順にくじを引いていくのだけど毎回最若手ということではじめに引くオリラジは今回も真っ先に抽選箱に向かう。(はんにゃも同期なんですけどねー。前回のフルポンゲストの時もしれっとオリラジが先に引いていたw)
「慎吾毎回いいところ引くからなー」と声をかけられつつ今回5番をゲット。まずます。続いてはんにゃが4番を引く。
ノブコブ2番、ロバート3番と引いていって、1、6、7が残り、
「毎回最初と最後が残るんだよなー…」とどんどん浮かない顔になっていくベテラン勢。
「今日はホントに(トップやトリは)ダメ!ホントにダメ!」と抵抗する純さんと、「オレ…いまお客さんに見せていい顔してる?大丈夫?」と引きつった表情の佐藤さん(笑
結局パンブーが6番を引き、またしてもトップとトリが残る事態に。 佐藤「この箱のなかに人いないよね?ちっちゃいおじさんがいて1と7のボール最後に残そうとしてるんじゃないの?」想像したら笑えるw
抽選の結果、トップがゲストのバイきんぐ、トリが主催者タカトシに決定!
あまりのことに顔を覆う小峠さん。MCトシさんに「コントは準備がありますからね。もうハケてください」と促されるも、いっこうに足が袖に向かわないw
小峠「だって引っ込んだらもう、次出てくるときコントしなくちゃいけないんでしょう…?ヤですよ…!」トシ「現実を見ろ!(ビシッ」(笑)
結局小峠さんは西村さんに肩を抱かれつつ、重い足取りで退場していきました。

1.バイきんぐ「質屋」(5分21秒)

  • 紹介Vはネタ作り風景。何にも浮かばねーんだよなー…と壁や机を楽器のように叩きまくる小峠さん。「そういうネタができたんじゃなくて…?」と不審そうに返す西村さん。
  • 腕時計の査定依頼。最初は二束三文の額だったのが実は…。小峠さんのツッコミの言葉が本当に天才的。途中の展開に悲鳴。質屋のトップとは!?ラストデイズって??引きこまれた。

2.ノブコブ「遊園地」(6分33秒)

  • 紹介Vは今やってるネタについての話をする二人。「ビンタのところ、正直それほど盛り上がらないし、一日3ステとかやると記憶飛んじゃう…」と徳井さん。吉村さん「お前がそんなこと言うの珍しいな!」
  • 遊園地の漫才をするはずが油淋鶏に。歌を歌うが様子のおかしい徳井さん。3回同じくだりをやって完全に壊れる。あとはお客さんがなんとかして下さい!と相方見捨ててハケる吉村さんに客席\エー!?/笑ったw
    • 反省会で、「途中で『ちゃんと練習通りやればいいんだよ!』とか裏話っぽいくだりがあったからリアルな空気になって『本当にネタ飛ばして3回同じくだりをやっているのでは…』と思ったお客さんもいるのでは」と吉村さん。
    • 徳井「そんなわけないじゃないですか!ネタ飛ばして3回も同じくだりやる*1とか、病院行ったほうがいいです!」→黒瀬「お前はありうる!サイコ野郎じゃねーか」
    • 吉村「かぶせが思ってたよりあんまりウケなかったなー。油淋鶏とかネタ合わせでハマってふたりで腹抱えて笑ったのに!」
    • 結果的にセリフ飛んで相方置いて自分だけ逃げて帰った形の吉村さん…。お互い恐ろしくなってテンパったとかw「袖に戻ったら、もう舞台に戻れない雰囲気でした!」
    • あの終わり方はどうだったの?と聞かれ、本当は「サンキューでーす!」と言って終わろうと思っていた、という徳井さん。しかし「なんか慎吾のを盗んだみたいな感じになる」し、「それでは終わった感じにならないんじゃないか?」と思い、結果『いきなり普通に戻って「ありがとうございました」と言って去る』終わり方にw
    • どういう終わり方が正解だったんだろうなー、と考え「吉村が戻ってきて、『いつまでやってんだ!』と連れ帰ったら良かったんじゃ?」とタカさん。客席から\ああ…/という納得と同意の声(笑

3.ロバート「映画公開PRコメント」 (13分30秒)

  • 馬場さん演じる45歳映画監督とクリント・イーストウッド好きな3歳幼女秋山さんがガチ口論。間に挟まれ翻弄される山本さん。100パー下らない…!でも大好き。幼稚園のお友達のキラキラ?ネーム?がきょうどうくみあいちゃんとかばすまじくりんちゃんとかすごい。
  • 毎回そうだけど女装の秋山さんが出てきた時のインパクトがすごい。そして演じてるのが幼女の役だとわかった瞬間会場から悲鳴に似た笑いが(笑)キモチ悪いけど妙にリアルでどこかにいそうで笑えるすごく絶妙なライン。

4.はんにゃ「陶芸家お宅ロケ」(7分21秒)

  • 事前Vはネタ打ち合わせで「川島が金田に偉そうな態度で演技指導する」というもの。もちろん「そういうボケ」だと思うんだけど会場は「え、はんにゃこんななの…?」という微妙な空気になっていた気がした。
  • 気難しい陶芸家金田の家にやってきた芸人レポーター川島。抑えた調子でブチキレる金田さんの演技は普通に演技うまいなと思ったけど怖いw はんにゃのイメージじゃなくて笑いが少なかったのかな。後半は効果音うまく使ってて笑いあったと思ったけど本人たち的には不満足だった様子。「実はそれ自体川島に仕掛けられたドッキリでした」みたいなオチかと思っていたらそのままドタバタがエスカレートしてなんだか不思議な感じで暗転して行きました。シュール…?ミステリアス?「世にも奇妙な物語みたい」とコメントされていた(笑)
  • 反省会で「どうだった?」と聞かれ、「逆にどうでした?」と聞き返しちゃう金田。「なんか泣きそうな顔で帰ってきたけど(笑」と先輩たちにバラされるw 後半の音でたたみかける感じやオナラの効果音、練習の時はふたりでお互い笑っちゃうくらいウケてたネタだったそうですが、今回はあまりにもウケないもんだからびびって短くなってしまったと(^^;新ネタは怖いですねー。

5.オリラジ「ドライブ」

  • 面白かった!あっちゃんが慎吾くんにドリンクホルダーやって!カーナビやって!と無茶な要求しつつふたりで伊豆にドライブ。「内容端折りすぎもう少し前からやって!」と言われ芸人なる前の大学時代まで戻ったり。見ててホンワカあったかい気持ち。この人達こんな見て幸せになる感じの漫才やってくれたっけ?wと嬉しくなりました。
  • 年々確実に漫才うまくなってるなと思うわけです。今回も良かった。「知らない人の声だとびっくりしちゃう、慎吾の声でカーナビして!もっと真剣に!」とか「車の種類なに?色は?」とかいちいちめんどくさいあっちゃんに突っ込みつつも基本的には甘い慎吾くんが、なんというかうまく噛み合っててよいなぁ、ふたりのカタチだなぁと。あっちゃん「行きたいところ?THE MANZAI決勝だろ!」の顔も良かったw
  • 反省会で、あまりの忙しさに「ネタ作る時間がなくて昨日一昨日くらいで作った。全部できたのは今朝の8:00」という即席ぶりに会場から驚きの声が。公演前日は「キス濱」の過酷な長時間ロケだったそうで、テープチェンジの合間に急いでネタ合わせしたりしていたそうです。大変!コンパクトに作ったにしては結構ウケてましたね〜と本人たちも笑顔でした。
  • 空き時間に中田新居に初めて訪問したという慎吾くん。なんでも中田家のリビングには奥さんの大きな写真が飾られているそうです…(その横にはオリエンタルラジオふたりの写真も!)てっきり『奥さんや自分たちコンビの写真を飾るなんてイタイ!』という話かと思ったら、「それがすごく良くてー」とベタ褒めの慎吾くん(笑)中田「リビングのインテリアとか褒めてくれてwこいついいやつだなーって…」相方同士でただ褒めあうという。微笑ましいです。タカさんも「俺も、中田の家に行った時に見て、『いいなコレ…』って」なんとタカさんも、触発されて奥さんと撮った写真を自宅に飾っているそうです(笑)

6.パンブー「子供の名前→生き別れの親」

  • ロバートとまさかの子供の名前ネタかぶり。(黒瀬「やばいと思ってすぐカットしたもんね!」)後半の生まれてすぐ捨てられた親との再会ネタはかなり好きな感じでした。面白い。

7.タカトシ「子供」

  • 出産に立会い、名前や成長など全くボケず良いパパトークを続けるタカさん。「ボケろよ!頼むぜ…」途中からは今のままじゃ子供がいじめられるから…と漫才スタイルを変えようとあれこれ提案。最後伏線回収してきれいに終わり。トリにふさわしいさすがの貫禄でした。
  • ラストは恒例のタカさんのカラオケで終了。出演者から「このくだりいる!?もう1組ネタできたでしょ!」と言われながらも「タカがどうしてもやりたいって言うんで…」と優しいトシさん。1番まるまる熱唱するのを見守り、2番もいくぜー!のタイミングでお約束のツッコミ。タカトシ良いな〜!

次回は6/29(土)会場も日本青年館と規模が大きくなり、出場組も多くなります。
タカトシ、パンブー、ロバート、 博多華丸・大吉アンジャッシュ、ナイツ、ノンスタ…チャンピオン何組出るんだ!豪華!
チケット発売中です。必見!

タカアンドトシプレゼンツ 新ネタやろうぜin日本青年館
2013/6/29(土)17:00 開演 ( 16:00 開場 )
会場:日本青年館 大ホール (東京都)
[出演]タカアンドトシ / パンクブーブー / オリエンタルラジオ / ロバート / 博多華丸・大吉 / アンジャッシュ / ナイツ / NON STYLE / 原口あきまさ / 他

Togetterの感想まとめはこちらです↓

*1:ネタ飛ばしたかのように演技して観客を凍りつかせるネタはカリカもやってたなー…と懐かしくなりました