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2006-12-22

[]黄金の銃が宙を舞う

映画版007シリーズの第九弾……になるのかな。レンタルビデオに行ったら、よりによって『ダイヤモンドは永遠に』と『死ぬのは奴らだ』がレンタル中だったんで、これを借りました。おかげでショーン・コネリー最後のジェームズ・ボンドのおあずけを食らう感じになってしまい、同時に、ロジャー・ムーアの最初のジェームズ・ボンドのおあずけも食らうカタチになってしまいました。非常に残念。そんなわけで、ちゃんと感想を書けるのか非常に不安であります。やっぱり作品は時系列で見るのが一番だなあ……なにはともあれ、007シリーズの第九弾、『黄金銃を持つ男』であります。黄金銃……せめて、間に“の”くらい入れれば良いのに。黄金銃……黄金の銃……なんか響きが微妙……まあ良いや。置いとけ。

ジェームズ・ボンドの所属する、毎度お馴染み英国諜報部にあるモノが送られてきた。そのあるものとは黄金のピストル弾で、そこには“007”と彫られていた。黄金のピストル弾が示すもの……それは、黄金の銃を扱うと言われている殺し屋、フランシスコ・スカラマンガの存在である。どうやらこれは、スカラマンガによる挑戦状。そこで自ら調査に乗り出したジェームズ・ボンドは、後に太陽エネルギー開発の鍵になるソレックス・アジエイターを巡り、スカラマンガと対決することになる。

いやー……『ダイヤモンドは永遠に』と『死ぬのは奴らだ』でナニがあったんでしょうかね。これまで硬派な印象の強かった007シリーズが、思いっきりコメディ色の強い映画になっていました。前作『死ぬのは奴らだ』に出演していたというペッパー保安官もそうですが、今作のボンドガールであるグッドナイトの頭がパッパラパー過ぎて仕方ない(笑) ボンドに会った瞬間から色目を使い、仕事のために会った女に嫉妬し、敵の車に発信機を仕掛けようとして逆に捕まり、敵地では呑気にビキニを着て遊んでいる始末。もう、絵に描いたように最悪な女(笑)これはもうコメディ映画と言っても良いんじゃないかってなくらいに笑えます(まあ、これまでの007シリーズのボンドガール的な要素は、スカラマンガの愛人であるアンドレアが受け持っていたので、プラマイゼロか?)。何故か全裸で泳いでいるアジア系の女性にも目を奪われたりします。良いのか、こんな007映画で。それ以外にも、敵地の警備を相撲取りがやっていたり、改造した車が空を飛んだり、女子高生が戦ったり(ちょっと制服が透けてブラが見えてる♪)。もう、徹底的にコメディでしたよ。

そんななか、ギリギリ007映画としての緊張感を保ってくれたのが、今回の悪役であるスカラマンガとニック・ナック。悪役でありながら哀愁が漂い、どことなく「実は良い人なんじゃないの?」と感じさせられるスカラマンガは、これまでに見た007の悪役の中でも実に良い悪役っぷりを見せておりました。そして、悪役として必要な意地汚さと胡散臭さの部分を、小人のニック・ナックが上手にカバーしていたように思います。なんだかんだで良い悪役コンビだったんじゃないかなー。あまり007シリーズの中でも評価されていない作品らしいのですが、いや、僕は好きでした。これまでのシリアスさは無かったですが、ちゃんと制作陣がコメディ的なものを作っていると意識しているということが、しっかりと読み取れたので。良かったんじゃないかなー、と。そう思いますね、はい。

さて、この次の作品は『私を愛したスパイ』だそうですが……えーと、先に『ダイヤモンドは永遠に』と『死ぬのは奴らだ』を見なくちゃ、話にならないですな(笑) そんなわけで、今度こそ、この二本をレンタルしたいと思います。借りるな! 僕以外は借りるな!(理不尽)

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