NOT FOUND −跡地−

2008-05-31

[]芋を洗って出直したのだ

芋洗坂係長が、自身の替え歌を“空耳”と称しているのは、サビ部分の「ジンギスカン!→人事課!」「ボラーレ!→ボラれた!」を効果的に見せるためだけの手段である。だから、空耳である・ないは大した問題ではないのだ。気にせず、今日も“確実に”楽しめば良いのである。

[]「よゐこ」有野晋哉が肺膿瘍で休養(芸能速報ニュース)

ゲームセンターCX』以前の有野は間違いなく、地味でパッとしない芸人だった。たまに面白そうなことを言ったり、アイドルオタクとしての片鱗を見せることはあったけれど、それほど前に出ることなく、他の芸人たちの中で埋没するタイプの芸人。それが、有野という芸人だった。少なくとも、僕の中では。

 その評価に変化が生じたのは、よゐこのライブ『蔵出し』がDVD化された頃からだったように思う。もちろん、この作品集に収録されているコントのクオリティの高さが評価を変えたということもあるが、それよりも、裏ジャケに書かれている一文が、妙に衝撃的だったこと覚えている。そこには、次のように書かれていた。

このDVDは、所属事務所スタッフが記録保存用に撮影した映像をファンの熱いご要望を受け、企画・制作致しました。本編中、お見苦しい、またお聞き苦しい個所がございますが、ご理解のうえお楽しみ下さい。

 数多くのDVDをコレクションしている僕だが、こういう「記録保存用」として撮影された作品がDVD化した例は、未だドランクドラゴンの『火の位』と本作しか確認していない。しかし、ドランクドラゴンの『火の位』が発売されたのは、彼らがネタ芸人として全盛を極めていた時期だったのに対し、よゐこの『蔵出し』が発売されたのは、彼らがまだまだ芸人として地味だった頃。その為『蔵出し』を初めて目撃したとき、妙に驚いたことを覚えている。そこまで熱いファンがいるコンビだとは思ってもいなかったからだ。

 それから、まだ数年しか経過していない。それなのに、よゐこ有野に対する評価は、著しく変化した。もしも『ゲームセンターCX』でゲームオタクの支持を集める前の有野だったら、ここまで心配されることは無かっただろう。ひょっとしたら、「誰?」と書かれたレスが連発していたかもしれない。

 ひょっとしたら、この数年で最も評価が動いた芸人は、よゐこ有野だったのかもしれない。しみじみ、そう思った。

[]『金曜バラエティ』を見る。

 カンカラ目的で鑑賞。

  • カンカラ『巌流島』

 トリオになったカンカラを初めて観た。五人組だった頃と同様、欽ちゃん直伝の分かりやすいボケと下らないギャグが詰め込まれた、一流の時代劇コントを披露していた。ただ、抜けた二人がフォローしていただろう部分に隙間が出来ているような、そんな違和感も覚えた。やっぱり、五人でゴチャゴチャやってこそのカンカラであるように思う。せめて、もう一人くらい欲しい。

 衣装が例のアレだったので、『爆笑レッドカーペット』で披露している“昭和パロ漫才”かと思ったら、普通の漫才から始まってビックリする。しかも、まったくウケない。事実、かなり急ぎ足でネタを見せており、思わず「どうした、ダイノジ!」と言いそうになった。時間が無かったのか? いや、無かったにしても、あの出来の悪さはどう考えてもおかしい。うーん。どうも、客に合わせた芸をやろうとして、失敗した様な感じ。あんまり客も笑ってなかった。

 オープニングから普通にアロハを歌いだしたので、逆に噴き出しそうになる。これが大御所の余裕と言うヤツか! しかし、その後も牧師匠は「ウクレレはどんな曲でも合う」と言って、自由に歌い続ける。こ、これが大御所の余裕と言うヤツか!(二度目) そして最後に、やっといつもの『やんなっちゃった』ネタをほんのちょっと披露して、終わり。なんというマイウェイっぷり! これが(以下略)

 三組のネタ披露後に、ダイノジおおちがエアギターを披露。そういえば、これもかなりテレビに作られたブームの様な気がしないでもない。まあ、それでダイノジが売れたので、まあ良いか。その後でカンカラがエア時代劇なるものを披露。小道具を持たず、山崎バニラの講談に演者が合わせるというもの。本ネタよりウケていた気がする。最後に牧師匠がオリジナルソング『コキコキロック70』をエアボーカル(口パクだよね?)で披露。これ(以下略々)

 ……なんというか、カオスな空間だったなあ。いや、はっきり書くべきか。なんというか、残念な番組だった。普段の番組がどんな感じなのかは知らないけれど、これは完全に期待外れ。ある意味、ものすごくNHK的ではあったけれど。わざわざ録画してまで見るモンではなかった。うーん。