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SukiyakiSongの日記

2018-08-15

(再掲)ポツダム宣言、無条件降伏、国連憲章敵国条項、日中共同宣言

13:11

1) ポツダム宣言
2) 無条件降伏
3) 国連憲章敵国条項
4) 日中国交回復共同宣言以降
5) 安倍の願望は「中国との軍事衝突」
※敬称略 ◆は参照報道、 舛呂修陵彭

………(1) ポツダム宣言………

昭和天皇は外務省や陸軍参謀の瀬島龍三をスイスやモスクワに派遣して、半年以上もの間日本降伏の条件交渉を試みた。それは全て無視され、1945年3月にソ連が日ソ平和友好条約の破棄を通告。だが、日本は特攻を重ねた。

日本は➊国体護持(天皇専制国家の継続)➋日清戦争日露戦争で得た植民地の維持➌満州帝国は放棄やむなしという条件を連合国側に伝えたが、それは1943年のカイロ宣言で拒否されていた。そして日本人の「特攻精神」の怖さを思い知れと数千人の若者に「自爆攻撃」を強制していた。

連合国にとって「特攻自爆攻撃」が恐怖であったのは最初だけ。すぐに「七面鳥を散弾で落とす」防御に成功していた。日本は戦艦大和沖縄戦に「特攻」させたが、無残で残酷な殲滅に遭った。

沖縄が陥落し、ナチスドイツが消滅しても、日本は「国体護持」だけを唯一の条件に和解協定を成立させようと意図し、それを連合国に飲ませるために、婦女子にまで「竹槍特攻」を訓練し、それは連合国に「異様で理性の通じない日本人」と思わせた。

「特攻」で屍を積み重ねる「異様で理性の通じない日本人」に対しては、国際戦争法は通用しないと連合国は結論し、➊原爆投下➋ソ連参戦の準備を完了させ、1945年7月26日に最後通告。これがポツダム宣言の発出である。無条件で受け入れないなら、原爆を投下し、ソ連が参戦すると。

ポツダム宣言(1945年(昭和20年)7月26日連合国首脳)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%84%E3%83%80%E3%83%A0%E5%AE%A3%E8%A8%80
‘本国に対して今次の戦争を終結する機会を与える
日本国に最終的な打撃を加える軍事態勢が整った。その軍事力は日本の全抵抗が止むまで戦争を遂行する決意によって構築されたものだ
5月に「ナチス」ドイツが荒廃に帰した結果よりも更に重大な攻撃(原爆投下とソ連軍参戦)が日本に対して準備された。連合国の軍事力を最高度に使うなら、日本本土は完全に壊滅することを日本は認識すべきだ。
て本の決断は二者択一である。
無分別な打算を今後も繰り返し、日本帝国が滅亡の淵に陥るまで、傲慢なる軍国主義者に寄りかかるのか/又は理性を回復して日本の国カ再建に転じるのか
ハ合国の日本に対する条件を次に述べる。連合国は以下の条件からの一切の逸脱や遅延を認めない。条件の一部を否定することや、条件の解釈変更を認めない。これは最後通牒である。
ο合国は、日本国国民を騙し、世界征服の挙に出るという過誤を犯させた者の権力と勢力を永久に除去する。
➆(軍国主義者と同調者が駆除され、理性的で平和主義の)新日本に生まれ変わるまで、連合国は日本占領を続ける。
─屮イロ」宣言の条項は履行されねばならない。また、日本国の主権は本州、北海道、九州及四国並に「連合国が決定する諸小島」に局限される。
日本軍は完全武装解除されたのち、兵隊の各自には家庭に戻り平和で生産的な生活を営む機会が与えられる。
連合国は、連合国の俘虜を虐待した者を含む一切の戦争犯罪人は厳重に処罰する。日本政府は国民の民主主義的傾向を復活させ強化するための一切の障礙を除去し、言論・宗教・思想の自由並に基本的人権の尊重を確立しなければならない。
日本の経済を維持し、公正なる賠償金を支払うための産業は維持を許可される。ただし、再軍備につながる産業の維持は認めない。これらが実現された将来において日本は貿易に復帰を許可されるだろう。
以上の諸目的が達成され、かつまた、日本国民が自由に表明できるようになり、更にまた、平和的傾向のある責任政府が樹立されたならば、連合国は占領を解除し撤退する。
日本政府が自ら完全武装解除し、無条件降伏を宣言し、かつまた、完全武装解除と無条件降伏の諸条件を遵守し履行する誠意を行動で示し、その完全達成を保障する証拠を提出することを要求する。この要求に応じないことは、日本国が完全なる壊滅を自ら選択したことになる。

カイロ宣言(1943年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%AD%E5%AE%A3%E8%A8%80
(同冀罎了絢麈召以下に述べる対日戦争方針を協定した。
∧同冀罎鰐酥擇陛┨颪鵬昭擇覆弾圧を加える決意を表明した。その体制は整いつつある。
F本国の侵略を制止し処罰する戦争をしているのであって、利権や領土の獲得を目的としていない。
て本国が1914年の第一世界大戦開始以降において奪取か占領した太平洋の島嶼の全てを剥奪する。また、満洲・台湾・澎湖島のような、日本国が清国人より盗取した一切の地域を中華民国に返還させる。
イ泙拭∨塾呂班詫櫃砲茲辰椴取したすべての地域から、日本は駆逐されなければならない。
κ同冀罎歪鮮人民の奴隷状態に留意し、朝鮮を自由な独立国にする決意である。
➆米英中は日本と交戦中の諸国と協調して、日本が無条件降伏するまで長期戦争を持続させる。


………(2) 無条件降伏………

日本はポツダム宣言の中に「国体護持」が無いので、これを無視すると短波で回答した。原爆が投下され、ソ連軍が進撃した。昭和天皇はようやく無条件降伏―ポツダム宣言の無条件受諾を決断し、8月14日にNHK短波放送で受諾を声明し、「玉音」を録音し、8月15日正午にNHKが放送した。

昭和天皇の「玉音」は現在の安倍晋三と同じであり、「侵略」と認めず、「謝罪」もせず、ただ「お前たち国民の努力不足で戦況不利に陥り、降伏のやむなきに至った。だが朕は赤子である国民を思ってこの屈辱に絶える故に、国民は更に一層の困苦に耐えるべし」などと無責任な内容だった。

問題は、この昭和天皇の「玉音」に反発の一つも起きなかったことである。それが今になって、安倍晋三を二度目の最高権力者に押し上げたと言える。安倍晋三とは、70年前に日本人が本質的な個人反省を忘却した咎が産み落とし育てた、極めて危険な毒物である。

安倍は虎の威(米国)を借りなければ、強がり一つ言えない脆弱さがあり、それを認識している。故に狡猾な手段を弄して米国を籠絡し、米国流の「民主主義」「国際平和」「国際法」を鎧の上に羽織っている。その羽織は安倍の過去発言の訂正を要求されるとそれを拒否することで暴露される。

安倍は鎧を強化し直し、偽りの平和で羽織を纏った。過去発言の訂正を拒否し、鎧の正体をちらつかせて、執拗に陰湿に攻撃する。中国と韓国とロシアは、安倍と日本民衆を峻別して分断するほかに有効な手が無い。いや、無視して「ユーラシア新経済ベルト」建設に邁進するだけでも安倍には致命的だが。

安倍が憲法破壊計画を言いだすと、WW兇力合国であり、国連安保理事会で拒否権を持つ中露は、抗日戦勝と反ファシズム撲滅戦勝70周年を大規模に祝うことにした。9月2日がその日。昭和天皇大本営の代表が戦艦ミズーリ甲板でポツダム宣言無条件受諾に署名した日なのだ。

9月2日はロシアも参加して中国で記念式典と閲兵式が挙行される。そのために、中国軍は数百機の戦闘機を出動させる訓練を実施した。

両国の式典目的は『ポツダム宣言』を安倍に受諾させることにある。宣言の核には「侵略戦争と虐殺の犯罪性断定」「日本領土の局限化」があり、前者は慰安婦問題や南京大虐殺などの犯罪性の認定と八紘一宇の戦争犯罪性を指弾し、後者は南千島竹島尖閣の領土主張権を放棄させたからだ。

1945年8月15日、天皇ポツダム宣言を受諾し、無条件降伏する詔書を全国放送で伝えた。安倍氏ポツダム宣言をつまびらかに読んでいようといまいと、日本は当時ポツダム宣言の一字一句を受け入れたことで降伏が認められ、初めて再生の道を得たのだ。

◆日本無条件降伏文書(1945年9月2日 東京湾の戦艦ミズーリ号甲板にて)
(特羆兌麈召1945年7月26日に発し、後にソ連首脳も参加した『ポツダム宣言』の各条項が、日本の天皇・日本政府・大本営よって受諾され、それらの名代によって署名された。以下、米英中ソを「連合国」と記述する。
日本帝国大本営は、国の内外を問わず一切の日本国軍および日本国の支配下に在る一切の軍隊に対して、連合国に無条件降伏を命令すること。
O合国は、日本国の内外を問わず、一切の日本軍と日本人に対する敵対行動を直ちに終止する。全ての船舶・航空機ならびに軍用/非軍用の財産を保全し毀損を防止する。本国政府の諸機関は連合国最高司令官が命じ又は指示する一切の要求応じること。
て本帝国大本営は、各軍隊の指揮官に対して、無条件で降伏する旨の命令を直ちに発すること。
テ本の全ての官庁・陸軍及海軍の職員に対して、連合国最高司令官の命令およびその委任機関が発した全ての布告を遵守し施行することを命じる。日本の全ての官庁・陸軍及海軍の職員は連合国最高司令官の命令およびその委任機関が解職を布告するまで、現状の地位に留まり、非戦闘的任務が命じられる。
Αポツダム宣言』の各条項を誠実に履行すること。ならびに、『ポツダム宣言』を履行するために、連合国最高司令官または他の特定の連合国代表に要求された事項の一切の措置を天皇日本国政府および其の後継者に命じ、履行させることを約束する。
➆日本帝国政府および大本営に対して、全ての連合国俘虜および被抑留者を直に解放することを命じる。かつまた、その保護・手当・給養および指示された場所への即時輸送措置を命じる。
天皇日本国政府の国家統治権限は、本降伏条項を実施する為に適当と認められる措置を執るところの、連合国最高司令官の制限下に置かれる。
【以下、署名】
(1) 千九百四十五年九月二日午前九時四分日本国東京湾上ニ於テ署名ス
大日本帝国天皇陛下日本国政府ノ命ニ依リ且其ノ名ニ於テ 重光葵
・日本帝国大本営ノ命ニ依リ且其ノ名ニ於テ 梅津美治郎
(2) 千九百四十五年九月二日午前九時八分東京湾上ニ於テ合衆国、中華民国、聯合王国及「ソヴィエト」社会主義共和国聯邦ノ為ニ竝ニ日本国ト戦争状態ニ在ル他ノ聯合諸国家ノ利益ノ為ニ受諾ス
聯合国最高司令官 ダグラス、マックアーサー
・連合国代表 合衆国、中華民国大英帝国ソ連、豪州、カナダ、フランス、オランダ、ニュージーランド


………(3) 国連憲章敵国条項」………

安倍による「尖閣実効支配」はポツダム宣言に違反する。広大な大陸棚の半分を分捕ろうとする軍事行為もポツダム宣言違反である。それらを「中国に取られる、攻めてくる」と日本国民のナショナリズムを煽る。その行為は国連憲章が予想した日本帝国主義の再発である。

ポツダム宣言に違反する行為は日本の降伏を無効にする。WW兇寮鐐莨態が、国際法上は再現されることになる。それを国連憲章は想定し、「敵国条項」として憲章の数十か所に埋め込み、「敵国条項」の廃止を不可能にしている。

国連憲章敵国条項」:
➊敵国=日、独、伊、ブルガリアフィンランド(タイは日本に脅迫されて加盟を余儀なくされたと認定)
➋敵国が戦争の結果確定した事項に対する違反や侵略政策の再現行動等を起こしたら、国連加盟国や地域安全保障機構は安保理の許可なく、当該国に軍事的制裁を課すことが容認され、この行為は安保理も制止できない。
➌日本に関して戦争の結果確定した事とは、カイロ宣言遵守、ポツダム宣言遵守、日本全面降伏文書遵守、ポツダム宣言に規定した日本領土局限化の遵守、極東軍事法廷判決遵守、再軍備禁止、平和憲法の遵守等

◆“日米同盟揺るぎないもの”示す必要性強調(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150728/k10010169191000.html
佐藤正久元防衛政務官「日本を取り巻く環境が厳しくなったという認識は、多くの政党が共有しており、いかに国民のリスクを下げ、そのためにいかに自衛隊に動いてもらうかという法案を出すべきだ。プラカードではなく法案を掲げるべきだ」。

安倍総理「中国が南シナ海において大規模な埋め立てを行っており、東シナ海におけるガス田の問題についても2008年の合意が守られておらず、尖閣諸島周辺の領海には中国の公船が侵入を何回も行っている状況にある」。

0打棔屬海Δ靴仁呂砲茲觚従変更は行うことはできないということを、相手方に『理解させ』、平和的発展を進めていくことが重要。そのためにもしっかりと平和安全法制を整備し、日米同盟が揺るぎないものであることを内外に示して、この海域も含めてわが国の平和と安全を守り抜いていく」

安倍の国会答弁は大転換である。もしこの「本音」を春の国会で答弁していたら、日中関係は非常に険悪になり、中国は国連憲章敵国条項を発動し、自粛していた釣魚実効支配を上陸し軍を駐留させていたであろう。そのとき米軍は口だけで手も足も出せなかったであろう、クリミア半島のように。

尖閣」と「東中国海油ガス田」の実効支配を行えば、日本は国連から追放され、最悪は戦争である。日本に国際法大義は全くない。米国も常任理で中国を拒否できない。それが敵国条項であり、故に米国は腰が引けている。

そこで安倍は「戦場」を「南中国海」に移動させたのだ。中国の膨張主義の横暴さを南中国海で国際世論に晒し、日本は白馬の騎士を装って軍事介入する。中国軍と小競り合いでも発生すれば、国際世論を騙すことができる。そうなれば、東中国海の大陸弾でも自由にふるまえると皮算用

安倍は南中国海で中国に勝った気でいる。その証拠は「力による現状変更を、国際法ではなく、軍事力で威圧して、中国に不可能だと『理解させる』」という極めて威圧的な『砲艦外交』をすることが今回安保法案の目的であり、その動機は憲法制約を無視できる高度な政治判断だと言ったに等しいからだ。

そもそも「尖閣」を軍事的に「実効支配状態」に変えたのは日本である。中国は寝たふりをして、中国領土であると日本政府に公言させた場合の日本国内での苦境を救うための温情(棚上げ)であった。その温情の代償はガス田の開発負担であり、生産したガスの日本側の取り分であった。恩を仇で返す日本

◆政府 集団的自衛権は事前同意でも行使可能(NHK)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150728/k10010169311000.html
安倍『日本への攻撃の意思がない相手でも法律的には武力行使可能』と国会答弁。完璧なる憲法9条違反である。

日中国交回復共同声明(1972) 6.日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。

日中平和友好条約(1978) 第一条 2.両締約国は、前記の諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、すべての紛争を平和的手段により解決し及び武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。

この日中間の公約で、「中国が軍事力などで尖閣や大陸棚ガス田の実効支配を行えば、日本政府には軍事攻撃する個別的自衛権が生じ、その際、米軍と共に中国を攻撃する集団的自衛権の行使も国際法上許可される」と安倍側は戦争の開始を正当化できると考えている。

この公約があるから、中国側は釣魚に海警船を巡航させたものの、中国軍の展開は控えてきた。しかし、自衛隊尖閣海域に入ると立場逆転。日本側が日中間公約違反の軍事的威圧を開始したと認められ、中国軍を釣魚に出動できる。だから、安倍側は米軍が居ないと負けるから集団的自衛権を持ち出す。

米国政府も米軍もアーミテージらもその点を調べており、安倍の傲慢さ丸出しの砲艦外交に腰が引けている。米国には巨大な経済損失にもかかわらず、何ら得るところなく、米兵士を犬死させるだけ。それに中国は米国と対等の拒否権を持つ安保理事会常任国。そして最後には、米国憲法の縛り。


………(4) 日中国交回復共同宣言以降………

中国はロシアや米国ほどには軍事に依存しない。軍に金を使わない。厳密な意味で現政権は宋や明と同様に侵略意図が無い。南中国海も宋と明時代にアジアからインド洋へと広がる定期貿易船の為に領有した島をフィリピンやベトナムにこれ以上盗られたくないという専守防衛に過ぎない。

いわゆる「尖閣」(釣魚)領有権の棚上げという日本人を誤解させた言動も、軍事に使う金を経済興隆に回す中華民族の歴史的伝統の継続。ポツダム宣言の無条件受諾をした日本には主権を主張する権利も放棄させている。釣魚も該当するが、安倍が中国主権を認め共同開発に応じるなら中国にもメリット。

「安倍が釣魚の中国主権を認める」が共同開発に応じる大前提。認めないのなら、中国は堂々と単独開発する国際法上の権利がある。安倍に中国主権を認めさせるには、安倍が得意げに声高に叫ぶ「国際法遵守」を逆手にした「ポツダム宣言無条件受諾(全面降伏)」を活用できる。

ポツダム宣言」と「無条件降伏文書」とそれらを再確認した「日中国交回復共同声明」や「日中平和友好条約」等の日中基本4文書と、昨年末に習―安倍会談実現の条件としての「日中4項目共通認識」など、国際法に基づく日中公式文書に事欠かない。ポツダム宣言は日中政府間で綿々と繋がっている。

だから安倍に「ポツダム宣言」の無条件受諾を追認させることから全てが始まる。同宣言を追認させたら、「侵略戦争の犯罪性」も「南京大虐殺否定の犯罪性」も「釣魚の国際法違反の実効支配」も「南中国海への不当介入」も国際法大義で打破できるからだ。

ポツダム宣言は「中日関係の法律的基礎」だ。同宣言の否定は「(1972年の日中国交回復共同声明や日中平和友好条約など)四つの政治文書の基礎を否定することになる」。その否定は、日本の無条件降伏から現在まで70年の長きに及ぶ平和と繁栄の停止をも意図するものである。

そして、安倍政権が進める安保法制は「日本の戦争権を制限したポツダム宣言戦争放棄を定めた日本国憲法に違反する動き」である。日本の侵略戦争敗北70周年にあたる今年、日本右翼は蠢動し、歴史への挑戦を企て、白黒を逆さまにしている。身の程知らずの悪事である。

◆日中基本4文書1 日中国交回復共同声明(1972年 田中角栄首相と周恩来首相)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_seimei.html(外務省HP)
‘本国と中華人民共和国との間のこれまでの不正常な状態は、この共同声明が発出される日に終了する。
日本国政府は、中華人民共和国政府が中国の唯一の合法政府であることを承認する。
中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和国政府の立場を十分理解し、尊重し、『ポツダム宣言第八項』※に基づく立場を堅持する。※日本国の主権は本州、北海道、九州及四国並に連合国が決定する諸小島に局限。
中華人民共和国政府は、中日両国国民の友好のために、日本国に対する戦争賠償の請求を放棄することを宣言する。
日本国政府及び中華人民共和国政府は、主権及び領土保全の相互尊重、相互不可侵、内政に対する相互不干渉、平等及び互恵並びに平和共存の諸原則の基礎の上に両国間の恒久的な平和友好関係を確立することに合意する。
両政府は、右の諸原則及び国際連合憲章の原則に基づき、日本国及び中国が、相互の関係において、すべての紛争を平和的手段により解決し、武力又は武力による威嚇に訴えないことを確認する。
日本国政府及び中華人民共和国政府は、両国間の平和友好関係を強固にし、発展させるため、平和友好条約の締結を目的として、交渉を行うことに合意した。
1972年9月29日、北京にて
日本国内閣総理大臣    田中角栄(署名)
日本国外務大臣      大平正芳(署名)
中華人民共和国国務院総理 周恩来(署名)
中華人民共和国 外交部長 姫鵬飛(署名)

(補足)日中国交回復共同声明の9爐法崑耋僂中華人民共和国の領土の不可分の一部である・・・日本国政府は・・・『ポツダム宣言第八項』に基づく立場を堅持する」と書き込まれた経緯;

中華民国台湾は国連から除名され、中華人民共和国が国連の中国代表となり拒否権を持つ常任理事国政府になった。しかし周恩来蒋介石と戦争する気はなかった。時間が解決してくれるだろう。だが、大原則として「台湾は中国の不可分の一部」は譲歩できないという中国内部事情の理解を田中に求めた。

田中はそれを理解し、台湾との国交断絶を約束した。同時に台湾と日本の非政府組織交流は黙認する、ただし中国政府機関の視界の中にその組織が見えないようにしてほしいと周恩来。その結果、台湾の中華航空は羽田に、北京の中国国際航空は成田になった。

「釣魚」「尖閣」についても議論された。田中角栄は「尖閣日本領」を認めてもらえないかと一応主張したが、大陸棚の端にある同島を日本領と認めるわけにはいかない周恩来。田中は自民党内の右翼が「日中国交回復共同声明」の中で約束する「日中平和友好条約」の批准を拒否すると実情説明。

周恩来は「釣魚」を北京の一存で決めると蒋介石も煩いと中国内部事情を説明した。ここで後の「主権論争棚上げ」の原型が成立している。「釣魚」「尖閣」の対立を明示せず、「日本はポツダム宣言第8項を遵守する」とだけ共同声明に書き込まれた。

ポツダム宣言8項は❶「カイロ宣言履行(WW軌聞澆瞭本植民地放棄)」と➋「日本領土を比較的に大きい4島に局限し、付属する小島の帰属は連合国が決定する」に分かれている。日本の右翼は❶のカイロ宣言の無効性に戦術を絞って理屈の構築に熱中していたから、➋は盲点となっていたからだ。

田中首相の失脚後を継いだ福田赳夫岸信介の派閥に属し「タカ派」であった。彼は台湾を重視し、韓国の軍事政権と大陸棚油田の共同開発を打ち出して北京を怒らせた。北京の怒りは尋常ではなく、国際法違反だと問い詰められ、福田赳夫は誤りを認めて、日中平和友好条約の締結に漕ぎついた。

その日中平和友好条約の冒頭に「1972年9月29日に北京で日本国政府及び中華人民共和国政府が発出した共同声明が両国間の平和友好関係の基礎であり、その共同声明に示された諸原則が厳格に遵守されること」と明記された背景には、政権が代わると約束した前提を翻す日本政界への警戒がある。

その後の、日中共同宣言(1998年小渕恵三首相と江沢民国家主席)(2008年福田康夫首相と胡錦濤国家主席)と昨年の共通認識表明(楊潔篪国務委員と谷内正太郎国家安全保障局長)でも1972年日中共同声明日中関係の大原則として忠実なる遵守を再確認している。

後になって➋に気づいた右翼は「尖閣実効支配」に乗り出し、中国のナショナリズムを怒らせた。しかたなく小平が「棚上げ」を明示したが、日本右翼は納まりがつかないどころか、それを対中国戦争の口実に利用しようと考え、国連憲章敵国条項」と衝突し、安倍が南中国海に戦場を移動させた。

◆日中基本4文書2 日中平和友好条約(1978年)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_heiwa.html(外務省HP)
‘本国及び中華人民共和国は、次の事項を確信した
・1972年9月29日に北京で日本国政府及び中華人民共和国政府が発出した共同声明が両国間の平和友好関係の基礎であり、その共同声明に示された諸原則が厳格に遵守されるべきこと
国際連合憲章の原則(敵国条項を含む)が十分に尊重されるべきこと
∩佇は次の希望において一致した
・アジア及び世界の平和及び安定に寄与すること
・両国間の平和友好関係を強固にし、発展させるため平和友好条約を締結する
A佇の全権委員は、互いにその全権委任状を示し、それが良好妥当であると認められた後、次のとおり協定した。 (以下省略)

◆日中基本4文書3 平和と発展のための友好協力パートナーシップの構築に関する日中共同宣言(1998年 小渕恵三首相と江沢民国家主席
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/nc_sengen.html(外務省HP)
◆日中基本4文書4 戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明(2008年 福田康夫首相と 胡錦濤国家主席
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/visit/0805_ks.html(外務省HP)
◆日中4項目共通認識(楊潔篪国務委員と谷内正太郎国家安全保障局長;2014年11月7日 )
http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2014/647.html
・・・ここでも1972年日中共同声明からの4声明をに日中関係の大原則として忠実なる遵守を再確認している。


………(5) 安倍の願望は「中国との軍事衝突」………

◆ASEAN外相会議始まる 中国への対応焦点(NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150804/k10010177531000.html
 崔羚颪搬侘するフィリピンが共同声明の中に埋め立てを厳しく非難する内容を盛り込むことを目指している一方、中国に配慮を示している国も」
・日米菲の三国だけが中国非難
・他の国は中国との摩擦警戒
・南沙問題は中国が宋明以来の領土をマレーシアや菲国やブルネイなどに実効支配された問題であり、関係漁民の生活保護問題としてASEANと中国で協議
・西沙問題は越南と中国の二国間問題で議論対象外
・東沙問題も菲国と中国の二国間問題でこれも南中国海問題から切り離すべしがASEAN大勢

安倍は「後方支援は安全」と断言したが、後方支援こそ中心戦場。WW兇琶瞳海脇本軍の兵站を2年で殲滅した。戦場に残された日本兵には弾薬も食料も届かず、餓死・病死140万人(戦死者の6割)。現代のゲリラ戦も先端武器を持つ日米の精鋭兵など相手にせず、その兵站をゲリラ攻撃する。

安倍は「日本を取り巻く安保環境の激変」も説明できない。アーミテージレポートを金科玉条にするが、ホルムズ海峡では米ミサイル駆逐艦がイラン領海侵犯し小戦闘。アーミテージはイラン沿岸軍港の機雷封鎖を自衛隊にやらせろと間接的表現で要求したものであり、掃海ではなく機雷敷設だ。

安倍の「積極的平和主義」も曖昧模糊としている形容詞句に過ぎない。安倍は本心を言えないのだ。安倍は東中国海の大陸棚の半分を分捕りたい、そのためには大陸棚の東端にある「尖閣」実効支配が大前提になる。日中中間線を、沖縄〜中国沿海の中間でなく、7割を日本の領域にできるからだ。

しかし、中国側が乗ってこない。「釣魚」実効支配を海警船で日本から取り戻したが、中国軍を出さない。自衛隊が「尖閣」防衛出動すれば、ポツダム宣言(無条件降伏)違反、国連憲章敵国条項」違反となり、中国が派兵できる。安保理も米国も「敵国条約」違反なら、口先だけで手出しできない。

安倍は矛先を南中国海問題に移して「中国の膨張主義と横暴」を国際宣伝したが、菲国だけが乗って、他のASEANは越南も含めて、日本を部外者と忌避している。安倍は南中国海での米軍核空母と核潜水艦の不自由航行云々を煽り、哨戒機を出動させ、更には中国の島を機雷封鎖するとまで言った。

安倍はまた『日本への攻撃の意思がない相手でも法律的には武力行使可能』と国会答弁。そして中国海での『臨検』という戦争行為まで言い出した。完璧なる憲法9条違反である。

安倍は結局、中国と軍事衝突を起こし、即座に米軍が加勢して、中国軍を現地で殲滅することを夢見ている。彼の「積極的平和主義」とは、最初に哨戒、次に機雷封鎖、その後軍事衝突、最後に米軍加勢で中国に勝ち、中国を黙らせたいのだろう。非常に危険な人物である。

(再掲)大日本帝国の侵略戦争と無条件降伏

08:26

(1) 徒然草百七段「愚かな政治家」ばかり
(2) 徒然草百十二段「日は暮れ、道は遠し」
(3) 終戦詔勅
(4) 無条件降伏とはポツダム宣言を全て受け入れること
(5) 平和憲法の制定で夢ふくらませた
(6) しかし軍隊はまたもや作られた
(7) 日中国交回復共同声明でポツダム宣言八項遵守を誓約している
(8) 自衛のための戦争の正体「三光作戦
(9) 安倍晋三の「貧国強兵」
(補足) 堀田善衛「上海にて」1959年 他


(1) 徒然草百七段「愚かな政治家」ばかり

むかし、戦争をすることによって生きる人たちがいた。侵略が唯一の王道楽土への道と思い込み、反戦や侵略批判の道義こそが日本社会の閉塞感の原因だといきり立ち、その勢いで国内を制圧し、中国を侵略し、王道楽土を満州に築こうとした。そんな人たちがまた、日本を支配している。

戦争犯罪の責任に頬かむりした連中の末裔が権力中枢に居座り、国内政局を有利にするための道具に中韓に対する無用な刺激を利用してきた。安倍は愚かだが危険人物。狡猾で陰湿で攻撃的なストーカー。

人我の相深く、貧欲甚だしく、物の理を知らず。ただ、迷いの方に心も速く移り、詞も巧みに、苦しからぬ事をも問ふ時は言はず。用意あるかと見れば、また、あさましき事まで問はず言ひ出だす。深くたばかり飾れる事は、知恵にもまさりたるかと思へば、その事、跡より顕はるるを知らず

・・・と、徒然草百七段にいう愚かな政治家ばかり


(2) 徒然草百十二段「日は暮れ、道は遠し」

人間の儀式、いづれの事か去り難からぬ。世俗の黙し難きに随ひて、これを必ずとせば、願いも多く、身も苦しく、心の暇もなく、一生は、雑事の小節にさへられて、空しく暮れなん。

日暮れ、途遠し。吾が生既に蹉跎たり。諸縁を放下すべき時なり。信をも守らじ。礼儀をも思はじ。この心をも得ざらん人は、物狂ひとも言へ、うつつなし。毀るとも苦しまじ。誉むとも聞き入れじ。(徒然草百十二段)

この段は白居易の詩の日本語訳である。その現代語解釈;
人の世の習わしとかしきたりとかは、人生に纏わりついて離れない。世間があれこれ煩いから仕方なく付き合っていると、あれも必要、これも欲しいと、体を痛めつけて、こころまでストレスに苛まれる。

そうやって、ひとつしかない人生は暮れてゆく。齢を重ねて人生の夕暮れとなったが、よくここまで生きてきたという感慨が湧いてこない。

私の人生は躓きの積み重ねであって、決断できる人生などとは全く無縁。決断する人をあさましいとは思っても、うらやましいとはついぞ思わなかった。

世間のしきたりのほとんどは、決断できるさもしい人間のあさましくも慇懃無礼な強制にすぎないから、世間との諸縁を虚空に投げ飛ばしたとしても、吾が人生に悔いは残らない。

世間の言う信用も礼儀も糞喰らえだ。残り少ない人生を、そんな無駄な付き合いに邪魔されたくない。えい! いまこそ放り投げるぞ。

そんな私をキチガイと罵る方が居ても気にしない。そんな人は他人が死ぬまで世間体に縛られ悶え死ぬることを善だと思い込んでいるのだから死神と同じだ。


(3) 終戦詔勅

“無条件降伏日”にして“国体護持記念日”
‥‥‥めでたさも中くらいなり俺らが夏

終戦詔勅”(玉音放送

原発爆発被曝や千兆円国債や3百兆円国家予算に象徴される『責任転嫁』の元祖のようで白々しいが、少々怒りを込めて意訳してみた。

『曩ニ米英二國ニ宣戰セル所以モ亦實ニ帝國ノ自存ト東亞ノ安定トヲ庶幾スルニ出テ他國ノ主權ヲ排シ領土ヲ侵スカ如キハ固ヨリ朕カ志ニアラス』

……米英に宣戦布告したのは東アジア諸国を欧米植民地の搾取から救わんがためであったと都合の良い言い逃れをしているが、中国との戦争はその存在すら認めていない。

『戰局必スシモ好轉セス世界ノ大勢亦我ニ利アラス加之敵ハ新ニ殘虐ナル爆彈ヲ使用シテ頻ニ無辜ヲ殺傷シ慘害ノ及フ所眞ニ測ルヘカラサルニ至ル』

……米英戦4年、中国との戦争12年に及んだが、7年前から中国戦線が膠着し、3年前からは敗戦に次ぐ敗戦で玉砕の連鎖。その責任に頬かむりして、国民の意識と努力が十分ではなかったと言い、米国が空襲と原爆で民間人を無差別殺戮しはじめたと、米国も非難。

『而モ尚交戰ヲ繼續セムカ終ニ我カ民族ノ滅亡ヲ招來スルノミナラス延テ人類ノ文明ヲモ破却スヘシ斯ノ如クムハ朕何ヲ以テカ億兆ノ赤子ヲ保シ皇祖皇宗ノ神靈ニ謝セムヤ是レ朕カ帝國政府ヲシテ共同宣言ニ應セシムルニ至レル所以ナリ』

……国民が戦争継続を要求し、さらに継続するなら、日本民族は滅亡まで戦うだろうし、日本民族の力は人類文明をも破滅させかねない。そうなったら、自分は代々の天皇の御霊にどのように謝罪したらよいのか? とアジアや国民への謝罪を露骨に拒否し、靖国で国民洗脳した犯罪を隠す。

『朕ハ帝國ト共ニ終始東亞ノ解放ニ協力セル諸盟邦ニ對シ遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス帝國臣民ニシテ戰陣ニ死シ職域ニ殉シ非命ニ斃レタル者及其ノ遺族ニ想ヲ致セハ五内爲ニ裂ク且戰傷ヲ負ヒ災禍ヲ蒙リ家業ヲ失ヒタル者ノ厚生ニ至リテハ朕ノ深ク軫念スル所ナリ』

……東アジアの解放戦争に協力してくれた同盟諸国には遺憾の意を表する。日本国民の戦死者、公務殉職者、戦災被害者を悼み、遺族、戦傷者、家財職業喪失者の再起を祈念する、と言いながら莫大な数の中国やフィリピン国民が虐殺されたことには謝罪も無い。

『惟フニ今後帝國ノ受クヘキ苦難ハ固ヨリ尋常ニアラス爾臣民ノ衷情モ朕善ク之ヲ知ル然レトモ朕ハ時運ノ趨ク所堪ヘ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ萬世ノ爲ニ太平ヲ開カムト欲ス』

……最後まで戦い抜きたいと言うお前たち国民の本心を私はよく理解している。しかしながら、私は時の巡り合せに逆らわず、堪えがたくまた忍びがたい思いを乗り越えて、未来永劫のために平和な世界を切り開こうと思うのである、とまあ、戦争継続責任も国民に責任転嫁して逃げた。

『朕ハ茲ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム』

……国体が護持されるなら自分と国民は共に過ごすことができる。だから、欧米に反抗したり、共産主義に国を乗っ取らせようとする輩を出現させないよう、お前たちも心せよ。

『宜シク擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ』

……【国民への命令】神州は不滅であると確信し、復興責任を覚悟し、総力を結集し、既に誓ってある国の姿(国体)の真髄を再び発揚できるよう、国民は私の意を体(挺)して行動せよ。


(4) 無条件降伏とはポツダム宣言を全て受け入れること

ポツダム宣言の第八項…『「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルベク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州、四国 及吾等(連合国)ノ決定スル諸小島ニ局限セラルベシ』…1945年9月戦艦ミズーリ上で日本政府が無条件で受諾署名。

その意味:
◆概ね百年間に日本が得た外国領土は全て返還、
古来からの日本領と称する島々のうち、日本固有領は北海道、本州、四国、九州の大きい島に極限する
その他の小島をどの国に帰属させるかは連合国(米英蘭ソ中)が決定する。日本にその要求権は無い。

◆そして、戦争犯罪容疑者の逮捕と、国際法廷の設置もポツダム宣言に明記されていた。1945年8月14日に午前にポツダム宣言無条件受諾声明がNHK短波で送出されると、同時に軍部と政府は戦争犯罪証拠となりそうな全公文書の焼却を命じた。焼却命令は霞が関と六本木だけでなく全国の師団や自治体、そして外国にある公館や日本師団にも命令。

霞が関と六本木一帯はもうもうたる焼却煙に終日覆われ、それはマッカーサーが到着する8月の末までつづいたという。後に安倍晋三が「慰安婦を日本政府が強制徴集した公文書は発見されなかった。慰安婦の政府による強制徴集はなかった」と閣議決定しているが、公文書は真っ先に焼却されており、霞が関で見つかれば奇跡であった。故意に仕組んだ大嘘芝居だったが、下手くそ。
「黒い灰が空に舞っている。……東京でも各所で盛んに紙を焼いていて、空が黒い灰だらけだという。」高見順1945年8月16日付「敗戦日記」
陸軍文書、焼かれたはずが 天皇印や「原子爆弾」の記載(朝日)
https://digital.asahi.com/articles/ASL8G63TXL8GUTIL033.html

ソ連軍の急進軍があった関東軍憲兵隊本部(吉林省)では、焼却できず、本館地下の床下に埋めて逃げた。その憲兵隊公文書は最近発掘され、中国政府が公開している。その中には慰安婦や労働者の強制徴集関連の命令書や出張報告者や入手した削断腸命令書と憲兵日誌が30万頁。

吉林から中国全土に派遣された憲兵の任務命令書も、「外人記者を追い払え」「占領地の村長に慰安婦供出させる命令書を持参しろ」と命令書の写しもついて生々しい。

靖国について言うと、戦死者は軍属も合わせると、240万ではなく、330万人だとも記録。死亡原因は餓死、病死、突撃戦死、自殺、師団内処刑の順であるという。
これらが皇軍とそれに結託した岸信介ら若手官僚の戦争犯罪である。


(5) 平和憲法の制定で夢ふくらませた

憲法9条】
1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

・・・戦争の放棄:
このまえの世界戦争のあとでも、もう戦争は二度とやるまいと、多くの国々ではいろいろ考えましたが、またこんな大戦争をおこしてしまった。こんどの戦争をしかけた國には、大きな責任がある。

こんどの憲法では、日本の國が、けっして二度と戦争はしないように、二つのことをきめました。その一つは、兵隊も軍艦も飛行機も、およそ戦争をするためのものは、いっさいもたない。

けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません。

もう一つは、よその國と争いごとがおこったとき、けっして戦争によって、相手をまかして、じぶんのいいぶんをとおそうとしないということをきめた。また、戦争とまでゆかずとも、國の力で、相手をおどすようなことは、いっさいしないことにきめた。

・・・この憲法9条解説文は誰が作ったかお分かりですか?

どこか左翼の機関紙ではありません。文部省が1947年8月に発行した新憲法の中学生向け教材なのです。しかし、自民党は文部省の赤狩りを行い、米国の安全条約に縋って、冷戦終結も無視して、今日の日中戦争危機にまできたのです。


(6) しかし軍隊はまたもや作られた

しかし、軍隊(自衛隊)は作られた。自衛のための軍隊を憲法は禁止していないというこじつけで。このこじつけは9条第二項冒頭の接続句「前項の目的を達するため」を利用した。1項の「国際紛争を解決する手段」以外の軍隊の保持は禁止していないと強制付会した上にである。

国会に国会提出の前夜何者かによって「前項の目的を達するため」が挿入されていたが、誰も気付かずに国会決議が行われ成立した。文部省が作成し中学生に使用された憲法読本でも気付いていなかったほど巧妙な新憲法草案の差し替えであった。誰がこれをなしたのかいまだ不明である。

そして、
岸信介は「前項の目的を達するため」を唯一の拠所にして安保改定を強行し、
中曽根は日本列島を米国防衛のための「浮沈空母」にすると公言し、
岸信介の孫安倍晋三は「自衛の為の核兵器保有憲法は禁止していないと」大学で講演した。

「ところで今年は安保継続を検討します。冷戦が終結して20年以上経過しました。テロ戦争と言われますが、それなら、遠く日本領土に常駐軍を配備するのは非効率でコストのかかるやり方と日本は考えています」と言えば良いのである。

『テロ戦争』のマヤカシが暴露されたら、今度は日本やフィリピンが突進する対中国紛争を米国政府が裏であおり、表では合同軍事演習を毎月のように繰り返す米軍。カネも尽きて日本や中国からの献金で生き延びている米国の存在を何と歴史家は表現するのだろうか。

※安倍や麻生らの改憲論
9条1項は維持し、2項を破棄するという有力案がある。
第1項は第一次世界大戦後に締結された多国間条約そのままである。侵略戦争戦争犯罪と規定し、侵略できるほどの軍備は不要であること、従って自衛のための軍備は否定していないと解釈する。

しかし、ヒットラーによって自国防衛のための隣国領土併合として、また日本によって「帝国防衛の生命線である満蒙の維持占領」として、防衛を理由とする侵略戦争が再び起こった。「侵略軍」と名づけられた軍隊は無い。「国防軍」こそが侵略戦争を起すのだ。

日本は新憲法でその反省を行った結果、9条に2項を追加した。つまり、第1項は侵略戦争の放棄というどの国にもあるもの、第2項は国防軍も放棄するという精神であり、コスタリカなど極めて少数の国にある深い反省。軍部は他国を侵略し、またクーデターを起すからだ。

だから非武装について、文部省の教材は言う、「このまえの世界戦争のあとでも、もう戦争は二度とやるまいと、多くの国々ではいろいろ考えましたが、またこんな大戦争をおこしてしまった。こんどの戦争をしかけた國には、大きな責任がある。」(続)

「およそ戦争をするためのものは、いっさいもたない」「けっして心ぼそく思うことはありません。日本は正しいことを、ほかの国よりさきに行ったのです。世の中に、正しいことぐらい強いものはありません」

最近の安倍晋三は、9条1項と2項をそのままに、3項「自衛隊は合憲」的加憲を言い出した;
これは、創価学会信者の選挙協力を維持しながら、憲法9条全体を破壊する前段として3項を加憲し、自衛隊の正当化を憲法で規定しようとしている。


(7) 日中国交回復共同声明でポツダム宣言八項遵守を誓約している

日中共同声明】(1972年9月29日田中角栄周恩来両首相が署名)

3項…「台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを日本国政府は十分理解し、尊重し、ポツダム宣言第八項に基づく立場を堅持する」

竹島帰属について気になる文献(Wiki2010):
・元禄9年:江戸幕府徳川綱吉−老中柳沢吉保)が鬱陵島(当時の竹島)への渡航を禁止。鎖国令に抵触するが、海難による立ち入りは黙認すると
明治10年3月29日太政官指令「日本海竹島外一島ヲ版圖外ト定ム」

尖閣竹島の帰属は文献を読むほどに日中・日韓の共有が、せいぜいいいところだと思われてくる。詰りあいや小競り合いを放置すると、政府は未必の故意責任を問われ高い代償を払わされる。ろくなことはない。

江戸幕府老中と明治政府太政官指令は「鬱陵島竹島と取り違えた」と有吉佐和子らが主張し、それで国内は勇躍した。琉球や島根の人たちにとって、それぞれの島は中国や台湾や朝鮮の漁民たちと共有する避難場所であった。海に生きる人たちにとって国境ほど迷惑なものはない。


(8) 自衛のための戦争の正体「三光作戦

三光作戦とは、日本軍が発令し、主に中国共産党八路軍の抗日根拠地に対して実行された作戦命令であり、《殺光》=殺し尽くす、《焼光》=焼き尽くす、《搶光》=奪い尽くすを根本とする。

陸軍作戦命令;
・敵性ありと認め得る住民中、十五歳以上六十歳迄の男子は《殺戮》せよ
・隠匿せる武器弾薬や糧秣などは《押収》か《焼却》せよ
・敵性と認め得る部落は《焼却破壊》せよ」「敵根拠地を燼滅掃蕩し、 敵をして将来生存するに能はざるに至らしめよ」

陸軍作戦命令は虐殺放火による燼滅掃蕩だけでなく、大量の毒ガス兵器をも使用し、抗日根部落の「無人区」化が図られた。華北の抗日根拠地とされた地域の人口は、 四千万人から二千五百万人に、一千五百万人も減少。

帝国陸軍兵站の根本は“現地調達主義”でした。特に中国戦線で。日本兵は戦闘と農家を襲うことが同じウエイトであったようです。その結果が“三光作戦”という名で正当化されました。“奪いつくせ、焼き尽くせ、殺しつくせ”という作戦命令です。

農家で食料を調達すると、帝国陸軍の所在が中国軍に通報される。だから、食料を奪った後に全員殺害する。隠れている者をあぶりだすために農家を焼く。これが帝国陸軍の根本であった。

兵は現地農村からの食糧調達を命じられたが、将校たちは大日本帝国から補給される食料でかなりの贅沢をしていた。兵に食料は無かったが、将校たちは補給食料で贅沢していた。兵は山中に餓死し、将校は生き残って、高度成長期に企業役員に出世したものが多い。

帝国軍人、特に陸軍士官学校卒業生は官僚以上に官僚的であった。帝国陸軍将校は前線に出ず、安全な後方で作戦命令を出している。食事も贅沢三昧。出世競争に明け暮れていた。自分の作戦が成功すればあとはどうなってもいい、という具合である。

帝国陸軍の将校たちは“官僚”である。作戦を認めさせるためにはでっち上げ事件を数多く起こした。一度決めた作戦は、どんなに愚劣であっても、絶対に変更しなかった。その官僚体質が中国侵略に突き進ませ、あげく泥沼に嵌まり込んだ。

陸軍将校は、利用価値の無いダムや空港等を造って、自然と農業を破壊し、国民に借金の山を押し付けても平気である戦後官僚と全く同じ。だから、“国体の護持”とは“天皇制”の維持ではなく、天皇制を利用した“官僚主権”の維持を意味している。

その日本を不幸にする悪の権化である官僚主権が崩壊したと思ったが、野田政権以後の官僚の陰謀、策術は昭和初期の陸軍を彷彿とさせる。菅以降の内閣は復活した官僚主権の傀儡である。

戦争犯罪者である国体(天皇を中心とする官僚独裁)が命永らえた原因は朝鮮戦争と東西冷戦の勃発にある。これによって、戦争犯罪裁判が突如閉廷となり、賠償金も実質1兆円という雀の涙で済み、日本が反共の砦として再建され、アジア各国の繁栄に注力さえすれば良かったからである。

この軽すぎる賠償金と氷山の一角しか起訴されなかった戦争犯罪裁判が日本人から反省心を抜き去り、『未来志向』などと加害者が絶対に言ってはならないことを当然視し、挙句の果てに歴史の事実を貶め、『自虐史観』だと多くの国民が扇動される結果を招いた。


(9) 安倍晋三の「貧国強兵」

昔、富国強兵で財を抱き込んだのは1%。今も1%が非正規雇用社会保障積立金を摘み食いし、解雇の自由を謳歌しながら消費税の還付に潤い、国外の空洞化先で税制優遇を受ける。そんな1%がネットウヨレベルの知能しかない世襲人間を首相に据えている。

最早したい放題の様相で隠し切れない彼らの悪性。欲望を押えれば富国が出来ない。優しさは従業員奴隷化に邪魔。これがサッチャーリズムとレーガノミックスの根底。しかし、地球全体を暗黒化してから彼等は後悔していた。レーガンは懺悔し、サッチャーは罪悪感の重圧につぶされた。

憲法精神の欠片も感じられない国になってしまいました。
そうです、まさしく『国体は護持』されていたのです。
それが安倍晋三経団連に象徴的です。



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(捕捉) 堀田善衛「上海にて」1959年 ちくま学芸文庫

国民党の実態も酷いものであったが、米国も劣らずエゴ丸出しで偽善者ぶっていた。国民党支配下の上海1945〜49、「米国は過剰生産で捨てる製品を洪水のように救援物資として運び込んで、上海の土着企業をことごとく倒産させた。それを中国人は“救済され過ぎて昇天した”と」

一方国民党、「戦後の国民党内では封建的地主勢力よりも、買弁的、官僚資質要素の方が優越していて、解放後の上海の労働者は悪夢のような地獄を見た」

これでは、蒋介石がいくら清廉であるとしても、国民党が支持されるはずも無かった。国民党はサイゴンから追い出された米国のように、上海から海に追い落とされて台湾に逃げるほかなかった。自業自得である。(しかし周恩来は、国民党は敵であるが、蒋介石には一定の尊敬の念があった)

そのとき日本は……上海で聞いた8.15天皇放送
天皇はなんと挨拶したか。負けたとも降伏したとも言わぬ。
『遺憾ノ意ヲ表セサルヲ得ス』、という、嫌味な二重否定、
それっきりであった」

「その薄情さ加減、エゴイズム。放送が終わると、私は何という奴だ、何という挨拶だ、お前の言うことはそれっきりか、それで事が済むと思っているのか、という、怒りとも悲しみともなんともつかぬものに身がふるえた」

「弁解とか、戦争の正当化とか、通り一遍の詫び言などというのではなくて、正確な一言」を言わないから、戦争は永久に清算されず、人間同士の交わりも皮相なものが続くだろう。双方にとって非常な不幸である。(それが、今また、精神的不幸の度合いを増している)

「あれから14年。あの放送を聞いて怒りだしたという人には、会ったことがなかった」

※日本人は「社会主義的安定」を捨てて、「資本主義的不安定の面白さ」を選択させられたかに見える。得たものは、エコノミックアニマル化して得た巨額の在外資産。失ったものは、精神の荒廃。

(参考)終戦詔勅の口語訳
http://homepage1.nifty.com/tukahara/manshu/syusensyousyo.htm

『私は、深く世界の大勢と日本国の現状とを振返り、非常の措置をもって時局を収拾しようと思い、ここに忠実かつ善良なあなたがた国民に申し伝える。

私は、日本国政府から米、英、中、ソの四国に対して、それらの共同宣言(ポツダム宣言)を受諾することを通告するよう下命した。
そもそも日本国民の平穏無事を図って世界繁栄の喜びを共有することは、代々天皇が伝えてきた理念であり、私が常々大切にしてきたことである。先に米英二国に対して宣戦した理由も、本来日本の自立と東アジア諸国の安定とを望み願う思いから出たものであり、他国の主権を排除して領土を侵すようなことは、もとから私の望むところではない。

ところが交戦はもう四年を経て、我が陸海将兵の勇敢な戦いも、我が多くの公職者の奮励努力も、我が一億国民の無私の尽力も、それぞれ最善を尽くしたにもかかわらず、戦局は必ずしも好転していないし、世界の大勢もまた我国に有利をもたらしていない。それどころか、敵は新たに残虐な爆弾(原爆)を使用して、しきりに無実の人々までをも殺傷しており、惨澹たる被害がどこまで及ぶのか全く予測できないまでに至った。

なのにまだ戦争を継続するならば、ついには我が民族の滅亡を招くだけでなく、ひいては人類の文明をも破滅しかねないであろう。このようなことでは、私は一体どうやって多くの愛すべき国民を守り、代々の天皇の御霊に謝罪したら良いというのか。これこそが、私が日本国政府に対し共同宣言を受諾(無条件降伏)するよう下命するに至った理由なのである。

私は、日本と共に終始東アジア諸国の解放に協力してくれた同盟諸国に対しては遺憾の意を表せざるを得ない。日本国民であって前線で戦死した者、公務にて殉職した者、戦災に倒れた者、さらにはその遺族の気持ちに想いを寄せると、我が身を引き裂かれる思いである。また戦傷を負ったり、災禍を被って家財職業を失った人々の再起については、私が深く心を痛めているところである。

考えれば、今後日本国の受けるべき苦難はきっと並大抵のことではなかろう。あなたがた国民の本心も私はよく理解している。しかしながら、私は時の巡り合せに逆らわず、堪えがたくまた忍びがたい思いを乗り越えて、未来永劫のために平和な世界を切り開こうと思うのである。

私は、ここに国としての形を維持し得れば、善良なあなたがた国民の真心を拠所として、常にあなたがた国民と共に過ごすことができる。もしだれかが感情の高ぶりからむやみやたらに事件を起したり、あるいは仲間を陥れたりして互いに時勢の成り行きを混乱させ、そのために進むべき正しい道を誤って世界の国々から信頼を失うようなことは、私が最も強く警戒するところである。

ぜひとも国を挙げて一家の子孫にまで語り伝え、誇るべき自国の不滅を確信し、責任は重くかつ復興への道のりは遠いことを覚悟し、総力を将来の建設に傾け、正しい道を常に忘れずその心を堅持し、誓って国のあるべき姿の真髄を発揚し、世界の流れに遅れを取らぬよう決意しなければならない。

あなたがた国民は、これら私の意をよく理解して行動せよ。』
1945年8月15日 昭和天皇裕仁

………………【石垣りん詩集】………………

私はこのごろ不安な心で 滅びの仕度について、考える
貧しければ親族にも甘えかねた さみしい心が解けてゆく

私もくたぶれた時間を食べて 自分の糧にする
貧乏のネウチ 溜息のネウチ 野心を持たない人間のネウチが どうして高値を呼ばないのか

そこぬけに善意の御方とうかがえば 善とは何でありましょう あなたはどなたでいらっしゃいますか

精神の恥部はまるだしで 顔に化粧するご愛嬌 このへん、みんなカッパだから まあいいや

一円玉は 千円ほど人に苦労をかけず 一万円ほど罪深くもなく はだかで健康な女達と一緒に お風呂などにはいっている

新年 と言ってみたところで それは昨日の今日なのだ
戦争の記憶が遠ざかるとき、 戦争がまた 私たちに近づく そうでなければ良い

苦労のつるに 苦労の実がなっただけ (だけどそんなこと 人にはいえない)
魚や 鶏や 獣は あんなにおいしいおいしい死にかたをする


……………………茨木のり子さんの詩……………………

【鄙ぶりの唄】
何故国歌など ものものしくうたう必要がありましょう
おおかたは侵略の血でよごれ 腹黒の過去を隠しもちながら
口を拭って起立して 直立不動でうたわなければならないか
聞かなければならないか 私は立たない 坐っています

疎開児童も】
佳きものへの復元力がないならば それは精神文化とも呼べず
もし 在るのなら 今どのあたりで寝ぼうけているのだろう

【倚りかからず】
もはや できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや いかなる権威にも倚りかかりたくない
ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい

自分の耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合のことやある 
倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ

【あの女(ひと)の棲む国】
ある年の晩秋
我が家を訪ねてくれたときは
荒れた庭の風情がいいと
ガラス戸越しに眺めながらひっそりと呟いた
落葉かさこそ掃きもせず……

日本語と韓国語ちゃんぽんで
過ぎこしかたをさまざまに語り
こちらのうしろめたさを救うかのように
あなたとはいい友達になれると言ってくれる…… 

【笑う能力】
「先生お元気ですか 我が家の姉もそろそろ色づいてまいりました」

「ウエーターがうやうやしくデザートの説明」
「洋梨のババロワでございます」
「なに用無しのババア?」


………………小説「動物農場」(オーウェル)………………

民主革命が成功し、独裁領主(自民と利権官僚)が追い出された。ところが、革命に貢献しなかった連中が汚い手を使って、革命に命捧げた優しい動物を粛清して、人間支配時代よりも腐った独裁政権を作った……オーウェルスターリン批判。だが、今の日本も、

独裁野田政権は不安定であった。あまりの独裁ぶりにおとなしい動物たちが反感を抱き始めたからだ。そこで独裁政権は追放した農場主(自民と利権官僚)を呼び戻して、革命に命をささげた貢献者小沢氏を逮捕せんとし、農場主に食肉として売り飛ばそうとした。

その後、強欲人間及び利権官僚と結託した野田独裁政権は、密告を奨励し、従わないもの達を分断し孤立させ、全ての挙動を逐一監視する社会システムを作って(小説「1984」オーウェル)……そしてどうなったか?…八尾呂図の神も、日本列島権力者の達のすざましい腐敗にに怒り原発を大爆発させ、

主役は、食肉用家畜豚……豚の名誉のために一言……豚は神経質なまでに潔癖症で清潔好きです。権力の野に放たれた強欲豚とは違います。腐臭にまみれた危険な原発を再稼働させるはずはありません。

ほんとの豚なら、利権維持だけの為に江戸時代の平均を遥かに上回る大増税を強行するはずはありません。国民支持が6%に激減したら、石原慎太郎に国民目暗ましをさせ、中台韓を激怒させた。野田は豚の風体をした、死神なのでしょう。


…………【言葉と戦車を見据えて(加藤周一)】…………

それ自体としても、他から見ても、とにかく堕落し、退廃し、機能を喪失し、殆ど思想界などと云うものは存在せざるに至った。

思想が現実を改造するどころか、解釈する能力さへも失ってゆく崩壊の過程を彩る奇怪にも浅薄な衣装‥‥日本主義は消極的には現実感覚の欠如であり、積極的には帝国主義政策の伴奏である。

現実感覚を喪失した政治家が空想的戦争を始めた如く、現実感覚を喪失した絶対弁証法は空想的論理を手当たり次第に展開する。「国家の哲学の急務」はその最も美しい花束であろう。

一時代、一社会、一階級からその中にある精神が孤立することは不可能である。経済の下部構造は無論観念の上部構造の全ては決定しないだろうが、少なくとも部分的には必ず制約する。荷風さへも、反時代的であることに依って、超時代的とはなり得なかった。

即ち未来の社会に積極的に参加する他はない。そしてそれは革命的であることに依り、ただ行為を通じてのみ可能である。観念的立場を放棄し、行為のために思索することに依ってのみ、人間精神は時代を超えるであろう。


‥‥‥‥‥‥‥‥‥オーウェル評論集‥‥‥‥‥‥‥‥‥

【どんな不誠実な行為でもやってのける自己欺瞞を含む権力願望】
似非ナショナリストは忠誠心なしには生きてゆけない。その忠誠心は、その対象を簡単に変えることがある。対象は外国であっても差し支えがない。いや、インテリの場合は外国に変えてしまうことが多い。

何処に忠誠心を置くかを決め、次に自分の立場の根拠となる説明を探しにかかる。しかし、その根拠は強く見せたいとかの願望に基づいているから、星占師と同じである。それで、思想傾向が自分の気に入らない人に対して、くだらない人格の持ち主であると決め付けてしまう。

味方の不誠実な行為を非難しないだけでなく、耳にも入らないという、すばらしい特技を持っている。そして、都合の悪い過去は改変できるものだと信じている。要は、自分の属する組織が他の組織を圧倒しているという気持ちを味わいたいだけである。)


………………【れくいえむ】寺山修司………………

「マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや」(祖国喪失 寺山修司