検証!リモートカメラでトーク番組はできるのか?!
「リモートカメラでトーク番組出来るんですか?」よくお客様に聞かれます。
舞台などカメラマンの入れない場所でリモートカメラを使うことはあっても、トークだとカメラマンが三脚にハンディカメラをのせて撮るのが一般的。
でもでも、リモートカメラでトーク番組を撮れば、一人で何台ものカメラを扱えます!
スタッフを少なくしたい現場や、カメラマンの数が足りない、でもショットはなるべく多くしたい!そんな現場に実は最適だったりします。
JUNSで月に1回制作している音楽トークバラエティ「宍戸留美×津田大介 Oil in Life」で、実際にリモートカメラを3台使用して、ワンマンオペレーションを検証してみました。
オペレーションしたのは8月に入ったばかりの新人。カメラやコントローラの操作も、前日に覚えました。
↑の画像の、上半分は、スイッチャーのマルチビューの画面です。1カメ、2カメ、3カメがリモートカメラ「LiveCAM」。
画像の下半分が、コントローラで3台のカメラをオペレートしている風景です。
実際に配信したアーカイブ映像はこちら:https://youtu.be/KVaZXtHLJyc
その裏で何をしていたのかという動画がこちらです ↓
この番組は、前半をライブ、後半をトークで展開することが多いのですが、この日はライブを すべて人付きのカメラ3台、トークはリモートカメラ3台を中心に撮影しました。
(本番前のカメラ設定中の風景)
LiveCAMは、1台のカメラに10のポジションと色を設定し記録したポジション等をボタン1つで呼び出せるので、放送開始前に何パターンかのポジションをつくり設定しておいたのですが、やはり生放送ということで、本番がはじまると、設定したポジション通りにはいかなくなり、スイッチャー担当が他の映像を抜いている間に、リモートのオペレーターがカメラのパンチルトズームをリアルタイムに変更しています。
すべてのスタッフはインカム(※)でつながっているのですが、環境音にかき消されて聞こえずらくなることも多く。。
操作卓からカメラのオペレートを行えるため、スイッチャー担当と連携がとりやすいということも利点の一つになるかもしれません。
(※ちなみにOILではLINEのグループ通話をインカムとして使用しています、というのをこちらの記事で紹介しています)
だれもが映像を扱う時代、今までの映像業界の当たり前がこれからも当たり前とは限りません。
この機材、こんな風に使ったら面白いんじゃない?!というハウツーを、これからも実践しながら紹介させていただければと思いますので、ぜひ、参考に、みなさまのアイディアもお聞かせください!
sudo
倉庫から ARRIFLEX 2C が二台引き上げられてきた
倉庫から ARRIFLEX 2C が二台引き上げられてきた。
アリマウント3ターレットとBNCマウントタイプ。
そして失くしたと思い込んでいた超広角レンズ TEGEA 5.7mm の35mm用と16mm用の二本も出てきた。スタンリークーブリックの時計仕掛けのオレンジで活躍した組み合わせだ。
あと大好きだったハリソンのフィルターも二枚。他の会社のデフィージョンはレンズの焦点距離や絞りで効果が大きく変わるんだけど、これは常に一定の懐かしい何とも言えない甘い感じにしてくれる、古き良きアメリカ製だ。
よくわからないオープリールテープが一つ、なんだか見当も付かない、ナグラに電池入れて、聞いてみよう!
山
ATEM 4M/EにLiveCAMを食わせてみたら!(@神田ヒマナイヌスタジオ)
Facebookのネット配信部というグループの主宰者で、LiveCommandのユーザーでもあるヒマナイヌの川井さんとBlackmagicDesignさんの企画、「ATEM 4M/E お触り会」に参加してきました。
最大20系統のSDI入力を食い倒し、SuperSourceや複数のレイヤーで、いろんな画面構成を作って遊んでみようということで、うちのLiveCAM61を3名連れて参戦。
開催場所は、神田のヒマスタ(ヒマナイヌスタジオ)
弊社の山中は何度か遊びに行っているようですが、私は初めて伺わせていただきました。
クラフトビールマーケットが近くにあって、素晴らしく良い立地です!
4M/Eと LiveCAM
オペレーションは、Blackmagic JAPAN営業のアライさん。(ガッキー好き)
みんなで持ち寄ったカメラやHyperDeckからの録画データを12系統ほどつっこみましたので、ATEMの背面はこのような状態になっております。
配信アルアル。
ATEM 4M/Eの機能は、説明しだすとすごく長くなりそうな予感がしますので、また次回ということにさせていただいて。。
個人的には、クロマキーの抜き具合を今までは手動で細かく調整していく必要があったのが、4M/Eでは抜きたい場所をトラッキングして ある程度 自動でいい具合の抜け加減を作ってくれるのがいいなと感じました。このあたりの自動認識機能は、今後ますます加速するんでしょうね。素晴らしいことです。
なお、気になるLiveCAMとATEM 4M/Eの相性については、まったく問題ありませんでした。一発でHD-SDI(59.94i)信号を食っていただき、ほっと一安心。
イベントでは、LiveCAMの紹介も少しさせていただきました。
参加者のお兄さんにモデルになっていただき、Canon G20の映像に、LiveCAMのカラーコレクション機能を使用して、色を近づけているところ。
プロジェクターに移っているプログラム画面の右上が G20、左の絵がLiveCAMです。
SONYやパナ、Canon、JVC、BMDなど、メーカーによって、カメラの色味は若干異なるため、生の絵をそのまま使用するライブ配信の現場では、なかなか異なるメーカーのカメラを投入するのが難しいのが実情です。
そこで、LiveCAMの開発で最もこだわったのがカラーコレクション機能。(※カメラのみでは細かい色調整は行えません。オリジナルコントローラが必要となります)
他メーカーのカメラになるべく近づけて同じようなルックを作ることができます。
これはBlackmagicさんもこだわっているところですね。
撮影後の編集フローでは、DaVinciなどを使用してLogデータから好みのルックを作っていくグレーディング編集が徐々に浸透してきましたが、ライブ配信でもそういった遊び方をできてもいいんじゃないか(例えば、夜中のちょっとお色気な番組だったら、ピンク寄りのルックにしていくとか)とは弊社の山中談。
SDI出力がついたリモートカメラで158,000円という低価格が先行していますが、このあたりのこだわりについても、もっとユーザーさんにお伝えすべきなのだなぁと反省しました。新年度の最重要課題とし、今度はヒマスタでJUNS LiveCAM お触り会を開催できればなぁ、と思っています。
新しい機材にわくわく。みなさま、ほんとに良い顔してます。
なお、既存のATEM 2 M/E Broadcast Studio 4Kは、ATEMソフトウェア 7.3アップデートで4 M/Eと同等の機能にすることができます。
(が、フロントパネルのモデル名は 2M/Eのままなので、テプラで変更してください!とのことでしたw)
ATEM Production Studio 4K | Blackmagic Design
sudo
SONY PS4 & Apple TV 4K/HDR を楽しむためのOPTIMAN!
発売から5年。
銅線の4.7mという制約を超え 最長100mまでの長さを信号の減衰なく送る光HDMIケーブル「OPTIMAN」は
4KやHDRなど高精細な映像を使用するシーンが徐々に増えてきたこともあり、最近ではリピート購入も多くいただくようになりました。
しかし、ハンドシェイク(僕はこういうものです、という自己紹介的な信号)等の一部の信号で、どうしてもスムーズにやり取りを行えない組み合わせがあるというHDMIの宿命を避けて通ることはできません。
なんだか人間みたいですね。
各メーカーからも4K/HDRに対応した製品が続々と出てくる中、ホームシアター系のプロジェクターや映像機器系はほぼ問題のないOPTIMANですが、個人的にも最も期待していたSONYのPlaystation4 にOPTIMANの現行モデルが対応できないという事実が発覚。。orz...
HDでは問題ありませんが 4K/HDRではモニター側がシグナルを受け付けてくれません。
開発チームにも確認し検証を続けたところ、PS4とapple製品(の多く)は、HDMIにのせられる電圧が他の機器と比較して少し低いことが発覚。
(appleよ、おまえもか。)
そのため、このようなUSB端子から電力を補助するコネクタを使用すると、映像を表示できるようになります。
OPTIMANを、常に異なる機器の接続で使用する レンタルや、イベント現場などでしたら、こういったアクセサリを活用するのもありだとは思うのですが、PS4だけで使う!appleTVだけで使う!という場合には、ちょっと気持ち悪い感じもします。
というわけで、低めの電圧を想定し送電線を特別に太くしたOPTIMANつくりました。
こちらは、送電線の関係で 長さ10mまでのラインナップとなりますが、引き回しの距離が10m内に収まり、PS4で4K/HDRのゲームをとにかく速く!減衰なく!表示させて遊びたい!または、apple TV 4Kで4K/HDRの映像をとにかく美しく!表示したいという方にはお勧めです。
PS4で4K/HDR対応のゲームををテスト中、(決して遊んでませんよ、決して夢中になってませんよ)
HDRの衝撃って、Canonの5D MarkⅡの映像を初めて見た時の衝撃にちょっと似ているような気がします。
初代プレステで寝れないくらいにはまったバイオハザードとは偉い違いです。(年がバレる)
ゲーム機やプレイヤー、AVアンプ、プロジェクターを新調される際には、ぜひケーブルも光に変えてみてはいかがでしょうか。
「長さ」という実用性ももちろんですが、減衰のない美しい映像描写に一役買うこと間違いなしです。
ハンドシェイクの相性については自社でのテストや、お客様からのフィードバックも元に検証済みの機器をサイトに掲載していますが、掲載されていない製品をご使用の方やご不安な方はデモ機もご用意していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
4K HDR、最新のHDMI2.0a準拠!光HDMIケーブル OPTIMAN 4K HDMI2.0a|JUNS(ジュンズ)
sudo