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2009-10-19 とある科学の重機動兵器 鎌池和馬『へヴィーオブジェクト』

[]とある科学の重機動兵器 鎌池和馬『へヴィーオブジェクト21:46 とある科学の重機動兵器 鎌池和馬『へヴィーオブジェクト』 - ポメラニアン・ナウ を含むブックマーク とある科学の重機動兵器 鎌池和馬『へヴィーオブジェクト』 - ポメラニアン・ナウ のブックマークコメント

ヘヴィーオブジェクト (電撃文庫)

ヘヴィーオブジェクト (電撃文庫)

ええと、無理やり更新してみるテスト

ボーイミーツガールIN戦場(素直クール入り)といった按配ですこぶる面白かった。いや、メインになるのは男2人の掛け合いだからボーイミーツボーイ? いや、そっち系の要素はないけど!

ハードまわりというかSF公証というか科学まわりは豪快かついい加減だけど、その無茶っぷりがまた新鮮な設定を産み出してる気がする。レーザーで空気を膨張させて推進とか(いや、密閉した状態でやって「レーザーエンジン」とかそんな感じにしたほうが何万倍効率いいことか)、プリント基板伝送とか。あ、今度のレールガンはマッハ3じゃなくマッハ10になってました。個人的にはまだ遅いと思……そういう趣旨じゃなくて、つまり、面白かったって言いたいだけなんですよ。繰り返しになるけど、科学描写もここまでぶっ飛んでるとセンスオブワンダー的な何かを感じる。無駄にデカいものが高速戦闘するってのはそれだけでいいものです。

主人公側の政体が実は君主制で、相方のヘイヴィアが実は貴族だとか設定の端々に変なひねりが効いてる。それになにより、電撃というよりもファンタジアを思わせる痛快青春バトルモノなのに、裏では何百何千単位で死人が出てたりするのがタチ悪い感じで好き。

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2009-02-17 本編とのつながりに技あり『火の国、風の国物語3』

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師走トオル火の国、風の国物語3―星火燎原』富士見ファンタジア文庫

ドラゴンマガジンに連載されていた短編に加筆したもの。ジェレイドを主人公に、反乱軍が決起するまでを描いている。

正直に言って、長編シリーズの間にはさまってくる短編集や外伝のたぐいは、あまり好きじゃない。いや、別に嫌いなわけでもないんだけど、それより本編の続きが読みたいし、「必要悪」とかそのくらいにしか思えないんだ。

なんだけど、この『火の国、風の国物語3』は、ものすごく丁寧に本編に溶け込ませてあって、違和感なく読めた。言われなければ連載分の短編をまとめたものだとか気が付かないぐらいだ。「過去なんて振り返ってるばあいじゃねーぜ」という僕みたいなワガママバディにも気を使ってくれたのかもしれない。

連載時からどのくらい変更されているのかはわからないけど、ちゃんと2巻から続くかたちで始まってるし、最後も本編の時間軸にもどって4巻へのヒキを作ってある。

基本的には、ジェレイドがアレスに己の半生を語り聞かせるというスタイルなんだけど、過去の話を「登場人物による語り」として本編に入れ込んでくる手法には、なんとなくアニメの総集編の影響を感じた。知らないだけで、ラノベでも結構多用されているのかもしれないけど、けっこう新鮮だった。

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2009-02-09 いい感じに重厚さが出てきた『火の国、風の国物語2』

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師走トオル火の国、風の国物語2―風焔相撃』富士見ファンタジア文庫

「あとで感想を書く」置き場が破綻寸前で、このままだとブログを閉じるしかなくなりそうだったので、とりあえず1冊ずつでも書くことに。実のところすでに5巻まで読んでしまっており、その後さらに10冊は他のものを挟んでいるので感想が書きにくくてしょうがない。

うん、今読んでる『ミスマルカ興国記3』も楽しいです。気になるところもあるけれどマヒロ王子のキャラが……じゃなくて、2巻では反乱軍側の描写にも厚みがでてきて、いよいよ「火の国、風の国物語」というタイトルの示すものが出てきた感じ。

普通に考えると、これはジェイドのほうが主人公よね。貧農を解放するために立ち上がり、知略だけで大貴族達に立ち向かっていくとか、いいとこもって行きまくり。それだけに、バランスのとり方が難しそうで不安だったのだけど、なんというか堅実で凄くしっかりしてるのよね。ハデハデな展開が目を引くけど、それだけじゃない。

アレスとジェレイド、それぞれに戦わなければならない理由があり、たぶん風の戦乙女にも別の理由があるんだろう。まあ、ジェレイドに比べると、アレスなんかただの殺人鬼というのも確か。それでもアレスがバッサバッサと斬りまくってこそなのシリーズだと思うので、今後もこのバランスを保ってほしいもの。

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2009-01-25 これぞ最強主人公!『火の国、風の国物語』

[]これぞ最強主人公!『火の国、風の国物語』 00:46 これぞ最強主人公!『火の国、風の国物語』 - ポメラニアン・ナウ を含むブックマーク これぞ最強主人公!『火の国、風の国物語』 - ポメラニアン・ナウ のブックマークコメント

師走トオル火の国、風の国物語―戦竜在野』富士見ファンタジア文庫

火の国、風の国物語―戦竜在野 (富士見ファンタジア文庫)

火の国、風の国物語―戦竜在野 (富士見ファンタジア文庫)

武の名門、ファノヴァール家に生まれたアレスは、12歳の頃に巻き込まれた事件の折、謎の精霊・パンドラと契約を結ぶ。それから5年後、ベールセール王国に大規模な反乱が起こり、世は戦乱の時代を迎える。17歳にして王国最強の騎士となったアレスもまた、戦いへと身を投じていくことになる。もって生まれた才に日々の鍛錬、精霊の守護を得たその力は、まさに一騎当千!

ちょっと笑ってしまうぐらいの最強ぶり。手加減のため普段は左手で剣を扱い、相手が何十人いようともものともせず叩き伏せる。決め台詞は「たった〜〜人で――いいのかと聞いている!」。

随所随所でアレスの人間離れした強さがアピールされ、もうベッタベタな主人公最強ラノベなのだけど、その直球ぶりがめったやたらと楽しい。普段は弱腰なのに、悪を見つけると猛然と突っ込んでいくという性格も好感度高し。

最近、良くも悪くもヒネリが効いたラノベばかり読んでいたので、この明快さは新鮮だった。「電撃疲れ」を吹き飛ばす痛快な作品。

これは、ぜひとも最新刊まで読んでみよう。

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2009-01-24 ファン・ダルタ再登場『タザリア王国物語5』

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・スズキヒサシ『タザリア王国物語5 山獄の獅子王』電撃文庫

4巻で大活躍したブザンソンとは、わりとアッサリ別れファン・ダルタがいるナフタバンナの国へ。

大喜びでファンに抱きつくジグリットは、子犬っぽくってかわいかったですな。忠犬ファン・ダルタがしっぽを振り回してはしゃぎまわる、という描写を予想していたのでちょっと意表をつかれた。犬キャラはジグリットのほうだったか! また、新入りの従者ケルビムに嫉妬するファン・ダルタも見所のひとつでしょう。

ストーリーの流れは、あいかわらずドコを目指しているのかよくわからない。とりあえずナフタバンナをぶっ潰すことにしたみたいだけど、どうも説明不足に感じてしまう。ナフタバンナの王様=ワルモノみたいな描写は確かにあったけど、理由としては薄すぎじゃないかね。

ファン・ダルタ大盛りなぶん、リネア様成分は控えめ。サドっ子こそこの作品最大の魅力なのでやや残念。

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