2012-01-25
時代に翻弄された新撰組と二宮金次郎
雑記 | |
先日、かつて清盛はアンチヒーローという扱いだったのに、最近は交易にいち早く目をつけた先見性のある人物として評価に変わりつつあるという記事を書いた。
関連記事:「時代とともに変わる清盛像」
ほかに、こうした時代とともに評価が変わった人物はいないかと考えていて思い出したのが、新撰組だ。
新選組は、幕末のころに、京都において反幕府勢力を取り締まる活動をしており、明治政府が新選組と敵対していた倒幕派たちによって樹立されたこともあって、明治時代には賊軍として新選組を否定する空気があった。
昭和に入って、徐々に再評価されはじめたが、一般的にはかなり知名度が低かった。
なんでも、1962年の連載スタート時には、「新撰組がテーマじゃ・・・しかも土方歳三なんて、誰も知らない」という扱いだったそうだ。
それがだんだん人気になり、TVドラマ化され、新撰組ブームを巻き起こした。
今では新撰組は、アニメ、ラノベ、ゲームでも大人気!
40年程で、評価も知名度も大きく変わった。
一方で、評価が下がった感じの人物も、今日見つけた。
それは、二宮金次郎。
なんでも、まきを背負って本を読む二宮金次郎像が、全国の小学校から姿を消しているそうだ。
二宮金次郎といえば、家の仕事を手伝いながら勉強に励んだ努力の人というイメージがある。
しかし、勤勉・節約の象徴として戦前の修身教育でさんざん利用されたという事実が、良くない印象を与えているらしい。
また、現在の教育方針とあわない、歩きながら本を読むのは危険という声もあるらしい。
国策に利用されると、時代の変わり目で評価が変わりやすいのだろう。






それに先に見た、司馬遼太郎にしても吉川英治にしても、もちろん沢山の資料を基にして書かれているとはいえ、小説ですから、そうしたことにもよっても評価が変わるというのは、ますます割り切れない面がでてきてしまいます。
こんばんは、逍花です。
そういえば、清盛、新撰組だけでなく、宮本武蔵も評価が変わった人ですね。
私はなんとなく、巌流島のエピソードは汚い感じがするのですが・・・・・・
歴史はというか世の中の現象は、全て何らかの世界観によって解釈することでしか把握できないように思います。
小説の場合は、書き手の主観が入るからなおさらですよね。
たかが小説、されど小説といったところでしょうか。
コメントありがとうございました!