昔の自分と語り合う

 今日もATOK減価償却にいそしむ日々*1IMEに対しては、どこか他人行儀というかどうせ使い捨てというか、お前(IME)ごときに本気出すほど俺は落ちぶれちゃいねぇ。俺の本気はこんなモンじゃないゼ? 的に接してきましたが、晴れてATOKに乗り換えたからには、そろそろ本気でカスタマイズしなければいけないような気がしてます。いい加減マイクロソフトに怒られそうですが。ま、この辺無料と有料の越えられない(心理的)壁なんでしょう。
 そう言ったわけで、さっそく調教環境のコンバートを。まずはユーザー辞書の更新。とりあえずユーザー辞書を真っ白にするお約束はちゃんと踏まえて*2ATOK辞書ユーティリティの「辞書コンバート」機能を使用。辞書を統合します。
 さて、念のため確認してみると、一部に文字化けがでています。そう言えば、先代パソがお亡くなりになってここ数年分の個人設定はお空のお星様。で、今回はサブノートから環境を移行したのですが、考えてみたらかれこれもう十年近く昔のATOKです。いい加減に単語登録してきたこともあって、問題なく移行と言うわけにはいかないようです。まぁ、移行できるだけJUSTSYSTEMは良心的です。*3
 そんなわけで、仕方なく辞書を一覧出力して一つ一つ確認したんですが……
 えーと。
 ……とりあえず品詞がやたら名詞サ変に偏っているのは不問に付すとして。
 なんか微妙に――って言うか
 ハッキリいって
 すごく「厨臭い」んだけど。
 「ヴン」だの「ギュンッ」だの擬音がやたら充実してます。「結界石」とか「抗重力」なんて言葉どんな状況で使ったんでしょうか? 「悉達多*4」と「ツインテールが同居してる辞書も珍しいかもしれません。「腐り」が登録してあるのは、言わなきゃバレないでしょうがエロゲ脳です。
 まさかこんなトコに黒歴史地雷が潜んでいようとは。一体ナニを考えて生きてたんでしょう私。
 とりあえず昔の自分は職員室で小一時間説教として、中に一つ、どうしても私に問いただしたい言葉があります。
 
ねえ、昔のボク? 聞いてもいいかな?
 「ブルマブルマ、エッチエッチ」なんて言葉、いつ使いやがった*5
 怒らないから、正直に白状しなさい。

 
神林長平の作品テーマの一つに、言語支援機能が疑似人格を持つ、というものがあります。人格が日々変容していくものなら、昔のワープロは、昔の自分を保存しているタイムカプセルなのかもしれませんね。
 さっさと上書き更新しましたが

*1:使えば使うほど一日あたりの「これだけ書けば元だよな!」感が下がっていく(?)程度の意味です。

*2:いきなり辞書統合を選択しました。先ず辞書コンバートをしないと昔のユーザー辞書を認識しないらしいです

*3:別にJUSTSYSTEMからお金を貰ってるわけではないですいやくれるなら貰いますが。

*4:ゴータマ・シッダルタ いわゆるお釈迦様

*5:ATOK(1太郎?)には文章を読み込んでそこから単語を拾い上げる機能がついてまして。おそらくコンバートする際、昔書いた小説を読み込ませたんでこんな事態になったんでしょうが……それにしても、なんちゅうモンを書いていたのか

明治と大正のキリンビール


今KIRINの「明治のラガー」「大正のラガー」を飲んでいて、ふと思いたったので軽く印象を。何でもブランド誕生120周年を記念した限定醸造なんだそうで、鶴をあしらったレトロなデザイン*1と「SINCE 1888」の表記が末広がりで目出度いです。なお、肴は鰹の叩き・鳥の照り焼き・鯛の昆布締め・芋の煮っ転がし。明治からありそうなものばかりですな。それと、グラスは無濾過シリーズについていた麒麟のエンブレム付きのやつ。これが小ぶりでなかなかいいです。


明治のラガー
 
 
「苦みが効いた重厚で調和のとれた味わい」だそうですが、意外にも現代的な味がします。サラッとして飲みやすい、後味のすっきりしたビールで、苦みが爽やかです。「明治」と言うことで、重厚な濃厚ビールを期待していると当てが外れるかも。


大正のラガー


「苦味にコクと芳醇さが加わった味わい」。苦味は確かにこっちの方がきついです。ただキレがあるというよりは「丸い」味わいですねぇ。芳醇、と言われればそう言う気もしますが。飲みやすさと後味の良さは甲乙付け難い。

 どちらのビールも、「飲みやすい」「後味がいい」のが特徴でしょうか。思うに、香りの良さが全体の印象を引き上げている気がします。黒ビールや「ヱビス」好きには、物足りないビールかもしれませんね。
 以上、軽い感想でした。って言うか、大正のラガーで3本目なんで弱い私としては軽くベロンなんですが味なんてわかるのかしらん? 

*1:明治のラガー。大正は薄グリーンの麒麟さん