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起業ポルノ このページをアンテナに追加

起業ポルノ【きぎょう-ぽるの】
1) 思わず興奮してしまうような、起業に関する情報。
2) 上記を集めているブログ。中の人は、まだ起業家ではない。→参考情報

2008-01-27

文章の自己研鑽/山下憲治氏

このブログ作成の目的の1つに、自己研鑽がある。

自己研鑽の第一としては、ありがちだが文章の修練である。起業を志すものにとって、文字でのコミュニケーションはすごく重要だ。特にメールでいかに説得力がある文章がかけるか、相手に凄いと思って貰えるか、情熱を伝えられるかという点は、重要になっていると思う。

もちろんFace to Faceの第一印象の方が重要であるが、最近はメールがファーストコンタクトとなることも多く、その場合にはメールが面談に発展するかどうかのフィルター対象となる場合もあり、このようなケースでのメールは特に重要だろう。また、メールの他にも、企画書や事業計画書もあれば、自社Webに掲載する文章など、良い文章が書けるかどうかが重要となるケースは多いと思う。

文章という意味では、私には一人だけメンターがいた。過去形で書かなければいけないのが悲しいのだが、故山下憲治氏(1965-2000)。命日は7月7日。今でもホームーページは残っている。

■山下憲治氏のホームページ
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”インプレスジャパンの会社案内”には、今も「特別功労者」として役員と一緒に名前が掲載されている)

山下氏が中心となって創刊したInternet Watchという日本で初めての商用メルマガ(当時は電子メール新聞と言った)があり、そこにはWatcherという名称の情報屋みたいなバイト集団がいて、私はそのWatcherをやっていた。ここで、Internet Watchの編集部メンバーと全Watcherとが参加するメーリングリストがあり、そのメーリングリストに有効な情報をタレこむと1件いくらかのバイト代になるという、在宅(在学?)バイトであった。

このメーリングリストは情報のタレこみだけではなく連絡用にも使われていたのだが、Watcherのメンバーは創刊当時は学生やフリーターも多く、威勢がいい若い人間を集めたこともあって目上の編集部の方々にも、いろいろ噛み付いたりすることも多かった。それがメーリングリスト上で行われていると、自浄作用的に別のWatcherがなだめたりることもあったが、内容によっては何人かのWatcherも同調したりということもあった。そこで登場するのが山下編集長の長文メール。明快な文章で分かりやすいロジックが提示され、最後には編集部としての決定事項も書いてある。頭が切れる山下氏がおそらく時間をかけて推敲し、改行まで綺麗に揃えてあるメール。もう圧倒的な説得力がある文章で、細部は思い出せないが、その印象は、今でも私の中で強烈な記憶として残っている。

この山下氏は、Internet Watch以前にはインプレス社で”できるシリーズ”(丁寧な図解入りPC入門書シリーズ)を作った人でもあり、Internet Watchは日本で初めて有償(確か月額300円)で発行されたメルマガでもあり、厳密な意味での起業家ではないかもしれないが、ベンチャースピリットあふれる人物でもあった。

おそらく、山下氏の文章力に追いつけることは一生ないと思う。これは一歩一歩でも近づければ良いかなと考えている。ただ、起業家としては、追いつき追い越したい。私自身が今、氏が亡くなられた当時の年齢を超えてしまったのはショックな面もあるのだが、同年齢では追いつけなかったことをバネに、精進したい。

山下氏が存命あればきっと、アルファブロガーの一員になっていたり、また何か新事業を立ち上げていたのではないかと考えると、本当に惜しい人を亡くしたと思う。あらためてご冥福をお祈りすると共に、山下氏に感化された一人である私が頑張ることで、少しでも供養になればと思う。

さて、最後に文章の話に戻ろう。このブログでは、私が普段使っている「ですます調」ではなく「である調」をあえて選択して統一している。これは、苦手な文体に固定することで常に解りやすい文章を書いているかを意識し、気軽に書き流せないようにしたいという、ちょっと不純な動機からである。見苦しい文章があるかもしれないが、徐々に成長するということで、どうかご容赦を。

2008.06.08 カテゴリ名変更(RSSリーダ購読されている方、ゴミフィード申し訳ありません)

■山下憲治氏の記事やコラム

site:internet.watch.impress.co.jp ken@impress.co.jp - Google ????

(watch.impress.co.jp内を「ken@impress.co.jp」でGoogle検索)

■山下憲治氏関連トラックバック先・言及されているブログ等


(スパム気味に多くてスミマセン。ネットに残る山下氏への言及も少なくなっていますが、繋がっていたいのです)