年明けちゃったかあ

hatenaのRSSリーダーは使い方がちっともわからないですね。'beta'て書いてあるからかな? 「次の*件」をクリックしても何も起きないし、いくら読んでも未読表示が消えないし、どの記事が未読なのかわからないし、ヘルプ読んでも良くわからないし、ブラウザの設定かもしれないけどヘルプのどこにそれについて書いてあるかわからないし。
誰か手取り足取り教えてよ。

他者への想像力

自分以外の存在について想像力を働かせるというのは、「自分がその状況に置かれたら、どうするか?(どう思うか? どう感じるか?)」ではなくて、「自分がその境遇だったら?」と、生まれ、育ち、思想、その他諸々の「その他者」を構成するあらゆる要素に思いを馳せ、そこに可能な限り近づくことだ。「相手の気持ちになって考える」とはそういうことだ。

だが、もちろんそんなことは不可能である。自分で作った創造上のキャラクターでさえ限界があるのに、構成要素を不完全にしか把握していない実在の他者について、どれほど想像し理解を及ぼせるだろう?

だからって、諦めたらそこで人生終了ですよ。

児童ポルノ法改正の、目的のひとつ

児童ポルノ法の改正について、自分の推測ではあるが、その目的に、

「欧米主導の国際社会に日本がより強くコミットするため、そのアピールとして、児童ポルノ規制強化を実績としたい」

というものがあると思うのだけど(G7で単純所持規制をしていないのは日本だけ、という主張をよくすることからも、そこが見て取れる。安保理常任理事国入りしたい、という願望もあるのかもしれないが、これは穿ちすぎかもしれない)、そういう観点を示したうえでの言論を、はてな界隈では見かけないのは……自分が観察し始めた時には、すでに通り過ぎていたのかな。
国際政治・外交についてはさすがに追い切れないので、どなたかポインタを示してくださると嬉しいのですが。


自分の仕事を政治の道具にされてしまうのは、どうにも腹立たしいものです。自ら仕向けたり、正当な議論の末であるならば、受け入れようもありますけれど……

エロゲ'しか'見たくない

http://ralf-halfmoon.jugem.jp/?eid=284

エロゲ雑誌を読むか、読まないか、が話題になっているそうですね。まず正直に俺の現状を書くと、読んでいません。

ただ誤解してほしくないのは、「読む価値がない」から読まないのではなく、「買わない」から読まないだけなのです。

ラルフさんが書いておられるように、webでは、能動的に動いたときのみ、情報が手に入ります。メーカーサイトを確認しに行くにも、知らないブランドがあったりしたら、そこの情報に触れるのは困難です。エロゲの話題を網羅したポータルサイトがあれば別ですが(……今のところ、ないですよね?)
また、知っているブランドだけを確認するにしても、そのすべてのサイトを訪ねるだけで、平気で2,3時間は過ぎてしまいます。これが雑誌ならほんの10分眺めるだけで済むというのに。雑誌を読まなくなって、webのみに頼るようになって、これが苦痛でならなくて……結局webでの情報収集はやめてしまいました。今では好きなブランド(BaseSonさんとか)を見に行くくらいです。
2時間が10分に圧縮されるだけでも、エロゲ雑誌には十分な価値がありますよね。社会人が2時間で生み出す金銭的価値は2千円にはなるわけでして、それが1000円以下の物で代替するなら、1000円のコスト削減ができるうえに、日本経済にも貢献できるわけで。笑。

では、そう考えているにも関わらず、'買わない'のは何故なのか?

エロゲの情報そのものに、価値を見出していないから。

……認めたくねえ。

エロゲ大好き人間であるところの俺が、こんな結論を認めたくはないのですが、納得出来る答えはこれしか思いつきませんでしたorz  俺、もう終わってるのかな……またエロゲ雑誌買い始めて、こんな結論を覆そうかな……

ちなみに。欲しい情報以外、余計な情報も載っていて、そこに金を払うのが無駄! という意見も見聞きしますが……
え? エロゲにまつわる情報って、すべて欲しい情報なんじゃないの? 知らないブランドの新作情報は興味のらち外なの? 納得しがたい話なのですが、俺がおっさんなのかなあ。

ノベルゲームの声って必要ですか?(独り言以外の何か より)

結論から言えば、必要であるように作ることもできるし、不要であるように作ることもできます。企画として、商品として、作品として、どこを目指すかによって選択するだけのことです。

さて、シナリオ書き的な立場から言えば、エロゲのテキストのセリフ部分とは、小説のセリフ部分とも、アニメやドラマ、演劇の脚本とも、異なるものです。……アニメやドラマの脚本を書いたことがないので、後半の方は実のところ定かではありませんが、アニメやドラマを見て感じるものと、自分が書いてるエロゲテキストとの違いからは、そう推測されます。

それらの違いとは、表現手段の違いからくる必然的な相違です。小説は文章のみによる表現ですし(ラノベはまたちょっと異なる気もします)、アニメやドラマには映像、特に人物の演技という重要な表現要素があります。演劇もしかり、です。また音響の効果は、視覚と同様直感に訴える強力な表現要素です。それらに対して、エロゲは文章があり、映像があり、音響があります。
表現手段の違いが、どう実際の表現の差に出てくるかというと……例えば、綺麗な夕焼けへの感動を表現する際に、です。
小説なら、「綺麗な夕焼けだ」とか文章で書ききらなければなりません。アニメやドラマなら、人物に「うわ……」とでも言わせながら、夕焼けの映像を流すかもしれません。音響を使うなら、カラスの鳴き声を入れるかもしれません。エロゲはそれらをすべて実行するかもしれません。

またセリフの構造にしても、音声言語と文章言語には違いがあります。あります、と断言しつつ、研究はしていないので詳しいことは書けませんが、書き方が変わるのできっと違いがあるのです。俺なんかもう、エロゲテキストばっかり書いてるせいで、小説の書き方がわからなくなっちゃってます。えらい困った話です。

これらを踏まえたうえで言えることは、文章も映像も音響も、'あるもの'を伝えるための手段にすぎない、ということです。だから結論の、必要であるようにも不要であるようにできる、となります。'あるもの'のために適切な手法を選ぶことが重要なのです。手法が過剰であったり不足であったりすると、'あるもの'が伝わらなくなってしまいます。そしてエロゲは、その手法をかなり幅広い範囲で、自由に選択することができます(あくまで企画のうえでは。実際は予算という厳しい制約があります)。アニメのようにセリフ・映像・音響のみで作ることもできます。逆に文章のみでも可能です。いっそのことリアルサ(ry。

なので、制作的な観点*1からは、音声の要不要は企画の問題であり、ゲームジャンルの問題ではないのです。まあ、アニメにしちゃったら'ノベルゲーム'とは言えませんが。

もしもプレイしていて音声に違和感があるのでしたら、そのタイトルは表現手法の選択が少々甘いのかもしれません。




じゃあなんで、音声・SE・BGMはコンフィグでoffれるんだ? って話ですよね……演出する側からすると、切れないようにして欲しいですよね、実際。SEある前提で演出してるのに、SE切られたら意味わからなくなりますし、どっちでもいけるように作っとくわけですけども……でも音声だけはほんと勘弁して欲しいです。話言葉と書き言葉って違うんですよ、ほんと、ケータイ小説と小説を見比べてくださいよ、もう……

*1:営業的な観点、というのもあります。説明は省略しますが。

積極的に日本語を乱したいワケではないんです

「最近の日本語は乱れている!」とか主張すると、なぜ国語学者はニヤニヤするのか。

本論とは離れてしまうかもしれないけれど。
エロゲの音声収録の時に、台詞のアクセントをどうするかで判断に困ると、「じゃあ、平板で!」で済ませてしまう事が多い我々も、日本語の卑俗化の片棒を担いでいるのかもしれません。笑。だって平板にしとけば、間違いを指摘されることはまずないからね。