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TB Colour

2018-10-21

2018/9のライブ観賞 12本

9/5
八木美知依&本田ゆか@クラシックスの1st、アンビエントのように始まって早めにゲストのNels Clineとヴォーカル(名前失念)が加わってプログレの様な変化を伴った展開。本田ゆかのエレクトロニクスにDrexciyaを思い浮かべた
2ndは八木美知依&本田ゆか&Nels ClineでVoは加わらない。なので自由度高めだけどアヴァンというより八木の箏が作るカッコいいリフのグルーヴに本田とClineのエレクトリックな音が絡んで異形エレクトロニカ。2つ目の演奏はClineが歪みの無い音でギターを鳴らしてそれに八木の箏が重なる端正なインプロ
Nels Clineをあのサイズのハコでじっくり聴けるというのはやっぱり特別。代名詞のようなあのアグレッシヴなギターを弾きまくったわけじゃないんだけどだから余計に面白かった。こういう弾き方もあるのか!とか、エフェクターで作った音がギタリスト的じゃない音色だったりして、現在別格のギタリスト

9/6
20年ぶりぐらいにコートニー・パインのライブに足向け。CDでは幾つもスタイルを聴かせていたけど昨年のオマーをフィーチャーしたリリースが90sリバイバルしてて今夜もそのオマーをフィーチャーしたライブでそういうスタイルなので後向きにも見えるけど鉄壁の演奏力とエンターテインメントが楽しすぎ

9/7
バスクラと自作管楽器のArlington de Dionysoと主にアルトクラリネット坂田明とほぼドラムの山本達久のセッション。混沌するとこはアイラーのグループ並みでそこからサラッとフリーインプロに可変したりする。三者ともアイディアの豊富な変態でそれが噛み合うのが面白すぎ

9/8
ケイ赤城&本田珠也@アポロに足向け。即興というスタイルの中でひたすらジャズする音楽度、フリーじゃないそれを目の当たりにすると酔っ払う以外の 術無しだし、2ndの中盤から加わった守谷美由貴のサックスがそれに色付けした事でジャズという音楽がよくわかった。オレ含めた今夜これ見た連中が正解

9/14
Labo3というイベント。Sugar Plantは洗練されたジャムバンドが90sなメロを扱うという感じで独特な音楽。このバンドはもう一度機会が欲しい
ちょい久々のdipは進行形の間に古い楽曲が挟まれててその古いのを今の音で聴くとリリカルが際立つ。結果、オレは今のdipの曲の方に惹かれる

9/15
ラッパとピッコロのPeter Evansと笙の石川高と箏の今西紅雪の演奏。Evansの超絶技巧が静かに鳴らされて度肝を抜かれてそこにどんな時でも崩れない石川の音と、恐らく現音を参考にしてる今西
その後千野秀一ジャズでもクラシックでもアヴァンでもない美しいピアノソロがあってPeter Evansとチェロ坂本弘道が加わった演奏。Evansのあの超絶技巧がアグレッシヴにくるけど千野と坂本の音もエグくて特に千野が卓で鳴らす音がノイズよりもというヤツで久々に強烈な緊張感

9/18
ちょっと久々のOhanamiは以前とは異なった音楽になっていてAutechreを彷彿させるダークなエレクトリックに山本達久の繊細な擦り刻みと町田良夫のスティールパンが合わさる想定外。なので即興的な音楽を好む層よりエレクトロニカ界隈に向いていて、オレは自分がどっちかよくわからないけど次を待つ
SolborgとDornerとToldamと芳垣安洋のセット。全員が楽器の素の音でやれるとこをやった後に芳垣以外は電化も扱う。けれどフリージャズの様に混み合う状態は少くてそれぞれの音はハッキリ聴き取れた

9/19
Peter Evansの独奏は音色の変化少なめで音の切れ目も少なく怒涛という言い方の出来る演奏。その後の飛び入りのホルンとの演奏はフリーインプロ気味
2ndはJohn RussellとStale Liavik Solbergのデュオからで、これはBaileyとBenninkだと思う。と言う事で今夜オレが一番引かれたのはこの演奏。その後はEvansと巻上公一デュオでここは巻上のユーモアがEvansの音より耳に残った
そして4人揃い踏みでのセッションがあったのだけど、今夜を聴いてPeter Evansはジャズの色が濃い演奏者だと思った。もし今夜の2ndのラッパがAxel Dornerだったら?って頭に浮かんだ

9/22
石橋英子×マームとジプシー 藤田貴大の『The Dream My Bones Dream』は音楽のみでは無くて他の要素も加わったライブ。オレはそういうのをあまり好まないんだけどこのライブはそういうのにありがちな鬱陶しさを洗練したような出来だったと思う
石橋英子は恐らくオレと同世代でここ数年で父親が他界したという経験は共通するものだからステージで役者が食をとる事と骨という人間の一部が含むものには勝手な理解。そしてあのアルバムの音楽を再現した演奏は再現以上の音に聴こえた

9/23
今井和雄ソロワークス72@plan-Bの1stはアコースティックなセットでミュートを使った音から始まって掻き毟るように弦が鳴らされて、2ndのエレクトリックなセットは簡素なエフェクターだけど奏法でエグイノイズまで鳴る。両セットともとにかくギターを限界まで弾き倒そうとしてるとしか形容しづらい演奏

9/27
RBMFT2018、石橋英子ソロは新作に収録されている内の3曲をエレクトリックとアコースティックの両方で演奏。当然先週のレコ発とは違った音だけど、ソロだからのパーソナルな演奏で全曲演るという機会を聴いてみたい
4年ぶりのNAZORANAI、灰野敬二は色んな楽器を使ったけどエレキを弾くと結局その印象が濃くなる。けど一番印象的だったのはStephen O'Malleyのエレベで、無駄の無いベースラインは音楽がシェイプされてた。時々埋もれながら聴こえるOren Ambarchiのビートは狙ったバランス?
いくつもある灰野敬二のバンドの中でNAZORANAIが一番纏まりがある印象で、かなり強い音だったし灰野は自由度高かったけど最終的に歌に帰結出来る演奏だった

9/30
大江慎也60歳バースデーライブは大まかにソロ名義とRoosterz名義とRoosters名義の3セットという内容。最近好きになった「何処へ行こうか」の歌詞に惹かれて、なのでというか、殆ど演奏されない大江慎也ソロ名義の楽曲をもっとライブで聴きたいと思った
まあ当然の様にライブは楽しんだけど昨夜の状況でイベントを決行したり、開場予定時間より早く客入れしたり、前売りが売り切れてるのに当日券売ったり、追加かなんかの前売りの番号が意味不なダブりまくりだったりで主催はダメすぎる

2018-09-15

2018/8のライブ観賞 10本

8/4
MOTHER FUCKER'S DAYはFUCKERが優勢思想にFuck offと言ったりFOWARDのISHIYAが愛で闘うって言ったりしたのにヤラれつつ身体が欲していた久茶の全開っぷりに参った
その久茶がECDのWasted Youthかましたときグッときて堪えたけどステージ脇でニーハオ!!!!のユカリが堪えきれなくなってるのみてヤバかったけどオッサンなので我慢した

8/6
道場破り入の道場はちょい久々で、道場破りがいる時は道場のニ人が破りの個性を引き出すのを狙ってる様に演奏が進む。纐纈雅代のアルトは独特な音色を持っていて、アルトだけで2セット対峙したのは相当なスキルだと思う
纐纈雅代を煽りながらも裏にいるような本田珠也のビートは音数だけでも他のドラムの三日分ぐらいを一夜に詰め込んだような連なり。八木美知依は異能としか形容しにくい抜き差ししてて、1stのニつ目の演奏でのオルタナなベースラインのループをそのままもう一度自分の演奏に戻したあれはヤバイセンス
演奏は申し分なかったけど酔っ払ってイミフな手拍子とか奇声を発し続ける客が放置されてる様な界隈は敬遠されかねないという苦言もしておく

8/17
今まであまり気にしてなかったチェルシーの日だけどこういうのキリのいいタイミングで止めそうなのに続けるしチケットとドリンクの価格設定とか見てグッとなってパンくずとして足向けして途中でピットインに抜けるつもりがドコア+αに足動かせなかった。どのバンドがどうとかなく全部がカッコよかった

8/18
本田珠也&大友良英ナスノミツル@ピットイン 大友と本田の音がガチにぶつかる中でナスノの...って続けると長くなるので結るとジミヘンエクスペリエンスバンド・オブ・ジプシーズが合体したような「何これ?」かまされてヘラヘラして今酔っ払い

8/19
本田竹広トリビュートバンドはジャズの熱と楽しさが絡んだ演奏でスタイルとして変わった事を狙うんじゃなくてそれぞれのスキルを引き出すので6tet編成ながら当分されたように演者のそれぞれが聴こえた

8/22
MUGAMICHILLはクラウトロックとかポストロックを下敷きにしてると思うんだけどそれよりストイックで渋いとも言える1stと、それに感情をブチ込む時間もある2ndの両方のセットとも先鋭的なロックという言い方を使えばそれとしてどれよりもカッコいい

8/23
最近復活したLow Powersはガレージ臭のあるロックだけどベースが大野由美子なので薄っぺらくなったりはしない。ちょっと時間は短かったけどあれぐらいの感じの方が似合うと思う
2ndのMetalchicksはまあまあ前に2回ぐらいライブをみてて、その時よりも音がささくれていて単純にメタリックという事にはならない。シュガーのギターかき鳴らしがなんか猛烈だったりして初期衝動的
メインでレコ発のHello, Wendy!はシンセ4台でポップな楽曲を演奏して歌うバンド。1曲毎に頭下げたりしてちょっと学芸会風だし見た目アイドルっぽさもあったりするけどなんかヤン富田的も感じたりしつつベーシストとして名うてでありながらシンセやスチールパンも演奏する大野由美子の才覚を思い知った

8/25
金柑画廊というとこで久々に遠藤隆太朗のチェック。エレキの独奏は遠藤が影響を受けたローレン・コナーズ的な流動する音。それに以前よりも複雑をはめ込むように演奏してて、ちょろっとライ・クーダーのニオイもあった
ヴィオラ池田陽子はアコースティックの心地良さとえげつなさを持っていて、この楽器の即興を聴く機会の少なさとは関係なしに興味を惹かれる演奏
デュオでの演奏は池田が持ち味を増幅して遠藤はジャズ的なスタイルのシングルノートを駆使したヤツでスタイルの違いは有りつつも音感みたいなのはうまく絡まってた

8/28
個人的にちょい久々のKIRIHITOが最初。打ち込みのようなデジタルなビートと変態的な角のある音のギターが縦横無尽する相変わらず。マスロックにも聴こえるけどこっちの方が原題
5日ぶりのMetalchicks、なので色々とネタバレ状態で見たんだけどやっぱりこのバンドの初期衝動的な演奏は楽しいし、打ち込み使ってもがっつりしたロックしててFrictionの前という面倒なポジションでも「早く終わらんかなあ」という気分にならなかった
Frictionはバンドのカッコよさは変わらないけれど、再始動を待ち望んでた時に思ってたのは次のFrictionは新しいFrictionだろうという事でそれが同じになったのはそれは結局続きが始まったという事。それを喜ぶ自分とそれでいいの?という気分の両方がある
ステージから遠ざかってた演者にありがちな途中でのバテがReckにあってそれは数をこなすと解消されるんだろうけどReckの年齢を考えると以前の様にまで戻るのは結構キツイと思う。したらやっぱ単純にギターを追加するべきじゃないだろうか?
個人的にKIRIHITOがベストアクトだったんだけどあのバンドの鮮烈が損なわれないのは竹久圈の際立ったギターの音色があるからで、あの音がFrictionに混じったら色んなロックをブッちぎる気がする

8/31
今夜の近藤等則はEトランペットの響きを重視した様な演奏でアグレッシヴとは違う近藤等則を聴くのは久しぶりだけどこういう面も聴く事でその中にあるバランスも聴いた気になる。共演者ではKAKUEIというEパーカッション奏者が淡々と近藤の音に併せていてそのストイックが印象的

2018-08-18

2018/7のライブ観賞 5本+フジロック

7/6
名前を見る機会の多かったエレファントノイズカシマシが最初。エレクトリックアナログノイズを中和しつつプリミティブなビートを入れ込んできて単純なノイズとは違っててノイジーなロックを好む辺りが引かれそうな音
次のGAIAMAMOOは和的が音とビジュアルの両方にあって映像も含めてかなりの情報量を持ってて、こっちも従来のノイズとは違ってシリアスで押し切らないアグレッシヴなエンターテインメント
シンバルタンバリンを手にしたり床に置いて擦ったり叩いたりする灰野敬二に対峙する白石民夫のアルト阿部薫に続きがあったらこうなってた?と思わせる。冒頭に珍しく灰野の朗読があったりかなり隙間のある今夜の演奏を単純に凄かったと言って終わりにする気にはなれない
客入れ時やセット間もDJした姫乃たまは前にUGXで聴いたDJより縛りを少なくしたスタイルだったけど今夜が急遽シッティングになってしまったせいで座った客がDJを聴いているというちょっとした違和感も多分彼女にはいい経験、だと思う

7/7
今夜はパーティーみたいなもんなのでジプシーズのみの演奏は少なかったけど山口洋がOld Guitarを花田と歌ったし、何より鮎川誠存在感がカッコよくて、Lemon TeaとYou May Dreamを歌う姿にシーナさんの事を思ったりしてグッときたけどアンコールの揃い踏みで「脳天を叩き割れ」って歌ったのヤバかった

7/13
MMWのドラム担当ビリー・マーティンのセッション3daysの初日に足向け。 最初のビリー・マーティンのドラム独奏セットは小物も使ったパーカッションのアプローチ多めながら結局ドラムを叩くというサービス含み
休憩後に総勢5人での即興演奏。変化はありつつも基本的にはグルーヴの音楽。もうちょい厳しい展開もあるかと思ってたけどまあこういうのわかりやすいし、八木美知依がああいうポップでグルーヴィーな演奏でも難なくしつつちょっとキツめの音入れてきたのは流石

7/14
エルビン・ジョーンズの、バンドであるはずのEJTB3はそういう残り香有りつつロックがニヤうようなかましまくりでそれぞれの楽器がハードに歌う

7/15
ピットインで昼飲みしつつdoubtmusic主催のライブを鑑賞。 昨年聴き倒した沼田順と中村としまるの『The First Album』にはユーモアも感じてたけど今日のこの組み合わせは凶暴に音が動きまくって日曜の昼下がりというほのぼのした時間をぶち壊し
弓でギターを擦り続ける美音から大きく音を鳴らすことでノイズと化した今井和雄。エフェクターとは違ったアプローチでギターを鳴らし続けるのはあそこまでやってもまだギターの限界に達していないとでも言ってる様な演奏
今井和雄沼田順中村としまる揃い踏み。猛烈な勢いの音を掻い潜って今井のギターが聴こえてくるのは今井和雄トリオを思い出すんだけど悪意みたいなのは今日のトリオの方が強い気がする

7/27
フジロック初日はマーク・リボーセラミックドッグは音楽とバンドの柔軟性とやっぱリボーのギターにヘラヘラしてヘブンだったけど、一番印象的だったのはルート17でチャボがディランの「ハリケーン」に自分の歌詞をのっけたヤツでクソったれの差別主義者どもに対して言葉ぶつけててあれがマジのロック

7/28
フジロック2日目はJoy~popsを見に行こうとグリーン横切ってヘブンに向かうとこで始まったジョニー・マーをチラ見のつもりがガン見してセットが終わって慌ててヘブン行ったら2曲しか聴けなかったけどBack to Backって後向き叫んだのでOK
苗食ちょろっと見た後にホワイトでフィッシュボーン。大好きなバンドだけどこれがやっと2回目であのスカを巻込んだミクスチャーが野外にハマり過ぎでヘラヘラしてたら雨が降ってきたけど逆にヒートアップしてちょっと前方に走っていったのは少し酔ってたのはカンケーない

7/29
フジロック3日目は疲れが溜まってたのでアンフェアでヘラヘラしようと移動してたらホワイトでベンジー。3曲ぐらいしか聴けてないけどスカンクもやったしあの端正にかき鳴らされるギターはロックに限定しなくても見当たりにくい
その後はアンフェアでヘラヘラして苗食でもと思ったけど待ちが長そうだったので近くのクラブスカスカでヘラヘラしてたら苗食終わっててまあそれはそれでよかった

2018-07-07

2018/6のライブ観賞 7本

6/2
ジプシーズの感想でイチイチはしゃぐ必要はない。前回からいくらかリストが変わっても余計は無くて、けれどマンネリにならないのは完成度が高いという事。ロックを聴き続けてきた客席が必要としたのはジプシーズというロックを演奏し続けてきた演者が作ったミドルテンポのグルーヴ

6/11
梵人譚の圧倒的なスピードはフリージャズの重さを軽減しててそれとあまり聴き覚えの無いそれぞれのソロは繊細というより細かく鳴っているという言い方にしてみてその裏に中山晃子のカラフルなダークで彩ったペインティングが投写され続けた。これ見ての感想は思い浮かびにくい

6/13
Autechreは暗闇での演奏でそれはスマホなんかの使用を制限して音楽だけに集中させる演出だと思うんだけど日頃からライブをスマホなんかで撮影してる輩をウザく感じているのでライブという場でのベストな選択だと思ったし、音楽だけでライブを成り立たせるAutechreは他に対して差を持っている

6/17
Atsuoソロはエレクトリックとキツメのパーカッションの音からハードなノイズに展開。オレにはBorisよりもこっちの方が刺激的だったのでちょっと遅れて入場したのは失敗
Merzbowl x Mats Gustafsson x Balázs Pándiはマッツがあまりサックスを吹かず卓でノイズかまして辺り一面ノイズだらけの中から聴こえてくるPándiのビートは単純化されたように聴こえるんだけど音の強さはPNLより印象的

6/22
新しい町蔵の歌は大阪なんかのあんまりシリアルは恥ずかしいのでというのが無くてラブソングのように聴こえてくるけどバンド名が「汝、我が民に非ズ」とかのひねくれがあるからあれでいいんだろうとか考えずに「お前の頭を開いてちょっと気楽になって楽しめ」って事か

6/24
本田珠也と瀬尾高志と須川崇志。ドラムとアコベ2人という組合せはやっぱり特異だけど、瀬尾はちょろっとピアノを弾くし須川は同じくピアノチェロと笛も扱うし本田が初めてハーモニカを吹くのを見た。なので結果的には芳醇な音色だったけどそれじゃない時のドラムとアコベ2つでの演奏も縮こまったものとは違う。まあ要するに色々でなんとなくAEOCのドコアな展開にも思った。このユニットは継続して欲しい

6/27
フルートで静的なのかましたあとアップライトの下に潜って弦にアプローチする石橋英子アコギで色んな音と演奏を奏でる秋山徹次の音はハード気味なフリーインプロだけど、珍しくシリアス気味なマコ・クベックが細部にユーモアを挟み込むのであまり知らない即興という仕上がりだったと思う
2ndのマリリヤの歌と畠山祐介のギターはカーリン・クロッグとスコット・ウォーカーとスリッツとアラビックとインダストリアルなんかが頭に浮かんできてそれに型のない鈴木余位の映像があって、オルタナというのはこういう事だと思った

2018-06-03

2018/5のライブ観賞 6本

5/1
守谷美由貴TRIO@昼ピ
ハービー・ニコルズの聴いてやっぱりモンクを思って、してその曲とオーネットでの守谷アルトイマジネーションドルフィーを思わせた。2ndの「むかしむかし」で『Gentle November』が頭を過ぎる。ほぼ余計をしてないジャズなんだけどそういうスタイルはコアって事だと思う

5/4
八木美知依は本田珠也と道場というユニットがあるけれど、本田と同じドラムの田中徳崇とデュオはテーマ設定してからの演奏という事もあってか、ロックの感触が濃い道場とは違った音楽。最近の道場道場破り無しという状況での演奏が続いてその結果ユニットとしての方向が固まりつつあるので八木&田中の組合せは新鮮に聴こえた。なので個人的にはこの組合せの演奏も定期的に継続して欲しい

5/12
2回目のアンコールでVenusを演った事で完璧にThe Roosterzだった

5/19
昼ピでICTUS TRIOという贅沢。リーダーの本田珠也のビートと楽器的に中心になる佐藤浩一がありながら須川崇志のアコべが耳に残るライブだったけど、2ndの佐藤の曲で感情の赴くままとは違う本田の知性の塊のようなドラムソロはバンドの持つダイナミックレンジを体現してるように見えた

5/22
Syzygysはヴァイオリン奏者とキーボードラップトップ使いの2人組でSuicideとClaudia Quintetを足して2/7にした感じの緩い変態
小さい音で始まったIlan VOLKOV + Jim O'ROURKE + Samuel DUNSCOMBE + Joe TALIAは音響派に陥らず音のサイズを自由に扱ってフリージャズも感じる展開だけどやっぱり音色を聴かせる。それぞれの抜群のセンスの中で一番耳に残ったのはタリアの音の扱い方でドラムセットはビートの為だけではないという事

5/25
ピアノの内部奏法を理路整然とした音で鳴らすPak Yan Lauと、Pakに対峙しつつも全体を楽曲的に纏めようとしているように見えた八木美知依。音がどんどんプリミティブになっていく感じは2人の奏者が卓越した楽器のコントロールが出来るからだと思う。とにかくPakは見逃し厳禁