Peter Brotzmann

Peter Brotzmannとはなんだろう?、と、思う。70を迎えて尚、あのサックスとクラリネットから放たれる音は豪放。かつ、アヴァン。このブログでBrotzmannの名前を最初の書いたのはいつ?と思って検索。すると2006-08-15のThe Thing『Action Jazz』時。Mats Gustafssonの音に、勝手にBrotzmannを思っている。まさかその後、ThingにフィーチャーされたBrotzmannの演奏をピットイ
ンで見る事になるとは全く思っていない。
Brotzmannのログとしては、2007-03-29の、多分これが最初のBrötzFestで、それを見たときのログ。ここで初めてBrotzmannのライブを見て、それ以降、来日時の東京でのライブは、なるべく、聴いている。それまでは、Brotzmannの音に非業すら思っていて、「もっとこう、内側をえぐる、アフロ・アメリカンのフリージャズな音が気持ちを揺さぶられる」と思っていて、けど、Brotzmannの音をライブで聴く事でその音にスピリチュアルすら思って、存在感が一変した。それまで3枚ぐらいしか聴いてなかったその名義のCDも30枚近い保有。昨年リリースされた八木さんとPNLとのトリオ作『Volda』はしつこく繰り返し、更に独奏集の『Lost & Found』には、フリーなジャズでありながら、これはソウル音楽だと思った。ああ、でも、多分これがジャズなんだろ。John Coltraneが『Live in Japan』で聴かせる濃縮されたジャズとの同等を、Brotzmannの『3 Nights in Oslo』を聴いていると、思う。まあ、そう思っただけで、「Peter Brotzmannとはなんだろう?」は、そのままのまま。

Peter Brotzmann 『3 Nights in Oslo』