帰路、レコファンのコース

今週は、基本の水曜にレコファンに行けた。色々と新作がある中で、とりあえずWilcoの『Whole Love』を確保。そして、「おお!」と、なってしまったElvis Presleyの『Elvis Presley』のレガシー・エディションを発見し、確保。これは、1stの『Elvis Presley』と2ndの『Elvis』にボートラをつけたものなので、まあ、そんなにあれじゃないけれど、『Elvis』は持ってなかったので、この機会に買っとく!、と、なった。で、これ以外に、解散の報を受け、R.E.M.のコーナーに向かう。R.E.M.は、あまり気にしてないバンドで、手持ちは3枚ほどあるのだけど、勿論90年代半ばまでのヤツだけで、21世紀になって10年経ったけど、その間R.E.M.は全く聴いてない。けど、やっぱ、あれだけのバンドが解散となったら、聴きたくなるのは仕方が無い。けど、もう、手持ちのCDを探すのも億劫で、なら、聴いてないヤツを中古で拾おうと思った。して、『Around the Sun』『New Adventures in Hi-Fi』『Reveal』『Up』を選んだ。これのどれがどうなのか全く知らんのだけど、安かったから、買った。住処に戻るとamazonからあれとこれが届いているし、なんか、どれから聴けばいいのかわからんくなってきた。あれとそれも、そのうち届くだろうしな・・・。
昨夜はo-nestでSebadohのライブを、鑑賞。これ、どうするかちょっと考えた。ってのも、今回のツアー、東京では昨夜のnestと今度の日曜のo-westにライブの予定があり、まあ、2日ともってのはちょっと無理なので、1日だけを選ぶ事にした。どうしようか考えて、両日とも前座ありだったので、uri gagarnってバンドは全然知らないけど、いつの間にか再始動してるBeyondsはCDも持っていたりして、正直日曜に惹かれた。けど、今回はあくまでもSebadohが見たくて行くライブ。なので、それなら、狭いnestの方がいいか、と、判断。そんなだけどこういう時にやりがちな前座を見ないというマネはせず、ちゃんとそこから見てみた。見てて、まあ、さすがにオッサンの目から見れば何々風というのは思ったりしてしまうのだけど、ロックに限らずどんなのでも大別するとそうやって当てはめられるよなあとか思いつつ。で、こういうまだ若い方のインディーなバンドの演奏をたまに聴くけどさ、なんか、90年代とは明らかに演奏力が違うよなあって、思ってしまう。上手い。ちゃんとここまでのロックの色々が持ち込んだ音をやってる。20年ぐらい前、若手のインディーのバンドがインストに近い状態で演奏を聴かせるなんて、そんな演奏力を持ち合わせているバンドは、殆ど記憶に無い。uri gagarnってバンドは一応歌入りではあるけど、歌はコーラスのみみたいな曲の印象が強かったって事、になります。
して、Sebadoh。昨年、Mike WattのツアーでLou Barlowの短いソロライブを見て、なんか一気に90年代が懐かしくなって、SebadohとFolk Implosionを聴いて、最新のBarlowのソロ作をレコファンで拾ったりして、更に今年になって『Bakesale』のデラックスな盤が出たりして、まあ、要するに、見事なまでにちゃんと昨夜足向けまでの道筋が出来ていた。ホント、昨年Barlowのソロ見てなければ今回のツアーを事前に知っても、「へー、まだやってたか」ぐらいの反応だったはず。という事で、つくづく、Wattに感謝。
ライブ見ながら、今頃になって、よく考えたらSebadohの面子を、Barlow以外全く知らなかった。考えたことが無かった。ので、基本ベースを弾いているJason LoewensteinとBarlowがギターとベースを持ち替えたり、更にヴォーカルも何度も変わったりして、あー、そうだったのか・・・って、知ることになる。でもまあ、そんな自分のイマイチを、まあいいかって、気分にさせる。完全に90年代のオルタナな音なのだけど、これが今も新しいとかそんなことは知らんけど、この手の音をリアルタイムで相当聴いてきたわけで、馴染みすぎるぐらいに馴染む。けど、別にホッとしたりする懐メロって事じゃなくて、それどころか、終始、気持ちは上がっていた。オルタナと言われるロックのあの音と、その音の上でキャッチーなメロがあって、かと思うとドコアの様な激しく短くがあって、たまらんかった。ごちゃっとしてた。それがカッコよかった。ロックが、ますます、好きになった。