DEATH GRIPS

今日で42歳になった。約1/365の確立の同じ誕生日の人を見ると、なかなか凄い面子が揃っている。嬉しいのだけど、まあ、約1/365の確立で同じなのがあるってだけで、オレに何か得があるわけではない。
して、今夜は何を見るか?って悩んだのだけど、SDLXでUnbeltipoっての、とにかくそれも見たかったけど、渋谷WWWのDEATH GRIPSを選択。
いつの間にか山塚アイのDJプレイが組み込まれていて、開演予定の少し前に到着してとりあえずアルコールと一服をかましてフロアに入るとそれは続いていた。開演予定時間までのつなぎってことではないって事か、と。かなりアッパーなのをつなぎまくってて、結局それでユラユラしてた。かなりの重低音がかまされるのだけど、それ聴きつつ、やっぱこのハコってこういう音に向いてるんだな、と。結局20:00過ぎるまでそれは続いて、暗転した中、DEATH GRIPSの2人が入ってきた。セッティングの微調整後、ガツンと、来た。あああ、ヤバい、な。と思った瞬間から、ユラユラを超えた動きになってしまう。んー、レコファンでCD買った時はヒップホップのとこだったのでそういう認識だったのだけど、まあその録音物を聴いていても一応ヒップホップかと思っていたのだけど、この音聴いたらこのバンドは強烈なミクスチャーだった。Stefan Burnettはラップ的ではあるけれど、ラガ寄りな歌いまわしも聴こえる。上半身裸の状態は、ラッパーっていうより、パンクなオルタナって風情。とにかくその特徴的なヴォーカルと、パフォーマーとしての動き、キレキレでカッコいい。してなんてってもZach Hill。まあとにかくこの人の音を聴きたくて今夜足を向けたのだけど、あのドラムは凄かった。まあ、予想してたのだけど、んー、オレが今まで聴いたどのドラムよりもアグレッシヴさという面で印象が塗り替えられた。あー、今までこの人に気づかずに居たんだな、、、と、ちょっと悔しい気分もありつつ、いやしかしこのドラムを知る事が出来てよかった。1曲ごとに演奏が終わるわけじゃなくて何曲か続けてってやり方なので、Hillは殆ど叩きっぱなしなのだけど、そこのグルーヴが凄い。勿論、ヴォーカルとドラムだけで成り立っているわけじゃないので他の音がなんらかの手段で発せられているのだけど、そこに持ち込まれている重低音があまりにも気持ちよくてニヤニヤ。あれ、多分Hillがコントロールしているんだと思うんだけど、あれだけ叩きつつ、他の音も持ち込むのか・・・。しかもHillのドラムセットにはハイハットやシンバルなどの金物が無かった。
45分ほどだったと思うのだけど、なるべく汗をかかないようにこの時期としては薄着気味で向かったのだけど、結局45分で2時間のグルーヴなライブを見たときの様な汗が・・・。しっかしカッコよかったな。このバンド、宣伝文句でパンクというの用いられるの、納得してしまった。グルーヴが圧倒してタテ寄りになっていた。なんかCDとか聴いている分には知っている類だと思ってたのだけど、この感覚は知らんかった。これはちょっと今回だけって分けにはいかないだろ。このバンドが一夜だけってのはまずい。