わたし流おひな祭り

今日はおひな祭り。いくつになっても、女の子には特別な日。小さい頃から、おひな祭りは女の子の日!とお祝いしてもらってきた私にとっては、アラフォーになってもやっぱり、特別な 「私の日」 だ。
たまたま今日は休日。朝方に見た夢は、幻聴と幻覚に悩まされ、終いには神社で巨大なイノシシに襲われる夢だった。休日のスタートとしては、気分は最悪。シャワーを浴びてモヤモヤ気分を洗い流し、 「よぉーし!今日は私の日だから、好きなことをするぞー!わたし祭りだ!」 と決めた。


まずは電車でひと駅移動し、予約していたまつ毛のエクステへ。この間、電話で予約をした時に 「3日のおひな祭りの日にお願いします!」 と言うと、お店のお姉さんも 「うふふ、じゃぁ、おひな祭りの日にお待ちしていますね」 と笑っていた。まつ毛を足してもらうと、やたらテンションが上がるんだよね。今日は、まつ毛のお店も予約で全て埋まっているとのこと。ほらね、女の子の日だもん、みんなキレイになりたいのよ。女の子ってイイね。



お店を出てそのままバスに乗り、目指すは 「池上梅園」 。去年の日記を見ると2月24日に行っている。もう遅いだろうなぁ、と思いながらも、どうしても梅を観たかった。
やっぱりピークは過ぎているね。去年の写真と比べたら、斜面の色が全くちがうもの。でも、入り口まで梅の香りがするよ!
木によって咲く時期が少し違うから、まだまだ咲いている木もあるみたい。よかったぁ、次のお休みの日にしなくって。桃の節句梅の花。ちょっとちぐはぐだけど、私の日だから私が楽しければいいのだ。いざっ!


いろいろ言葉にしたいけど、上手く表現できない。とにかく立派な枝ぶりと可愛らしい梅の花々に、口角が上がりっぱなし。
今日、ここに来ることを決めたのは、風が強かったから。東京は、風が強いと空が青い。青い空に白や紅の梅。たまらん!2台のカメラ、サイバーショットとスメハチ君で、たくさん写真を撮った。
遠くから枝振りを眺め、近付いて香りを楽しみ、更に近付いて花を楽しんで写真を撮る。それを何度も繰り返した。飽きるワケがないよね、小さくて可愛らしいお花をたくさん観られるんだもの。

とにかくたくさんの写真を撮ったので、小さくして並べてみようかな。だって、何枚かに絞るなんて出来ないんだもの。これでもほんの一部なんだけど。
できればジョン・カビラの声で・・・
「池上梅園コレクション2011!カメラマンは素人、TEAM-L!腕はイマイチ、情熱はピカイチ!いよいよスタート!」





ジョン・カビラ、再び登場。


今日のTEAM-Lが選ぶベストショットは、これだー!


なぜ、あと1センチ、腕を上げられなかったのか悔いが残りながらも、そこがTEAM-Lらしい1枚だ!


逆光好きなTEAM-Lの好みがモロに表れているゼ!


ベストショットがもうひとつ!


なぜ、あと1センチ、体を横にずらせなかったのか悔いが残りながらも、だからTEAM-Lの写真なんだ、という1枚!


コンデジも、なかなかやるぞ!



梅の木の楽しみは、影にもある。何十年も掛けて剪定されながら伸びてきたその枝は、影になっても美しい。影を作り出してくれるお日さまにも感謝。
隣に居たおばさん集団のリーダー格が 「あら、何を撮っているのかしら」 とデカ声で言っているのが聞こえる。 「地面かしら?石畳かしら?」 と別のおばさん。確かに、地面ですけど。。。




老木は、歴史を感じさせる苔すら体の一部となっている。
堂々としたその姿は、力強く、美しい。




池上梅園ですっかり和んだ私。風が強くて冷たいが、気持ちはポカポカ。やっぱり帰りは、池上本門寺にご挨拶してから帰ろう、と決め、テクテク歩いた。桜の時期にはまだまだ早いけど、総門脇の梅がまだ咲いているかもしれないもんね。


何と、九十六段の参道 (階段) の途中脇にある河津桜が満開だった!
思いがけない桜との出会いに、参道を上る足取りも軽くなる。緑のお山の中で、ここだけがパッと明るい。メジロとスズメが何羽も止まっていて、すっかりここだけは春になっていた。あー、来て良かったぁ。
お参りを済ませ、五重塔を眺めた。桜の時期、この辺りは人、人、人!だもんね。帰りながら、境内にある私の人生史上いちばん好きな桜 「笹部桜」 の木に寄った。まだなだ蕾は固い。今年ももうすぐ会えるね。


私のお母さんは季節の行事をとても大切にする。その中でも、おひな祭りは特別らしい。必ず 「ちらし寿司」 と 「ひな菓子」 を食べるのが我が家の決まり。今年も数日前から、メールが来ていた。 「おひな祭りには、ちらし寿司やひな菓子を食べてね」 って。


そして今日、お母さんから速達の郵便が届いた。
手紙の始まりには、 『うれしいひな祭り』 の1番の歌詞が書いてあった。続いて、 『今日は、ひな祭り。女の子のお祭りだねぇ。ちらし寿司代、少しだけど同封しました。遠くて母さん、行けないので、ひな菓子やちらし寿司を買って食べてくださいね』 と書いてあった。
アラフォー独身の娘は、お母さんにとってはいつまでたっても 「女の子」 のままらしい。嬉しくて有難くて、たまらなくなる。
お母さん、ちゃんとちらし寿司を買って食べたよ。道明寺も買ったし、おひな祭りのケーキも買っちゃった!娘は、すくすく育ちすぎるぐらい育っちゃったね。
夜、お母さんに電話をしたら、風邪気味のようで声が少しおかしかった。お母さんも今日はおひな祭りということで、夕飯はお父さんと一緒に鰻を食べに行って、ケーキを買って帰ってきたそうだ。ちらし寿司を買ったと言うと、 「あー、良かったねぇ。女の子の日だからねぇ」 と安心していた。ありがとうね、お母さん。


今日は、自分のための一日を過ごして大満足!ホント、いい一日だったぁ。




・・・今日の重量【前回比0kg、基準日比−0.4kg】 ← しっかり食べてます!