明るいんだよー!

10日ほど前、電力使用制限令が解除された。暑い夏の毎日でも扇風機を使い、電車の本数が減らされ、街中の灯りが減らされ、それでも大きな混乱もなく世の中は動いていた。


節電から解放された街は、徐々に元に戻って来ている。
コンビニの店内は眩しいほど明るくなった。食品棚のひとつひとつにも、電気が点いている。節電に慣れてしまった私には、その明るさが無駄に思えて仕方がない。そこまで明るくしなくても大丈夫ですけど、と言いたくなる。


電車の駅構内も明るくなった。天井照明を多少、間引きしている駅もあるが、私が通勤で使っている地下鉄の赤坂見附駅はコンビニ同様、眩しいほど明るい。いやいや、そこまでしなくてもいいですから。
エスカレーターも復活。朝、上り階段を使わなくて済むのは有難いし、足の悪い方もエレベーターを待つことなくエスカレーターで上がれるので、ホッとしただろう。でも元気ならやっぱり、階段を使いたいな。


電車のダイヤも戻っている。だからといって通勤ラッシュが解消されたわけではない。節電中も、通勤時間帯は通常本数だったハズだからね。昼間だってホームで待っていれば電車は来たし、特に都心では不自由を感じることはなかった。
駅から家に帰る道にある街灯も、ずっと消されていたのにまた、明かりが灯った。防犯上の問題があるのかもしれないが、何だかなぁ、と思ってしまう。



会社では、相変わらずフロアー照明を間引きしている。社員はできるだけ階段を使用しているし、自動販売機の節電お知らせも貼られたままだ。私は、それでいいと思う。
家では、エアコンは朝の出掛ける前のドライヤーの時だけ使うように心掛けている。たまに、前回の日記のような失敗はあるけど。。。


「わーい!節電終了!!」 と浮かれることなく、この機会に知った無駄の多さ、電気の大切さを忘れないようにしたい。
数年後に振り返った時、 「あの時は大変だったねぇ」 じゃなく、 「あの時から変わったんだよねぇ」 になるといいなぁ。