端午の節句に<柏餅>を食べるのはなぜ?
柏は、新芽が出ないと古い葉が落ちないという特徴があるので、 「子供が産まれるまで親は死なない」即ち「家系が途絶えない」という縁起に結びつけ、「子孫繁栄」につながります。
端午の節句に、なぜ<鯉のぼり>を飾るの?
わが家に男児が誕生したと天の神に告げ、「この子を守ってやって下さい」と守護を願って目印にしたものが鯉のぼりです。
「鯉が竜門の滝を登ると竜となって天をかける」という中国の故事があります。「登竜門」という「男児の成長と出世を願う」言葉になりました。
もともと鯉は、清流だけでなく、池でも沼でも生きられる生命力の強い魚です。この中国の伝説から、鯉のぼりは環境の良し悪しにかかわらず、立派に成長し、立身出世するように願って飾られるようになったとも言われています。
江戸時代、武家にに男の子ができたら玄関の前に馬印やのぼりを立てて祝う風習がありました。それが一般にも広まってのぼりを立てるようになり、庶民によって鯉のぼりが考案されました。
登竜門の話を<鯉のぼり>という形で、青空を泳がせるという発想は、世界に類を見ない日本人独特の感性です。
端午の節句が生まれた理由
Googleのイメージ検索でこいのぼりの画像を探したら、こいのぼりを背に、赤ちゃんを抱いているお母さんと思われる「mikio.jpg」というファイルがありました。撮ったのはもちろんお父さんでしょう。なんか、いいな。と、思いました。
急に暑くなるこの時期は、昔から病気にかかりやすく、亡くなる人が多かったそうです。その為、5月を『毒月』と呼び、厄除け・毒除けをする意味で菖蒲やヨモギ・ガジュマロの葉を門に刺し、薬用酒や肉粽を飲食して健康増進を祈願します。
人々の生への切実な思いによるものが、端午の節句が生まれた理由なのでしょう。
最近、身のまわりで体調を崩している人が少なくありません。女の子も、大人も、柏餅食べて菖蒲湯入って健康でいてください。
さらに詳しい解説が引用元の『端午の節句〜由来といわれ』で解説されています。ただし、このサイトは「総合人形専門店」による運営であることをご承知ください。また、引用に際して、明らかに日本語としておかしい部分を添削しました。