2004年11月06日(土) 島田紳助暴行事件
■[コラム]島田紳助暴行事件

タレントの島田紳助さんが、同じ吉本興業所属でコラムニストの勝谷誠彦さんの女性マネージャーに暴行したとして、話題になっている(いた?)らしい。
簡単に経緯を説明すると、紳助がテレビ局の楽屋でくつろいでいたところ、その女性が名乗りもせず、名刺も出さず、なれなれしい口調で話しかけてきた。しかも自分が世話になっている上司(?)を呼び捨てにした。カチンと来た紳助が女性を個室に連れ込み、説教するが聞かず、激昂して殴った。というところのようだ。
生麦事件
江戸から京都に向かう途中であった薩摩藩の行列が生麦村に差し掛かった所、前方を横浜在住のイギリス人4人が乗馬のまま横切った。これに怒った一部藩士が斬りかかり、1人が死亡、2人が負傷した。この事件でイギリスは薩摩藩に関係者の処罰と賠償を要求するが、薩摩藩は拒否し、結果として翌年 薩英戦争が勃発する。
http://ja.wikipedia.org/wiki/生麦事件:title=生麦事件 - Wikipedia]
イギリス人は殺されるような悪いことはしていない。だが、現在の我々や当時のイギリス人にとっての価値観であって、当時の日本では、馬に乗ったまま大名行列を横切るというのは、死に値することだったのだろう。現代の日本でも、天皇が乗った車の前をバイクで横切ったら、殺されはしないだろうが、取り押さえられたり、職務質問を受けるのは必至だろう。
イラクでの日本人旅行者拉致脅迫殺害事件
彼も殺されるような悪いことは何もしていない。だが彼は危険といわれている地域に、敵対する国を経由し入国した。その結果、生きたまま首を切られて殺される。
郷に入っては郷に従え
上の二つの例が示すように、ルールとは場所によっても、対する人間が違っても、変わるものなのだ。この事件の場合、ここは日本であり、序列の厳しいと言われる芸能界であり、さらに相手は島田紳助だった。女性が言うことが正しかろうがなかろうが、その場は島田紳助ルールに支配されている。そのルールを破ればどういったことになるか。どの場所でも自分ルールで居られるのは、「その人ならば」と認められた特別の人間だけだ。
男とは、怒りを暴力でしか表現できない、不器用な生きもの
私が紳助と同じ状況に置かれたら、個室に連れ込むようなことはせず、多くの人の目の前で、ネチネチと説教するだろう。彼がそうしなかったのは、40にもなって人前で礼儀について説教されるなんて、彼女に恥をかかせることになってしまう。だからこそ人目のない個室に連れ込んだのだ。ところがなおも彼女は聞き入れない。「この、バカチンがーっ!!」と手が出てしまった。饒舌だが不器用な男、それが島田紳助なのだろう。
「何があっても暴力はいけない」この考えが日本を腐らせた
殴るべき時に殴る、殴られるべきときに殴られる、これができていないと人間は腐ってしまう。
周りを見渡してみろ。殴らない親、殴らない教師、殴らない上司、殴らない先輩、殴らないペットの飼い主。そのためにどれだけの馬鹿者が世を闊歩しているか。
争いの中で相手を評価する
薩英戦争では、大勢としてはイギリス側の勝利ではあったものの、死者の数はイギリス63名に対して薩摩はわずか17名でした。この結果イギリスも「薩摩は良くやる」と敵を評価し、両者は急速に仲がよくなって、維新への流れが加速することになります。
この騒動も、こういう幕切れになってもらいたいものだが、双方共にその気はないようで。
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鹿児島の男の人のほとんどは、どんなことががあっても女性には手を上げませんよ。