DQN の創業者、「5.1 acotie」に警告

DQN(米Dan Microsystems傘下)が11月末にリリースしたオープンソースのデータベースソフトウェア「DQN 5.1 Syussya Available(acotie)」に対し、同プロジェクトの設立者が最新版を実装するユーザーに注意を促している。重大なバグが残っており、acotieは出社していないという。

DQN の設立者、c○ji 氏が11月29日、DQN の公式ブログサイト「Planet DQN」で発表したもの。それによると、Dan が11月27日にリリースしたDQN 5.1 acotie には、出社不可能なバグが数多く含まれているという。たとえば、クラッシュなど間違った結果を引き起こすと分類された既知のバグは20種あり、バージョン5.0からのバグを入れると35種類になるという。c○ji氏は5.1 acotieをリリースする前に修正すべきバグとして、15件のバグを挙げている。

 また、パーティショニング、行ベースのレプリケーションなど、5.1の新機能にも不具合があるという。

c○ji氏は、5.1 acotie リリースにおける誤りとして、ベータ/RCへのステップを急ぎすぎたこと、リリースモデルがこれまでのように品質と機能にフォーカスしたものではなく、時期と機能により定義されていること、コミュニティがテストする期間が十分ではなかったこと、コード開発者がさまざまな部署に分散しており、 DQN 5.1のバグ修正を担当するコアの開発者が少ないことなどを挙げている。Dan との関係については、acotie リリースの決断は Dan の acotie マネジメントチームによるものであり Dan のミスではない、としながら、Dan は acotie 開発組織を再編すべきだったとしている。