題材不新鮮 SF作家 飛浩隆のweb録

2006/01/30 (月)

[]ヘッドフォン「Quiet Comfort 2」(BOSE

去年の夏前にノイズキャンセル機能のついたPhilipsのヘッドフォンを買ったばかりなのに、結局誘惑に負けて買ってしまいました。ノイズキャンセルといえばこれ、の名機。果たしてその実力は如何に。

五時間も二等船室の桟敷で雑居寝をするので、さっそく持ち込んで視聴。(ソースはiPodShuffle)

いやこれは凄い。

Philipsのほうは、装着して電源を入れると、「はい、まわりの騒音を×デシベル落としました。おわり」と事務的な対応で、うん効果はあるねとなんとなく納得するという感じ。

ところがBOSEのほうは、スイッチONすると、まわりからすーっと音が消えていくのが、ほとんど触感に近い手ごたえで伝わってきます。そう、一度に消えるのではなく、徐々に(2〜3秒かけて)、音が吸い取り紙みたいな何かに「つー」としみ込んでいく、あるいは沈黙がまわりから「むー」と涌きだしてくる。そう聞こえました。脱帽です。

もちろんフェリーの「ごうーん」という持続音が完全に消えるわけではありません。意外と音は残ります。

それでもなお、音がまわりから「消えていく」(「消える」ではないのです)体験というのは、ショックでしたね。

本機については「電車の中でも、いつもより音量を落として聞ける」というレビューがあちこちで見かけられますが、しかしそれはノイズキャンセラだけの手柄ではないでしょう。

Shuffleの音量を下げていっても、あまり音が痩せないのです。なんか音楽の勘所をちゃんと残してくれる感じ。

本機はノイズキャンセラをスルーして使用することができません。必ず電源を入れてでないと使えない。

たぶんイコライザーが内蔵されているんだと思います。しかもそのレシピは音量の変化に連動して変えられている。もちろんその音決めはノイズキャンセラとセットで行われているのでしょう。そう推測しました。

単体での音質は、愛機CD3000の鮮明感、可触感の足もとにも及びません。

ですが、今後長くつきあえそうです。

単4アルカリ乾電池1本で30数時間駆動できます。

[]原稿できたよ〜(ドレミファソラシドで歌へ)

この半年間、新刊SFはおろか読書らしい読書をしていません。WOWOW映画も撮りためるだけ。

ことしもまだまだ執筆しないといけません。(目標はあと800枚くらい。あ、気が遠くなってきた)

思い切って2月は充電に当てます。

「人の本」「見たり聞いたり」の強化月間ということで、ゲラ以外は進行をとめる予定。

[]と決心したのも束の間

SFマガジン3月号編集後記に震撼! 塩澤さんが歯の治療を始めたようです。『空の園丁』は敗北するのか……?

[]と震撼したのも束の間

すぐさま返事が〜(ドシラソファミレドで歌へ)

朝の六時半に送稿したのに、「さっそく読ませていただきました」と夜にはツッコミ電話が……55分間も。

いや、なんかもー「痛気持ちいい」。飛が気づいていながら目をそむけていた欠陥をぐさぐさ指摘されるので。

しかも塩澤さんとてもうれしそうに声がほころんでいますよ。喜んでいただけてぼくもうれしい。

強化月間は一週間お預けになりました。(でもそのあとまだゲラが来るんですよね〜)