ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1086】 パーミーラーメンセンター (東京・吉祥寺) 特製塩そば

 休日の過ごし方。遠出をせず、地元界隈を行ったり来たり・・・・細かい用事などこなし、何も生産的なことをしない事が、明日の生産性を高めるというものです。家族と朝ちゃんと顔を合わせてご飯を頂くということに、感謝でございます。などと偉そうなことを言ってはおりますが、年賀状の準備に勤しむだけのこと(笑)。今日も吉祥寺にお出かけで、対応に追われるなか・・・・しみじみと界隈で一杯をいただきました。

 





【スープ:塩コクに甘み!さっぱり感と淡麗さ・・・テーマが面白い一杯】

<塩なのに甘みを感じる独特さがナイス>

 このスープ・・・塩なのに甘みを感じるのです。ファーストタッチが丸みを感じるな〜と思った直後に、塩コクと甘みを感じます。甘い味ではなく、錯覚として甘く感じさせる何かがあるのですかな・・・・。節系も凝れば風味に漂うしそいう尖った感じも無い。昆布だけのアミノ酸という単純さでもない。椎茸の甘みをプラスしているのか、はたまた淡くイリコ系の魚介を丁寧に出汁とりしているのか。はたまた・・・石垣の塩等ブランド塩の余韻だけでここまで表現しているのか・・・・、いろいろ考え出すと面白いですね〜。

 甘みと言えば野菜も見逃すわけにはいきません。切り絵の粉雪みたいな白ネギの微塵をみると、ネギ甘みも考えてしまう。丸ごとキャベツも煮出しで使うと優しい甘みになるんだよね〜。玉ねぎ。人参等も自然あ甘さの代名詞。うーん・・・・この塩味!中々独特の世界観があると思いますよ〜。


<サッパリさが明るい淡麗という感じで素敵>

 塩と甘さの微妙さが映えるということは・・・・濃厚系やパンチ系ではないわけで、どちらかというと淡麗系!しかし、風流というより・・・淡麗の中に明るさを感じます。こういう塩感覚は、近場では西荻窪のパインのお店を連想しますが、そこまで問題作でもなく、オーディナリーな一杯。豚のコクもサッパリ感じるし、それはロールチャーシューから滲み出る分も漂っているからかな。鶏ガラ系もベースにあるのかもしれない・・と思える動物系がサッパリとした感覚。ともあれ、吉祥寺の繁華街から少しはなれた地域ですが、独特なハイセンスな街にはピッタリな感覚はありますね〜。後から後から入って来るお客も、年末の喧噪を逃れてサッパリした一杯を食いにきたというような、地元民っぽい方もちらほら・・・。このお店、メニューリニューアル?というか豊富になってちょっと進化したな!と思えて来たわ。



   年末の喧噪と仕事の多忙さに逃れるスープとしては最適

      黄金のようで白金?じっとり丸いようでサッパリ淡麗

         丁寧な煮出しと塩ダレと温度感の調和が実は計算された一杯



 ああ、まさに和みの一杯やがな!ここのご飯系をまだ頂いてないけど、ちょっと週末に足伸ばしたろかと思わせる安堵感がただよう一杯。こんどは焼酎やりながら時間つぶして〆で食いたいわ!




【麺:単にしなやか麺だと片付けたく無い・・・丁寧さを感じる素直さがええね】

<圧のストレスが少なく揺らぐ中多加水系>

 麺をリフトした瞬間、素直に整った感じで麺がとても旨そうに思えて来ます。地肌を見て・・・・多加水系と思しき感じで、いざ食わんと麺をすすり上げ、咀嚼をし出すと・・・・なるほどカッツリ感一歩手前な、クツクツ感が少しありますね〜。しかし、密度感で勝負している麺とは少しステージが違うようでして、なめらかさとか優しさを少し重視したニュアンスを受け止めました。

 前歯の刺さりは、クチ!っとした短いタップの中に、残像のようにクチリ感が脳裏によぎります。臼歯に運び込んで二次咀嚼を開始いたしますと、それは微かな抵抗感を残しながらもクチリクチリ!と押しつぶされる。すり潰しの段階を意識する前に、すでに麺達は喉奥へと無意識に運ばれて、食道の奥へと落ち入ってゆきます・・・・。


<微妙にスープが染み込みスベリが増すね〜>

 ハッキリ言ってこのスープ、この麺なら・・・日頃ラーメン好きで呆れ返っているわが嫁はんでも連れてきたろかと思えますよ(笑)。マルちゃん正麺を日頃喜んで旨いと食うている女性ですが、何となく・・・女性好みかも。客層は、30前後の男性ばかりだけどね(でもみなさん、さすが吉祥寺なのかナチュラルな服装がかっこええ)。

 食べ進めると後半は微妙に印象が変わります。スープをほんのりと吸い込んできた・・・というのが分かります。なんとなく柔らかくなったそれは、その分だけスベリを増しますし、スープとの一体感という意味では実力アップします。スベリは、エキストリーム級に良くなりますし、この滑り込みの良さは、量販店では真似できそうもないのだな(笑)。後半になるほど箸が進む・・・・。これなれば大盛りで!と思ったけど・・・・、こちらは、50g刻みで麺増量対応なのだそう。なぜって? 麺大盛りにすると、スープに与える影響が大きいからだそうです(券売機に書いてアル〜)。そうそう、そういうの分かる気がする!



   スープと同様にやさしさでコラボする麺の個性

      ダレもが好きと思うのでは?八方美人なツルツル麺

         スープとのバランスを考え抜かれた・・・計算高さが秀逸



 何となく若さを感じるな〜全体的なセンスに。いい意味でよ!それも落ち着きのある青年のようなイメージをこの麺に思うのだ・・・。





【具:圧巻のロールチャーシュー!そして・・・・ミニ竹輪に和む】

<文句なしのチャーシューロール!きれい!>

 この美しきロール感!ああ!我が愛しき・・・・大阪の金久右衛門のチャーシューの形状、サイズ感にクリソツやないかいな(笑)。あ・・・こういうの好き!大阪でラーメン食って「めっさ旨いがな!」と叫んでいたころの自分を思い出す。郷愁と嘗ての楽しかった日々を走馬灯の如く思い出し・・・・アタクシは久しぶりな温かさを胸に抱きしめて・・・・ラーメンを食う事ができましたがな。


<浅めの味付けが非常にバランス感を感じます>

 醤油は一度体験済だけど、恐らく塩胡麻でも淡麗系なのでは???味付け感覚と染み込み具合が非常に控えめなところがええやん!玉子の黄身をほおばって・・・・これまた甘みを感じて旨しと思う。優しい味わいが好き!


<竹輪がめずらしくもあり・・・そして和む>

 麺顔で和むのは・・・実はミニ竹輪の貢献が大きいのでは?と思います。竹輪の具材は・・・・JR京都線神戸線の大阪よりの駅近くの店で食った記憶あり、アタクシが覚えている中では3軒程度かな??竹輪もラーメンスープを微妙に吸い込んで、これまたより旨く感じます。



   ロールの美しさはまるでお蝶夫人 (今思うと・・・高校生やのに夫人やなんて・・・)

      ミニ竹輪がまるで・・・入部したての岡ひろみのような初々しさ

         ビシッと決まったチャーシューの姿は、まるでエースを狙っている攻めのよう?



 さてさて・・・・オッサンにしかわからんたとえで恐縮!それにしても、学生のころは週刊マーガレットをよく読みあさったなと思うのだが・・・・、姉も妹もおらんアタクシが、どうやって読んだかというともちろん立ち読み。今思うと・・・・本屋で不気味?




 総じまして、買い出しの合間にちょと悪さをしたような気分で飛び込んだラーメン店だったが・・・・いつもの「みたか」とはまた違った形でなごませてもらったわ(笑)!なので詠います!



  パーティー
  具材集めで
  吉祥寺


  おいらこっそり
  ラーメンパーティー(一人でな)



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!