ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1595】 麺や 七彩 東京駅 (東京・八重洲) 喜多方らーめん・醤油


 まったく何が嬉しくて平日と変わらない時間で休日に出勤なのか。家族から「仕方ないわね〜」と言われますがあきれております。家族を起こさないようにとそーっと家を出る。朝の直射日光にまた鈍い頭痛を覚えつつ出勤ですよ・・・。こんな日は、神田で昼飯がてらに、休日しか食えない一杯を食いたいもんですが、朝から夜までエンドレスな業務予測もあり、せめて朝ラーでもと思い・・・・こちら「麺や 七彩 東京駅」さんでシャッター待ちをさせていただきまいした。順列は4位。上には上がいるか・・・・。













【スープ:まさしく素朴さ溢れる淡麗系!それはやさしい・・・塩気と魚介】


<胃袋に優しく染み入るカエシの感覚!丸み与える淡麗煮干>


 それにしても随分とご無沙汰している「東京ラーメンストリート」での朝らー。しばらく、レビュー以外でも食わなくなったのは「喜多方風のピロピロ麺ではなくなった時期」があったからです。わざわざ朝らーめんではなく、「喜多方らーめん」という券売機ボタンに拘りたかったのは、実はスープではなく、麺の方でありました。しかし、こうやって久しぶりに「優しい醤油味」を味わうと「ホッ」としますな〜。


 ひとことで言えば「胃に浸透する醤油味」ともうせましょう。際立ってカエシが主張することなく、どちらかといえば下支え的で控えめでもある。味蕾にじりじりと訴えかけるような暑苦しさを感じさせないところが、朝にぴったりであり、夏場にも合うといったところか。







 それに煮干も柔らかいところがまた秀逸。人によっては頼りないと思うかもしれませんが、お疲れモードで休日出勤しているオヤジの胃袋には、ちょうど良いのです。角の濃厚豚魚の名店の行列も、朝は少し淡く調整しておりますが、こちらはそのままでも淡麗で優しい味わい。東北のやさしいくも質実な人柄なる風合いを心で受け止めます。私の方もやはり、朝は朝でも休日の余裕があり、感性もしっとりとしていて、より馴染むといった感じです。苦みななく、甘さも控えめ・・・。温度も熱すぎず適度なる点もナイス!食って去り際に厨房に目をやり、店主にナイス!という目線を送りましたがな。









<うっすらとか感じる程度がちょうど良い豚鶏エキス、まさに朝ラー>


 味わいはあっさりとしているのに、実はしっかりとした動物系の煮出しを感じるスープ。スープをアップすれば、そこに薄っぺらさがないことがお分かりいただければ幸い。豚コクがしっとりの煮出された半濁りが実に嬉しいし、また鶏ガラか??きめ細かい脂が上質に煌めく姿がまた美しき。


 麺から滲み出るグルテンのエキスも食い出して行くと徐々に滲み出して、醤油味とグルテンの旨味結合を促すかのように、動物系エキスがささささーーーーっと滲みますね〜。このくらいの淡い動物感がええねん!まさに朝ラーにぴったりな汁と思えます。












【麺:トレードマークのような存在感!平打ちピロピロ縮れ麺!!】


<もっちりピロピロ麺!全粒混じりで落ち着く見映え>


 そもそも、こいつに会いに来たようなものです。平打ちの風合いにもところどころ幅に乱れがあり、捩れもまたランダム、縮れも強めでありまして、見た目のハンドメイド感は120%かと思うほど。もはや素朴感がゴージャスのように感じるかも。そこに「全粒粉」が適度に入り交じり、つぶつぶをしっかりと確認できます。とにかく、全粒が入っていて風流と感じさえすれば、私は評価が無意識に上がってしまう。それほど好き。


 歯応えも期待通りのモチモチもっちり!前歯がまさにスパスパと千切れ、奥歯ではクチリと淡く潰れます。グルテン感が柔らかい感覚。そして啜り上げて粉の風合いが鼻腔をくすぐるか・・。素朴さ満点で、落ち着きあるとても不思議な麺ですね〜・・喜多方系って。ああ、このまま東京駅から東北へ旅に出たくなる!









<やや表面にぬめり感じるのが素朴と映る・・・>


 平打ち縮れだから、啜りで内頬や舌触りで刺激を柔らかく与えるのは予想通りの展開。そして今回は思い出したが、スベリ全体がどこかヌメっとしているのも、こういう喜多方系の特徴でしょうか。湯切りが甘いのとは全く別で、うっすら地肌表面がすこし柔らかい度が高い。そのため束になった部分を啜り上げると、ヌメっとした感覚になり、素朴さをより感じさせるのかも・・・。こういうのも面白く感じる一方で、これで冷しを注文したら、どんなスベリになるのだろうと別の興味が津々とわき起こる。いつか試してみたい。







【具:いろいろある朝ラーの中では・・・・別格なるチャーシュー!それはレアピンク!】


<レアチャーシューの塩ダレ味付けが非常にナイス!>


 二種のチャーシューが相変わらず旨かったりする。特に今回は、「レアチャーシュー」。こいつが塩ダレメインな味付けというか・・・肉本来の味わいがダイレクトに生きるという味わいで、やはり良い肉は塩だけで味わうのが旨いのか!と再認識すら覚えます。そしてナチュラルに肉本来の柔らかさがありますし!この丼の中では別世界のような立ち位置ですね。


 またバラ肉のチャーシューは醤油味のタレがしっかりと豚の脂とマッチしていて食欲をそそります。白飯と合う味わいと言えましょうか。また・・・よくよく見ると端っこが炙られた感じがありまして、少し焦げたようなところが実に香ばしかったりする。裏返すと炙り処理がよくわかりました。









<コリコリ細メンマも麺に絡み、歯応えアクセント>


 メンマはいつもここで食ってたやつで、相変わらずのコリコリ感。やや短めカットで薄味でもあります。ちぢれ麺によく絡んで、モチモチな歯応えの合間に、コリコリ感がぶつかったりする。単独で食ったというより、麺に混じった味わいを残す・・・といった存在感ですね。







 総じまして、「私の中にある・・・東京駅中のホッとステーション」なる一杯。当初、こちらのお店が朝らーを始めたころは、閑散としていて大変心配したものですが、そこそこ人の入りも安定しているようでなによりです。まあ、角の濃厚豚魚の店とは込み具合に差がありますが、この程度人入りを個人的にはキープしてもらい、いつまでも朝ラーを続けて行ってほしいと感じます。ちょっとインターバルが開きましたが、また寄らせていただきます。


 それにしても、角の行列はすごい・・・・・。どうしてここまで固執するのかと思うが(人のことを言えるかと言われそう)、きっと東京のみやげ話という意味合いもあるのかもですね。行列を見ていると・・・・「人・荷物・人・荷物・人・荷物・・・・」という感じ。大きめのコロコロバックに腰掛けてスマホいじりという方も多数おられます。もはやこの光景は名物になっておりますな。いやはや、朝から盛り上がっております。なので詠います!




   休日の
   早朝らーめん
   地下街に



   コロコロ響く
   名物行列




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


  



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