ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1958】 希須林 赤坂店 (東京・赤坂) 汁なし担々麺 4辛 +サービスライス


 5月の人事異動以来、なんだか割り切れない気持ちを抱えつつ、本来は誰の仕事なんだかわからず、組織のため???などと言い聞かせて業務に邁進しております。しかし、こうも朝飯昼飯が食えない忙しさというのは、なんだかおかしいよね・・・・。立場とか意地とかあって、言わないようにしてるつもりが、やはり周りの人には私のストレスは伝わっているようです。なんだかいつもイライラしているオッッさんだと思われているみたい。やはり、腹が減ってはいい仕事はできないものかもしれません。

 そうなんだけど、この日は先日からの夏風邪が後を引いていて、食えないのも事実。胃袋が締め付けられるようなのだけど、変な話で腹は減るという矛盾に満ちた胃袋です。こういうときこそ、「今食いたい!」というものしか受け付けない!という屁理屈をこねて、外出先から近場と思われる、赤坂まで足を伸ばしました。狙いは、「希須林」さん。久しぶりの赤坂〜! 外国人客の多そうなビアホールなど横目にしながら、狙いの店へ・・・。













【店:赤坂らしいハイセンスと料金設定】


  赤坂の路地裏っぽいところに、いきなり真っ白あ瓦の波。自然と目に付きます。目の前を通る人も思わず目をやる。暖簾に「担」の字が一文字あって誇らしげ。入ると木のカウンターが整然としていて、どこか気持ちよいです。先客は、半分がカップルで、女性コンビ客などばかりで、ラヲタを寄せ付けない雰囲気が立ち込めましたが、スタフさんが気軽に話しかけてくれたので、なんだかポンポンポン!とチューニングオーダーを小気味よく通すことができました。流れるような説明の中から、自然な間合いで「4辛でライスお願いね」などと嘯くような私。こんなの珍しい行動パターンかもね。












【タレ:どの味わいも濃厚で崇高〜、薬味の自在感もあり、満足度高し】


 厨房では、調理合間に仕込みの準備か、ちゃんと焙した白ごまを潰したようなのをフードプロセッサーで自家製芝麻醤を作成しているような・・・。そういう下ごしらえを見れるのも、旨さの演出のような気がしますね〜。配膳されるまで、いろんな作業を遠目で眺めさせていただき時間を潰します。何かに集中していると待ち時間も短く感じられるのか・・・・思いのほか配膳が早く感じられます。








<甘さ、辛さ、痺れ、どれもシッカリ味わえる好バランス!>

 配膳の瞬間は、本格四川のような圧倒感や威圧感を感じさせないボリューム感と色合い(挽肉の色黒さを除けば)。元からタレと麺を絡ませてあるような、どんぶりの壁に張り付いているタレには、山椒などのスパイスが伺えます。しかし、汁なしとは言え、しっかりと汁を感じ取れるタイプで、そのタレの風貌は、私たち日本人なら誰でもどこかでお目にかかったような、芝麻醤の黄土色。そしてそれとコントラストを形成するような、ラー油の垂らしこみが印象的で、その色合いはまるで車のテールランプのような、プラスティックなクリア感が立ち込めます。なかなかいい感じ・・・・。

 そして実際に味わってみると、芝麻醤のまったりして濃厚なコクと軽やかな甘さが広がる!その一方でゴマの香ばしさを芳醇に感じさせます。まさしく自家製たるタレ感がたまりません!そして、そのうちにジンワリと響くのは、ラー油ーのシャープな辛さ。しかし、辛さはオイルで丸まった感じでそれほどヒリヒリするものではありません。辛さそのものを十分に楽しめる範囲内なので好印象。更に3段落ちのように、ここから山椒の痺れ感覚が深まる・・・。舌にジリジリビリビリと来て、さすがに「4辛」というレベルを表現しますが、まだ標準のちょいと上という感じで、そう暴力的な痺れではなく、これまた痺れを楽しむ余裕はあります。なるほど・・・・甘さ・辛さ・痺れ、どれもはっきりと上質な表現をしながらも、主張し合って全体が成立という、日本人向けには理想型という全体イメージでしょうか。さすが、赤坂で長い間人気をキープしている感があるなと・・・・個人的には関心しました。


<更に薬味と搾菜が完璧なテーブルセット>

 どうでも良いことですが、テーブルセットが標準的なようで、実は充実しています。「お酢」「ラー油」は当たり前。「醤ダレ」に「辛ラー油」も良くあるパターンか? でも「辛ラー油」は、奥底にはスパイスが染み込んでいて。山椒的なジリジリ感やら、豆板醤のようなコクまろチリチリっとした味わいがにじみます。これは、味の調整でとても重宝します。さらに、ここがいい!と思ったのは、「ザーサイ壷」があること。このザーサイがとても大きくて品質感もよく、これだけでご飯とビールがいくらでも進むという感覚。なので、汁なし坦々麺を食している途中にも、テーブルセットと同様に、ザーサイを投入してみると、これまた歯ごたえはもちろん、発酵した独特の風味などが入り混じり、香りの奥行きが出ます。これらを活用しない手はありませんね〜。













【麺:タレを纏わり吸い付かせて、粉感覚ほのかに香る相性の良さ】


 汁なし担々麺定番の細めんで淡いよじれを感じるストレート麺。「定番」なのですが、本場四川では、担担麺本来が「汁なし」で、刀削麺に近い太い麺なんだとか・・・・大阪天満宮の店で教えられた記憶あり。久しぶりに思い出しました。でも、個人的には細めんのほうがやっぱりしっくりくるね・・・(あのオジサン元気かな・・・)。


<クシクシしたナチュラル粉感覚の細麺>

 すでに濃厚まったりタレにまとわりつかされた麺。ですがそれでも芝麻醤に合う麺の風味感というのがありまして、炭水化物の良さを連想してしまいます。タレの甘い部分と、麺の粉っぽいグルテン感を合わせると、胡桃に近いまったり感に高まるような冒頭の食い出しの印象。それがどんどんと食い続けると慣れてきて、辛さとのコンビネーションを楽しむという風合いに変化かも。前歯でスパスパと本来的なら小気味よく千切れそうだけど、タレの絡まり分だけクシクシと重いような歯ごたえも、また汁なし系では満足感を高める?ともあれ、グルテンの質感が高ければ、いろんな味わいにもナチュラルに合いますし、歯ごたえのも納得感がありますね〜。








<コッペリとタレを纏わす一体感、やや重いスベリ感>

 毎度同じこと書きますが、これもまた「こっぺり」とした重い滑り感ですよ〜。予めよく絡まっているのもありますが、細めんだけに毛細管現象がより強まるというか、麺と麺とタレが絡み合ってもはや一体物です。それでも、ずるずるズボボボボボボボボーーーーーっと吸い上げたいもんだから、紙エプロンは必須アイテムです。こちらは、カウンターに座ったとたんに手渡されるため、素直に従いましょう。赤坂で、汁の飛び跳ねたワイシャツ着て闊歩するのは恥ずかしいですからね。












【具他:最後の〆ライス投入への期待が一段と高まる、肉感、歯応え】


 挽肉の山積みトッピングは、なかなかのアピール。封じ込められた肉汁には、スパイスの凝縮ニュアンスもあって、これをひとつまみするだけで、白飯がバクバク食えそうです。それにタレが絡むのだから、ライス投入が旨くないわけがない!


<挽肉旨しの他、細もやしとキクラゲの感触も楽しい>

 挽肉感は言わずもがなの風味よさ。塩気と甘みのバランスも確かですし、歯ごたえのクッションみたいな弾力もまた楽しい。でもこの一杯の歯ごたえで一番面白いところは、細もやしとキクラゲの食感でしょう! 軽く茹で上げられた細もやしや、まるで石焼ビビンバのそれににて、しなやかでありながらほのかな野菜の甘みも放出して、ナヨナヨとシャキシャキの中間みたいな歯ごたえがいい感じです。また、キクラゲは、細いながらもバリバリと感じる食感で、咀嚼自体が楽しく思えてくるほどの快感。これら食感が、濃厚タレに絡み合うところに、残った部分にライスを投入してフィニッシュです。








<ライス投入に、辛油と搾菜プラス!>

 もはや解説さえ不要なこの定番なる〆方(私だけか?)。いつもの通り、残ったタレを万遍なく吸い込ませようとライスを投入してから、レンゲでカチャカチャ音を立てつつ混ぜる混ぜる混ぜる混ぜる。最後に、少し辛ラー油をたらして、そして少し欲張ってザーサイ壷からそれを多めに投入してから、待ちきれなくて一気に食う。ザーサイのコリコリ感と風合いが、さらにパワーアップですよ!













 総じまして、「日本人のイメージ通りであり、辛痺れも相当楽しめる、ハイパフォーマンス汁なし担々麺!」と言う、今回もそのままの捻りない感想でごめんちゃい。いや〜・・・東京で担々麺と言えば、一回行っとく店かななんて軽い気持ちで訪問ですが、ちょっとこれはハマりましたわ!本格四川風もいいけど、やはり・・・・ちょっと甘コクが深いのもいいわな〜と再認識。とはいえ、次回訪問では、5辛に挑戦することをすでに心のなかでは決めたりしてます。風邪ッびきなので、朝から食欲なかったけど、ちょっと胃袋がびっくりしているかも? なので詠います!




   夏風邪や
   食を細らせ
   胃弱かな




   負けじと頼む
   サービスライス




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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