ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2350】 麺屋 時茂 (埼玉・草加) 鶏白湯らーめん 〜鶏白湯系の盛り上がりを感じる草加エリア!

<とにかく集団さんにも便利で人気なお店>


 草加駅にやってきたのは初めて。駅から近いこのお店ですから夏のラーメン活動にはとても便利です。日照りの中で歩かなくていいから。そんな便利な思いは私だけでなく、ピーク時間をすごく外した午後2時すぎに来店すると・・・・15名程度の行列が発生中。すごい人気ぶりで、行列が切れないようですね。客層がまた老若男女様々でして、家族もいればカップルもいる。学生の連れ食いという集団もいたりして、こりゃどうしても回転が悪くなるわなと・・・。と思っていたら、席の都合により私一人客ゆえ、順番飛ばしをさせてもらうことに!大変もしわけない思いをして入店です。それでも40分以上は外待ちしていたわけで、順番通りだとさらに15分は待っていたはず・・・。




 こちらは、券売機が外に出ているタイプの店で、どう見ても「先に食券買ってから並べ」システムですね。色々悩んだ挙句・・・今回はいちばんオーソドックスな「鶏白湯らーめん」。





【濃厚にして髄の苦手意識少なく!コラーゲンも重厚なれど貼りつかず!醤油ダレがきっちりまとめ役】


 店自体はとても土地が薄っぺらいため、入り口と裏口がとても近いという感じ。しかし横には広いため長いカウンターが収まっており、キャパはそこそこある面白い作り。壁と客の背中がある程度近くなるのは仕方がないね。その背中の隙間を、行列とホール担当の女性が、素早く動きまわって少しでも行列客を回そうと健気です。





 さて今回相当に時間をかけて待ちに待った一杯は、中々濃厚な面構えです。しかし特製ラーメンか?と思えるほど、デフォルトとしては充実感のあるトッピングの数々。これが基準だとしたら相当レベルと人気が高いのはうなづけます。スープは、言わずとしれた濃厚鶏白湯系。第二のまたおま系かという感じがしないでもないですが、「濃厚さ」に一つの個性があります。かなり濃厚に炊き上げたのはすごくわかるのだけど、骨髄から滲むあの苦手な香りやエキス感がまるでなくて、純粋な鶏エキスの塊!という感じがします。比例して鶏の脂系のコラーゲンもかなりのもの。だけど、モミジの貼り着きのようなくどさが少なく、実にスマートにいただける濃厚鶏白湯という塩梅です。




 塩気もそこそこです。そこは醤油ダレがうまくカバーしてくれており、カエシのエッジにもやや香ばしさが前に出るという感覚。鶏エキスのコクと醤油ダレの塩気の融合も中々でして、レンゲが止まりません。若干少なめの汁量な為、意外に知るをすすり過ぎて、最後は汁なし一歩手前になってしまう次第。




 また中央にこんもりとある「玉ねぎみじん」の影響も中々です。さらっと全体に溶け込んで、濃厚の中にさっぱりさを演出するあたりいいセンスだと感じます。またみじんの量が多い為、スープに溶け込んでも、シャリシャリと浮遊するようで、食べるスープのような感覚もありなむところが楽しい演出だったかも。




【透明感があるイエロー系、ボコボコ感があるストレート麺で引き締まりと歯ごたえ感アピール】


 麺が意外な選択のような気がした・・・個人的な感想ですが。麺箱には菅野製麺とありました。低加水のパツパツ麺かと想像していたら、透明感ある黄色味がかった細麺。練り水の個性が感じられ、表面も中もキュキュッと締まりきった感覚です。引き締まりの度合いでいうと、低加水パツパツ麺と同じレベルかも。濃厚な鶏白湯をしっかりと受け止めるといった印象。濃厚なスープの絡み過ぎるところを、いい感じで抜けがあって、それでいて歯ごたえが明確。軽いボコボコとした形状で、勢いよくすすり上げる時の、ゴツゴツ感がまたたまらんかも。




 前歯では、力を入れて・・・カツカツっと前歯で千切るようにして食ったかな・・・。汁を吸い込む度合いは低めで、一貫してそんな感じ。奥歯で束になったそれをプレスする時には、横ズレしてぷつぷつぷつぷつ・・・・と潰れていきます。時には、玉ねぎのみじん切りが挟まって、シャリっとする潰れもありか。個人的にいつも食べている鶏白湯の麺とは少し違うタイプなので、ちょっといい体験にはなったなと実感です。





【デフォルトのトッピングがすごい充実!6枚2種チャーシューと味玉付きはすごいね!】


 最初はオーダー間違いかと思ったくらい・・・充実したトッピング。まず豚と鶏の三枚3枚で合わせて6つ。豚バラ肉3枚は、軽く炙りを入れられて香ばしさも手伝って、テッパン級に固い安定度を感じる旨さ。醤油ダレの甘みと肉脂の甘みとが、炙りのテクニックでかなりやばいことになっとります。永遠に食い続けられる。また鶏肉は、パフッとしているところを割と薄めにスライス。大きさは申し分なし。軽くスープを吸い込んでいるみたいで、味わうと一体感がたまりません。計6枚もあると最後まで楽しめますね。




 味玉は、Mサイズかな・・・。それでもデフォルトで一つまるまると言うのはうれしい限り。割と深めにタレが染み込んでおり、卵黄は少し固め。濃厚なスープと個性的な麺、そして豊富なチャーシューなどの陰でアピール感が薄いようだけど、通常ならかなりありがたく、うれしいパーツ。





 また、玉ねぎみじんと同様に、青菜も箸休めにはとてもうれしい一品でありました。玉ねぎのこんもり山のてっぺんには、若葉が生えたように飾りつけられた・・・カイワレ一本。白のいりゴマが背景となる夜空にある天の川を表すのか?かなり手をかけた丁寧さがうかがえる次第。





 総じまして、「鶏白湯系の盛り上がりを感じる草加エリア!」という感覚でしょうか。若者が集まって美味い美味いと語り合いながら、並んで食うのも気持ちよかったし、店主を始めスタフさんの対応もナイスでハートフル!駅近いだけでなく、ラーメン以外にも何か思いがこもったような一杯だった気がして、こりゃ流行るわと正直言って思いました。そうそう頻繁に来れるエリアではありませんが、次回は塩系を食ってみたい気がします。または何か限定などあれば試してみたいかも。そんな次回訪問のシミュレーションなど思わずやってしまいます。それにしても、すっかりもう夏の盛りだよね・・・・。冷やしもいいけど、汗だくでこういうコッテリな一杯もなかなかいい。ということで、なので詠います!



   夏空に
   遠く沸き立つ
   白い雲



   汗拭き食らう
   白い鶏湯



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


関連ランキング:ラーメン | 草加駅