ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2437】 ラー麺専門店 こしがや (埼玉・越谷) 塩ネギワンタンメン 〜店も味わいもとことんホノボノー(^。^) な支那そば

<穏やかな正統派佐野ジャパン支那そば>


 この彼岸前に三連休とは、身体的にはありがたい。仕事的にはそうでもない。家族的には・・・・それぞれがありがたいみたいです。妻子は友人関係とそれぞれ用事があるとのことで、私一人、地元の図書館で調べ物した後は、思い立ったかのようにクルマを走らせて、越谷へと来てしまいました。鬼の佐野氏の下で修行経験ある店があるというのでね・・・・。個人的には、「佐野JAPAN」好きなんですよ。特に塩が。活動ベースの多摩エリアには「あおば」という店があるのにもかかわらず、わざわざ訪問。ジジイになっても、やることはやっぱりバカげています(笑)。








 とは言うものの、この連休は、行楽シーズンも重なって都内圏内は比較的幹線道路は空いていました。これまでいない驚く短時間で、多摩から越谷へと到着。エアコン切って窓全開で駆け抜ける喜びのまま・・・・店の前へ。裏の駐車スペースが10台も確保されているのがありがたい。コインP代金が浮いたこともあって、今回はその分ワンタン追加といきましょう。「塩ネギワンタンメン980円」と対峙いたしました。


   



   










【塩気も丸鶏エキスもフライドニンニクも・・・穏やかな出汁加減】


 店内は広めのL字カウンター。厨房も広く、店主ご夫婦とお母さんがフロアの補助という体制で、アットホームな対応で居心地良いです。ほぼ地元の方が昼飯食いにきたという感じで和やか。ウリは「塩ネギ」なんですが(券売機のボタン)、結構醤油系も人気のようです。若者はほぼ麺大盛りを頼んでおられました。







 さてその麺顔ですが、いかにも「佐野JAPANの支那そば」という感じで、しっかりと師匠の教えを継承しているという感じ。地元の「支那そば あおば」とクリソツな麺顔です。フライドガーリックが浮遊する様などは錯覚すらします。ほぼ透明でじっとりと塩ダレが滲んで薄い琥珀色にも思えるスープカラーが印象的。無化調っぽい安心感を覚える優しい味わいです。丸鶏と鶏ガラから抽出されたエキスは、色気が出すぎることなくあっさりとしてて品の良い感じ。そこに乾物系・・・節とか昆布などの旨味がしっとりと広がる味わいが見事です。ネギの細かい微塵切りから滲むネギの甘みエキスも溶け込むのがわかる。全体調和のあっさりさがあるゆえに、いろいろじわじわと感じるところが深いですかね。








 特に印象的だったのは、塩ダレのあっさりさ。これは人によっては薄いと思うかも?。フライドガーリックの風味も手伝って分厚くはなっているけれど、塩がテーブルセットにはなく、ブラックペッパーでお好み調整となります。おそらく、この店主のこだわりぶりだと・・・・塩もどこかの海塩だとかと思われますが、結構大人の味わいかも。












【ストレート細麺のしなやかさに唸る!啜り心地の良さと風味がナイス!】


 ナチュラルなストレート細麺、これは私の好きな系統です。冒頭からしなやかな腰つきだけど、柔麺という感じでもなく、しなりが淡いだけ。全体的な黄色味が勝った風合いも自然ですし、たまご麺の安心さとか、天然かん水の反応など感じ取れます。







 歯ごたえも、前歯では淡いクツクツがあって、リズミカルにスパスパと切れ込む感じ。潰しこみ感は低いですが、むしろ熟成度合の深さを感じさせるもので、スープのあっさりさとともにグルテンから風合いを受け止めます。奥歯で運ぼうとすると、麺が綺麗に箸の上で揃うし、臼歯でプレスすると端からプチプチプチと順列に潰れ込む感じがたまりません。







 当然、見た目の通り、すすり上げがとても楽。まるで丸麺かのように最初の口当たりも軽く、ネギの微塵とかフライドガーリックなどを貼り付けながらも、ズボボボボボボボーーーーーーと勢いよくすすり上げる楽しさがたまりません。麺同士の隙間に張り付くようなスープの持ち上げもしっかりと感じ取れてナイス!ちなみに麺量は、165gとのことで少しばかり多めなのが嬉しい。大盛りだと相当腹が膨れそうです。







【自重で解れる柔らかさとパサつき感、スープ吸い込みマジ美味い】


 注文を受けてから、おかみさんが必要分だけ手切りしておられます。大きいめのロース肉で程よく部分的に脂が差しています。スープ生成に程よく貢献したような煮出し感とパサ感がいい感じ。そこから今度はスープからエキスを逆輸入するかのごときの吸い込み感がいい感じです。自重で解れるほど柔らかいので、箸でリフトすると中央から分解します。見た目通り柔らかく美味しいし、これは飯に絶対合ううまさ!若い人は、チャーシューご飯も頼んでおられましたが、横目で眺めるとこれも美味そう!








【可愛い餡のぷにぷに食感と皮のチュルリンとした滑り!5つの泳ぐ照る照る坊主】


 てるてる坊主型のワンタンが5つ投入されております。餡は小粒でエビと豚ひき肉が粗く入ったもの。前歯で餡を真ん中から切断するようにプチっと噛むと、プリプリ&ゴツゴツ感が現れて、中からじゅわ〜っと旨味が広がる感じです。スープの浸透も手伝って、なかなか上手い仕上げです。また皮部分は、水分を吸い込んでツルツルツルリンと滑るように流れてゆく感じ。口の中火傷必須でも、この間隔を楽しみたい!。分量的にも満足。やっぱり、ワンタンメンはテンションが上がります。









 総じまして、「店も味わいもとことんホノボノー(^。^) な支那そば」と言うそのまま何の捻りもないまとめでごめんちゃい。地元エリアにもある系統と味わいを、わざわざ遠くまで足を運ぶのは馬鹿げているかも。しかし、馴染みの味をあちこち探して回るのが醍醐味なんです。釣り人や、ダイバーならそんなサファリ的な心情が少しでもお分かりいただけるかな・・・・。佐野スピリッツの継承を戸塚から遠く離れた越谷で確認して、気持ち良く店を後にしました。店主とその奥様が微笑んで厨房からお見送り。この刹那にまた来たいと思うよね・・・・。いい店です。ということで・・・・なので詠います!



   週末に
   気分入れ替え
   こがしやへ



   麺と味わい
   優しきこと哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






関連ランキング:ラーメン | 越谷駅

持ち歩ける 草加・越谷・春日部本 (エイムック 3328)

持ち歩ける 草加・越谷・春日部本 (エイムック 3328)