「すごい」司会者が必要
- 作者: 大橋禅太郎
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2005/05/18
- メディア: 単行本
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著者:大橋禅太郎
■評価:良
情報:○ 新規性:○ 構成:△ 日本語:△ 実用性:○
難易度:易 費用対効果:○ タイトルと内容の一致:◎
お勧め出来る人・用途 :物事が決まらなくて困っている人・物事を「決める」ためにはどうすれば良いかを学ぶ
お勧めできない人・用途:会議がつまらなくて困っている人・会議を楽しくする方法を模索する
■所感
このやり方は確かに結果が出る。
但し、と私ならこう但し書きを続ける。
「すごい」司会者が必要
こればっかりはどうしようもない。
勿論あなたも、本書の内容を理解し、
可能な限り、自分自身で(セミナーなどで)体験すれば、
「『すごい』司会者」になれる可能性はある。
だが、ハードルは高い。
それは、本書が「難しい」ことを求めているからではない。
そもそも本書が解決しようとしている状況そのものが、
「非常に困難」なのである。
その状況の中で、イニシアティブをとって、
これを打開することが生半な覚悟で出来る訳がない。
ただ、本書が提示している方法は、間違いなく、
そのような深刻な問題を解決する。
その手法までは明示されているが、
問題は「誰が猫の首に鈴をつけるか」である。
方法は2通りある。
(社内も含めて)アウトソーシングする。
もしくは、自分がトレーニングを積んで実践する。
容易なのは前者である。
ただし、コストがかかる。
コストをかけてでもそれが必要なのかどうかは、
本書を読んだ上で判断して欲しい。
少なくとも本書を読むことにかかるコストは、
回収可能であることを保証する。