『幸せへのキセキ』

英国コラムニスト、ベンジャミン・ミーの実話を基に、主人公家族が閉鎖中の動物園を購入して再オープンに尽力する姿と、妻(母)の死を乗り越えてゆく過程を重ねて描いてゆく、キャメロン・クロウ監督7年ぶりの最新作。原作にとらわれない脚色部分も効果的で、まっすぐ観客の心に響く、本当に素敵な作品となっている。長男コリン・フォードと園内のカフェ店員エル・ファニングとの交流が初々しく好印象。シガー・ロスのライヴ・ドキュメンタリー『Heime(故郷)』にも大きなインスパイアを受けて出演者にも配布したそうで、その流れでバンドのフロントマン、ヨンシーが音楽を担当している。そんなエピソードもキャメロン・クロウらしい。


6月8日 公開
原題:We Bought a Zoo
監督・脚本・製作:キャメロン・クロウ
出演:マット・デイモン/スカーレット・ヨハンソン/トーマス・ヘイデン・チャーチ/コリン・フォード/マギー・エリザベス・ジョーンズ/アンガス・マクファーデン/エル・ファニング
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ
原作:ベンジャミン・ミー「幸せへのキセキ〜動物園を買った家族の物語」(興陽館刊)
撮影:ロドリコ・プリエット
プロダクション・デザイン:クレイ・グリフィス
編集:マーク・リヴォルシ
音楽:ヨンシー

【ストーリー】
半年前に最愛の妻を亡くしたベンジャミン。反抗期の息子とは心が通わず、新聞コラムニストの仕事も頭打ち。まさに人生の崖っぷちに立たされた彼は、妻との思い出が詰まった町を離れ、新しい土地で新しい生活を始めようと決意する。そんなベンジャミンが購入したのは、郊外の丘の上に建つ理想の邸宅。ところがその物件には、閉鎖中の動物園というとんでもない“オマケ”が付いていた!かくして引っ越しと同時に園長の座に就くベンジャミン。動物園の知識も経験もない彼を支えるのは、風変わりだが熱いハートを持つ飼育員たちと、動物園の再オープンを待ち望む地元の人々だ。さらに亡き妻からも驚くべきサポートを得たベンジャミンは、動物園の再建という一世一代の大冒険に乗り出していく。

配給:20世紀フォックス映画
2011年/アメリカ/124分/ヴィスタ/ドルビーSR・SRD/日本語字幕:石田泰子
(c)2011 Twentieth Century Fox

公式サイト http://www.foxmovies.jp/sk/

ミニパラ http://www.minipara.com/movies2012-2nd/sk/

幸せへのキセキ

幸せへのキセキ

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