「ルーンバウンド」やるですよ

 今日は、ささくれペンギン氏と葵氏と我が家で「ルーンバウンド」をやる事になった。本当はTRPGをやろうって話だったのだがメンツが集まらず、


「だったら俺、『ルーンバウンド』で使ってみたいキャラあるんだけど」


と俺が彼らに打診し、「ルーンバウンド」を遊ぶ事になったのだ。

Geschenkt

 「ルーンバウンド」をやる前に、葵氏が持ってきた"Geschenkt*1"をやる。このゲームは「獲得したカードに書かれた数字の合計が一番小さい人の勝ち。なので場に出ているカードを押しつけ合う」って物だ。
 結果は、

1回目
葵氏1位。ささくれペンギン氏と俺が同点2位。
2回目
葵氏1位。ささくれペンギン氏2位。俺3位。
3回目
ささくれペンギン氏1位。俺2位。葵氏3位。


 あれぇ、勝てなかったなぁ。
 このゲーム、1ゲームが10分程度で終わるのでサクサク遊べる。でも、駆け引きもちゃんとある。なかなか考えられている作品だ。

ルーンバウンド

 さて、本日のメインイベントである「ルーンバウンド」。今回は「使いたいキャラ使って遊ぶ」という事で皆でキャラ選びをし、手番順に以下の様になる。

ルーンの魔女アスタラ
ささくれペンギン氏のキャラ。戦闘前に敵にダメージを与える能力を持つ。魔法攻撃キャラ。
ヴァラディア卿
葵氏のキャラ。仲間を安く雇える能力を持つ。近接戦も得意。
ワン・フィスト
俺のキャラ。戦闘ダイスを振り直せる能力を持つ*1。射撃戦と近接戦がそれなりにできる。


 まず出だし。俺の番に来たら既に行きたい方向にいる緑の敵*2は掃討されていた。まだ緑の敵はいるけど、そっちを構っていると欲しいアイテムがゲットできない。そして、俺の出目でが黄色の敵*3に挑めと言っている。いやまぁ、近場にいる緑の敵でもいけるんだけど、そうすると行きたい所に行くのにはやっぱりロスになるんだよねぇ。仕方ない、行ってみよう。黄色の敵は厳しいが、トライできない敵ではない。振り直し能力を試すチャンスでもあるし。うりゃ〜!


あの〜、こいつは黄色の敵の中ではトップを争う強さの奴なんですが。


 振り直しをしても出目がふるわず気絶。まぁ、失う物は金だけで済むのだが、他プレイヤーが順当に資金や経験値を得ている時に出遅れるのは少し厳しいよなぁ。でも、まだ挽回できる。そう思っていたのだが……。イベントで決定的な差がつきました。
 緑のカードの中にあるイベントに「邪悪への抵抗」という物がある。これは、フロストゲート、タマリア、ヴァイネルヴェールの3都市にマーケットカードが裏向きで置かれ、そこに最初に行ったプレイヤーが入手するという物だ。とりあえず、3都市なので3人で分ける事で合意する。そして、ルーンの魔女アスタラは「焼けつく魂*4」をゲット。これは魔法攻撃をした時、追加で大ダメージを与えるルーンだ。魔法使いのアスタラにはぴったりのルーン。ヴァラディア卿は「光の盾*5」を入手。これは、ダメージを防ぐと同時に敵にダメージを跳ね返すという防具。これがあればちょっと無茶な冒険も可能だ。そして俺のワン・フィストが手に入れた品。


何で「回復薬」なんだ!


 回復薬。価格1ゴールド。使い切りでダメージを2点回復。以上。そして、これを入手した時点でダメージを3点受けている。手に入れた瞬間に使ってもダメージ1点残るじゃん。うわ〜ん!(ToT)
 という事で、他の2人が強い敵とバリバリ戦い始める中、俺は細々と冒険するしかなくなった。てかさぁ、序盤でこれだけ差がついたらまず間違いなく勝てないよ。5手番位遅れる事になるんだし。他プレイヤーを攻撃してアイテム剥ぎ取りたくても絶対返り討ちにされるしなぁ。
 ヴァラディア卿は、さらに「ルーンの探求者」を仲間にする。こいつはダメージキャンセル能力持ちなので「光の盾」とのコンボは超強力。なので、加速度的に強くなっていく。
 一応、俺も「白の剣」や「ケロスの戦混」で戦闘力を強化できたのだが、その間に強くなったヴァラディア卿がドラゴン・ルーンを3つ集めて終了。「ドラゴン・ロード バラクシス」の戦闘前試練で失敗すればヴァラディア卿は即死だったので、そこで死んでいてくれればまだ結果は分からなかったんだけどねぇ。チッ、死ねばいいのに。(笑)
 とりあえず、今回ワン・フィストを使ってみた感想は


「出目が悪い奴が出目に期待するキャラ使っちゃダメ」


って事かな。出目の悪い奴はヴァラディア卿等の確実性のある能力持ちを使う方がいいかもねぇ。

*1:この能力がどれだけ有効かを見てみたかったので使用

*2:一番弱い敵達

*3:二番目に強い敵達。最初にトライするのはちょっと厳しい

*4:価格8ゴールド

*5:価格7ゴールド

アクワイア

 まだまだ時間があるので、もう1ゲーム長時間できるゲームをやる。やったのは「アクワイア*1」。ちなみに、俺の持っているのはアバロンヒルのブックケース版*2。このゲームはボードゲームの古典名作の一つなのだが「自分が株を持っているホテルを吸収合併させて儲ける」というところが何ともアレっぽさを漂わすゲームだ*3
 このゲーム、4人プレイだと運と戦略のバランスが取れている。5〜6人プレイだと運の要素が強くなる。そして、3人プレイは戦略が物を言う。だが……


何で合併できないの、俺達?


 3人プレイだと自分の思ったタイミングで合併が起こせるのが普通なのに、何故か全然合併が起こらない。てか、欲しいタイルが全然来ない。皆、手持ちの金が尽きてさっさと合併を起こしたいはずなのに、何周もタイルを置いて引くだけの状態が続いたりする。おかしいなぁ、タワー*4なんて葵氏と俺が必死で合併させようとしていたのに全然合併できなかったしなぁ。
 普通は1回合併が起こるとそこでゲームの流れが変わるのだが、後半戦まで全員が金欠経営を行って終わった。結果は


1位:51,700ドルでささくれペンギン氏。
2位:50,400ドルで俺。
3位:47,900ドルで葵氏。


 今回はアメリカンが41個以上のチェーンになって終了。俺がアメリカンの筆頭株主になっていたのだが、こっそりアメリカンの株を買っていたささくれペンギン氏に負けた。13枚の株券を買っていれば筆頭株主確定なので買い増ししなかったのだが、買い増ししておけば良かったなぁ。でも、買い増ししたら資金繰りが上手くいかなかったし。う〜む、良くできたゲームだ。

*1:http://www.geocities.co.jp/Playtown-Darts/6878/bgeme/bgeme54.html

*2:http://ejf.cside.ne.jp/review/acquire.html

*3:俺は大好きなんだけどね、このゲーム

*4:テルチェーンの一つ。実在するホテルチェーンだったりする。このゲームは実在するホテルの名前を使用していたため、ハスブロー・アバロンヒルのデラックス版では架空のホテル名に変更されている

盗賊騎士

 まだ5:00pmだったのでもう1ゲームやる。やったのは「盗賊騎士*1」。
 昨日は4人でやったけど、このゲームはやっぱり4人ゲームと3人ゲームじゃぁ別ゲームになるね。というのも、4人だと全部のマップタイルを使うのだが、3人だと使われないマップタイルが出てくるからだ。
 結果、葵氏が30点獲得してトップ。俺は23点で2位。ささくれペンギン氏は22点だったので、1点差で2位を拾った。

「ルーンバウンド」ルール改訂案

 「ルーンバウンド」を終えた時に出た意見。


ファンブルあってもいいよね」


 このゲームは今回の様にイベントで序盤に差がつくと巻き返しがまずできない。ファンブルがあればまだ変わってくるのだが。あと、マーケットカードも調整が必要だよね。
 という事で、こんなルール改定はどうだろう?


ファンブル発生ルール

  1. 出目が1と2だけで構成されていた場合はファンブルとする*1
  2. 仲間がファンブルした場合は、その仲間は即死した事になる。
  3. 英雄がファンブルした場合、最も価格の高いアイテムが失われる。
  4. アイテムを持っていない場合、英雄は気絶した事になる。


マーケット調整ルール

  1. 「4ゴールド以下で買えるマーケットカード」の山、「5〜8ゴールドで買えるマーケットカード」の山、「9ゴールド以上で買えるマーケットカード」の3種の山を作る。
  2. ゲーム準備で街に配置するカードは「4ゴールド以下で買えるマーケットカード」の山から配置する。
  3. ゲーム開始直後は街に入ってもアイテムカードは市場に出てこない。
  4. 誰かが緑色のモンスターを倒した場合、「4ゴールド以下で買えるマーケットカード」の山を使用可能マーケットカードとする。これ以降、マーケットにアイテムや仲間が出てくる様になる。
  5. 誰かが黄色のモンスターを倒した場合、「5〜8ゴールドで買えるマーケットカード」の山を使用可能なマーケットカードの山に混ぜる。
  6. 誰かが青色のモンスターを倒した場合、「9ゴールド以上で買えるマーケットカード」の山を使用可能なマーケットカードの山に混ぜる。


 ちなみに「マーケット調整」は7/30に考えた物*2の改訂版。7/30の物だと手版が早い方が有利だからね。