最適なMacbookを選ぶためのヒント(その4:「容量」について考える)

前回までの記事で、「パワー」「解像度」についての考え方を示しました。
今回は、容量について考えます。

・各モデルの構成についてはこちらをご覧ください。
・モデルを選ぶにあたってのチェックポイントはこちらをご覧ください。
・「パワー」「解像度」についての考え方はこちらをご覧下さい。
・「携帯性」「コスト」、「総括」はこちらをご覧下さい。

結論

  • フラッシュストレージはとても高いので、割り切りが必要
  • もう少し値段がこなれるのを待っても良い
  • 容量を割り切れない人は、高額投資を覚悟するか、従来型のMacbook Proを購入すべき


ストレージ容量

今回のMacbook選びでは、ストレージ容量が一番悩ましいポイントです。
Macbook AirとMcabook pro Retinaディスプレイモデルは、従来のハードディスクを廃止しフラッシュストレージを搭載しています。これは携帯性・バッテリー容量を低下させる事なく高速化を実現するためのベターチョイスです。
その一方で、現状では致命的な欠点があります。
それは、コストが高い事。それも、すごく。
なめてはいけません。例えば、Macbook Air"11を標準の64GBから最大の512GBに換装した場合、その差額はなんと80,400円。オプション価格でAirがもう1台購入できてしまいます。

各モデルのディスク容量別価格

各モデルの選択可能なストレージ容量と、増設に伴い発生する差額について一覧化します。
なお、構成の都合上、一部他のオプションとは併用できないものもあります。詳細は購入時に確認してください。

モデル\容量(GB) 64 128 256 500 750 1000
MBA"11(S) 84,800 94,800 121,200 165,200 - -
MBA"13(S) - 102,800 128,800 172,800 - -
MBP"13(H) - - - 102,800 111,600 120,400
MBP"13(S) - 120,400 146,800 190,800 - -
MBP"15(H) - - - 154,800 163,600 172,400
MBP"15(S) - 172,400 198,800 242,800 - -
"13Retina(S) - 144,800 168,800 212,800 259,200 -
"15Retina(S) - - 184,800 228,800 272,800 -

※SはSSD:フラッシュドライブを、HはHDD:ハードディスクを示します。
※サイズの都合上、512GBのフラッシュストレージは500GB、768GBは750GBとして表記しました。

フラッシュストレージを使う場合は「割り切り」が必要

上記より、フラッシュストレージがいかに高額であるかわかっていただけたと思います。
また、本体そのものの価格差より、ストレージ容量に伴う価格差の方がより大きい事もわかりました。
現状では、あまり贅沢な事は言わず「割り切った」方が効率的な投資ができそうだと言えます。

では、どう割り切るか

具体的には、以下のポイントに主眼を置いてみてはどうでしょうか?

  • システム・アプリケーション以外は不要(64GBのMBA"11で十分)
  • 最低限必要なファイル(編集中のもの)は本体に格納するが、古いファイルは別途バックアップする(〜256GB:予算に応じ機種を選択)
  • 写真・Itunesデータも、業務ドキュメントも格納し、いつでも取り出したい(〜1,000MB:MBPを利用)

 

まとめ

個人的な見解では、Retinaディスプレイモデルに搭載できる容量は512GBが限界だと思います。これ以上を使いたいなら、1TB程度の外部ストレージを10,000円くらいで購入し、持ち歩いた方がよっぽど良いのではないかと。だって、250GBに50,000円も払えないですよ。
また、「大容量が必要」で、「それほど切実に解像度を必要としない」のであれば、現状Macbook Pro Retinaディスプレイモデルは購入しない方が良いと思います。もう少しフラッシュストレージの価格がこなれるのを待つべきですね。
 
え、どうしてもRetinaが欲しい?
じゃあ、諦めて銀行からお金を引き出してくるしかありませんね。。。
 
 
あ、私の事ですねww
 

次回は

携帯性とコストについて考えていきます。