2012-01-22
■[法律・制度]戸籍に振り回されないで
最近いただいたコメントを読んで、戸籍制度というのは本当に誤解されているとつくづく思いました。前にも簡単に書いたことがありますが、再度説明します。
そのコメントをされた方(Aさん)は、離婚歴のある人(Bさん)と結婚し、Bさんの氏を選択しようとしています。
この場合、Bさんはは既にBさんを筆頭者とする戸籍に入っているので、婚姻届を出すと、AさんはBさんの戸籍に入ることになります。
更にBさんには独身の子どもがいて、この子どもはBさんの元妻が引き取りましたが、戸籍はBさんの戸籍に入ったままです。
この状態でAさんとBさんが結婚をすると、Bさんの戸籍にAさんの項目が新たに設けられます。ただ、この戸籍に入るだけでは、AさんとBさんのお子さんの間には何の関係も生まれません。ところが、Aさんはその一緒に住むわけでもない子どもの継母になると思って、悩んでいたのです。
AさんとBさんの子どもは養子縁組でもしない限り、同じ戸籍に入っていても親子関係にはならないのです。あくまでAさんからすると配偶者の子どもに過ぎず、自分の子どもにはなりません。
この例からも、戸籍が家族を表しているわけではない、ということがおわかりいただけるかと思います。
戸籍は、基本は夫婦とその独身の子どもで、構成されますが、それが離婚や再婚によって意味の無いものになっていきます。また、成人になれば親の戸籍から出て、自分だけの戸籍も作れます。戸籍はただの個人データの寄せ集めです。このつぎはぎだらけの制度は一刻も早く改めて、時代にマッチした制度にしていただきたいものです。
2012-01-04
■[その他諸々]そして2012年
年が明けました。皆さんは何か期することがありますでしょうか。
まあ一応私もあるのですが、取り合えず内緒(^^♪です。
それ以前にあと10日でセンター試験も始まりますし、いよいよ受験の季節に突入。4月に二人の息子は大学生か予備校生か。更にそれは自宅から通えるところなのか、家を出ることになるのか。それによって私自身の生活も違ったものになります。
私も夫も浪人の経験が無いので、更にあと一年勉強というのがどういう感じなのかいまいちわかりません。できれば金がなるべくかからないようにして大学生になってほしいものです。
そんなこんなで仕事も取り合えず今日から始めましたが、いきなり5,6,7日と電話に出にくい状況ですので、取り合えず留守電話になってしまった場合はメッセージをお残しいただければと思います。
2011-12-10
■[離婚]震災で絆は
昨日、テレビに出ていた60代ぐらいの東北の被災者夫婦は、「みんな流されちゃったけど、夫婦の絆は強まった」というようなことを話して、涙ぐまれていました。
こういうのを見ると、やはり人との絆が人を生かすのかもしれない、と思います。一方で家族全員が亡くなられてしまった方は、早く新しい絆を見つけてほしいと願わずにいられません。
また反対に、この震災によりなあなあで結ばれていた夫婦が終わりになった事例も見てきました。命からがら生きのびて、自分の人生を考えた時、我慢して生きるのはやめようと思ったというのをご本人の口から聞いた時は、それはそれで正しいことだと思いました。
世の中、冷め切った夫婦関係がに目をつぶっている方はたくさんいると思います。冷め切っているから離婚すべき、とは決して思いません。大事なのは自分にとってどうすることが一番生きやすいことなのか、ということから考えることではないかと思います。
離婚によって経済的に困窮するかもしれないなら、そちらの方が辛いかもしれません。子供のためと思って我慢することにより平和な家庭が保てるなら、それも価値があるとは思います。何を優先するのかはその人の価値観によります。
ただ私としては、誰でも良い絆で結ばれて、人生楽しく生きてほしいな、ともまた思うのです。
2011-11-12
■[不倫/浮気]震災から8ヶ月
昨日は、2011年11月11日の1並びの日で、尚且つ横浜では11時11分の気温が11.1度だったとか。
震災から8ヶ月の昨日は東京も寒くて、寒さ恐怖症の私は完全真冬の格好で、暖房の中、汗をかいていました(因みになぜ寒さ恐怖症になったかと言いますと、高校に当時、暖房が無かった!からです。水戸なのに。理由は「伝統」っていうやつです)。
震災から8ヶ月、この8ヶ月間はっきりとした事実があります。東北地方から不倫の相談が殆ど無かったということです。東北地方が全部被災地ではなくても、そういうことやっている場合か、というのは少なからずあったのでは、と思っています。
さて、この一ヶ月、東京及びその近辺からの不倫の相談が増えてきました。放射能汚染はいつまで経っても収束しそうにありませんが、そういう事態にも慣れてきたということでしょうか。
不倫をしている人、されてしまった人、それぞれに主張があり、その両者の話を聞くと、どちらも一部は正しく一部は間違っていることが多いです。どうして自分が間違っているのか自分が被害者なのに、という考えも間違っていません。ただ単に、両者の視点が全く違うところにあるため、相手の視点がわからず、「相手はこうに違いない」と思っているところが大体において間違っているのです。
私は話を聞いている時、自分の視点で過剰に決め付ける場合を除いては、その点を指摘することはあまりありません。大事なのは本人の気持ちの解決と事態の収束です。どう思い込もうとそれで直接相手を攻撃するわけではないのでしたら、問題ないと思っています。
2011-10-31
■[その他諸々]最近腹が立ったこと。
気がつけば月末。今月は一日に書いたっきりなので、慌てて最近あったことを書いてみます。
先日、仕事でとある近隣の市の開業医を訪ねました。事前に電話したところ、「患者さんと同じように順番待ちになります」とのこと。私が空いている時間帯を尋ねたところ、午後が比較的空いているということでした。
しかし、その週は平日に時間が取れず、土曜の午前中に行きました。順番ももちろん待つつもりです。
ところが、土曜に来たことが不愉快らしく「平日に来てって言ったでしょ」(言われていない)とか、既に名刺は出してあったので、「お忙しいところすみませんがよろしくお願いします」と言ったら、「名前は?。社会常識が無い」と、いきなりの発言。
その後もグチグチ言われて、同席の看護師だか事務職員だかが、「コピー一部百円ですけどいいですか」と言うので「はい、それで結構です」と答えたところ、「結構です、とは何だその言葉遣いは。常識が無い」えっ?この使い方間違っている?(間違ってないです。調べました)
それにその職員も「午後に来てって言ったでしょ」(言われていない)と畳み掛ける。こちらが強く出られない立場であるから、もう言いたい放題。確かにそれは医者にはメリットが全く無い仕事です。
けれども仕事で来たとはいえ、私は普段は一市民です。それもそう遠くない市の。その市には友人も複数住んでいますし、今ならネットで医者の口コミだって書ける。
夫が「きっと患者に強く出られないから業者とかにそういう態度で出るんじゃないか」と言っていましたが、そうかもしれません。しかし、それは間違いなくその医者にとっても損なことになるだけなはずです。
今度、患者として行ってみようかと思います。どういう態度を取るのか楽しみです(^0_0^)v.
2011-10-01
■[遺言・相続][不倫/浮気][離婚]法律は最終手段では?
不倫でも離婚でも、はたまた相続でもそうですけど、何かしら人と人とがもめた時にこれを最初から法律によって解決しようとすると、却って解決できなくなることがあります。或いは却って不利な結果になってしまうとか。
確かに「法律に則って解決」というのが当事者の合意であれば、それはそれで一つの解決手段ではありますけれども、そうではなくて話し合いがまとまらずに使うというのであれば、それはあくまで最終手段として使うべきではないでしょうか。この言葉を発した時は、ある意味決裂の瞬間だと思います。もう普通の言葉が通じなくなったという意味で。
人と人とが何かを決めようとする時、それは法に反しなければ基本自由に決めてよいことになっています。人と人とは法に頼らなくても話し合いで物事を決められるはずですから、最初から法律や判例に則る必要は無いのです(このあたりが誤解されているところでもありますが)。
例えば、法律では法定相続分というものが定められています。相続人はどういう割合で財産を相続するか、という具体的な数字です。しかしこれは、相続人がこの割合で分けなければならないということではなく、相続人の話し合いで自由に割合を決めてよいことになっています。だから、この法定相続分の数字に頼る必要はありません。ある意味、どうしても話し合いがつかない時に使う数字だとも言えます。
でも今度はこの数字に頼ろうとすると、数字では割り切れないことが出てきます。誰かがずっと被相続人の面倒をみていたのにそれを考慮せずに同等に分けるというのは、普通に考えてもおかしなことですから、そこで話し合いが必要になるわけです。そして、ここできちんと話し合いができて、誰かの寄与について相続人が皆納得してそれを勘案した合意ができれば、話し合いの舞台を調停やひいては裁判にまでもって行かずに済むのです。
お金が絡む相続の話し合いにおいては、誰かの欲の皮が突っ張っていると話はまとまりません。つまり人間性がよくわかる場でもあります。
また離婚の財産分与ですと、これについて法律の条文で明確な定めがあるわけではありません。これも相続と同じで基本、どう分けてもよいのです。片方が全部貰っても構いませんし、半々に分けても収入に応じて分けてもそれはその夫婦の自由です。でも離婚しようというくらいですから、あまり込み入った話し合いは難しい状況だとは思います。特に双方とも「もっとたくさん欲しい」或いは「相手にそんなにあげたくない」と思っていると、話がまとまりません。そこで「法律で解決」ということになるかと思いますが、当然ながら判例からみて不利な人は、法律で解決しない方がよいわけです。よってそういう場合は交渉が大事になります。
何しろ、舞台を裁判所に移すと、自分でやるなら手間がかかります。勉強も必要でしょう。自分ではできないとか、より有利に進めようと考えれば弁護士に多額の費用をかけなければなりません。そして、時間とお金ばかりがかかっても必ず納得のいく終わり方になる保障はありません。精神的にも非常に負担が大きそうです。そう、だから自分たちで短期に話し合いをまとめた方がそういう意味ではお得になります。こういうことを相手に話すのも交渉の中では使えるアイテムの一つです。あとの交渉は相手の性格にもよります。切々と窮状を訴えることが効果がある時もありますでしょうし、強気で主張することが効果がある場合もあると思います。そしてまたこういう話し合いは疲れることでもあります。自分も疲れますけれども相手も疲れます。粘り負けしないことが大事というわけです。
また不倫の場合ですと、不倫カップルを強制的に別れさせる手段を法律は持ちません。不倫をされている妻が離婚せずにできる方法は、今のところ法的には相手の女性に慰謝料を請求することですが、それで必ずしも解決するわけではありません。こういう時も大事なことは交渉だったりします。慰謝料の請求で不倫が終わる時ももちろんありますが、相手と話をすることで不倫が終わることもあるのです。しかし、不倫は終わりました、でも相手は恨みが残りました。そして後日不幸なことが起こりました、となっても困ります。法律が法律婚の夫婦関係を保護しているから自分は強気の立場で、という姿勢は正しいのかどうなのか、ということも考える必要があると思います。
人には感情があります。幾ら法律でこうだ、と決まっていても感情を覆せるとは限りません。幾ら刑罰を決めても犯罪が起きてしまうことを考えればわかります。その一方で、上手な話が相手の琴線に触れ、うまく解決できることもあります。だから話し合いによる、法律に頼らない解決というものをまず考えるべきなのではないかと思うのです。
2011-09-18
■[その他諸々]映画「デッドマン ウォーキング」
1995年、アメリカ映画。死刑囚とシスターの交流の話。今日、DVDで見ました。
「Dead Man」というのが、辞書に載っていなくて、でも刑務官がセリフではっきりと「Dead Man Walking」と言っているのにな、と思ったら、「Dead Man Walking」で「処刑室へ向かう死刑囚」という、刑務所のスラングでした。
当然ながら、キリスト教が絡むので、キリスト教と縁遠い者が見ると、ちょっと、な部分がありますが、幾つか気になったことがあったので。
まず、死刑執行を免れるために、シスターは弁護士と共に色々手を尽くすのですが、その中の弁護士のセリフに、「お金があれば、陪審員に取り入る方法を教えてくれるカウンセラーだって雇える」(ちょっと記憶があいまいですが)みたいな意味合いのものがあって、アメリカにはそういうことを指南する職業もあるんだ、と思ったり、日本でも「裁判員に好印象を与える方法を教えます」みたいな職業ができるかも?、と思ったりしました。
それから、殺された被害者の親が離婚してしまうのですけど、「同じ境遇の夫婦は7割離婚すると言われている」というのがあって、夫婦間で悲しみの度合いや立ち直りのスピードが違うと、そうかもしれないなと思いました。日本ではどうなのでしょう。アメリカほど数は多くないはずですけど。
また、死刑執行の方法は、注射によるもので、一本目で麻酔をかけ、二本目で肺を駄目にし、三本目で心臓を止めるようです。被害者遺族には公開です。絞首刑より、遺体のダメージが少ないので、死刑執行をする側にとってもこの方が良いように思います。まあ、その前に死刑は是か非か、という問題がありますが。
2011-09-16
■[その他諸々]法人というもの
法人というのは、法律によって「人」とされているもの、ということなのですが、人みたいに色々権利もあるし、義務も果たさなければならないけど、勝手には作れないものです。
法人には種類があります。会社も法人ですし、かつて国立大学だったものは独立行政法人になりましたし、学校の同窓会でも法人になっているところはありますね。
ところで、行政書士や弁護士も複数の人が集まって法人を作ることができます。法人になると支店も作れます。で、ここで少し気をつけた方がいいな、と思うことがあります。例えば大人数の弁護士がいる弁護士法人があります。これは法人がまだ認められていない頃からもありました。大人数の弁護士がいると、大手という安心感があるかと思います。
ところが、元々大人数でやっているわけでもなく、法人化してどんどん支店を出しているところでは、本店から人が異動になって支店を出したわけではなく、その地で元々個人でやっていた(もしくはこれからやろうとしていた)がその法人に後から入って支店となったという所も少なくありません。
ですから、ある意味寄せ集めです。大手で安心と思っても実際はその人個人に依頼しているのと、さほど変わらないという実態があるかと思います。行政書士や弁護士に依頼なさる場合は、そのあたりのことも注意なさってみてください。
2011-08-09
■[不倫/浮気][離婚]私立探偵
それこそ20年ぶりぐらいで、翻訳物のミステリーを読み始めてみたのですけど、翻訳物って読みにくいですね。あれはもう少しまともな日本語にならないものなのでしょうか。
それでこのミステリーは私立探偵物なのですけど、よく考えると「私立探偵」って日本の探偵には使わない言葉ですね。わざわざ私立とつけるということは、英語ではそれに対する「公」の探偵があるということなのか、それが警察を意味するのかよくわかりませんが。
そしてこのアメリカの小説ではその私立探偵は「夫の浮気の現場写真を撮ってほしい。離婚裁判に使うために」という依頼を受けます。日本と同じですね、こういうことは。そしてこの探偵は一人で尾行を始めます。話の中には更に別の探偵が二人登場しますが、この二人も一人で尾行をしています。今でも彼の国ではそうなのでしょうか。日本の探偵に尾行を頼むとまず一人で尾行することはありません。一人で尾行していたら、トイレにも行けませんし。
さてさて、日本には数多くの探偵事務所があります。これがどこに頼めばよいのか非常に難しい。まず、一箇所だけ行って決めることはあまりお勧めはしません。何しろ探偵の料金は高いですし。まず見積もりを出してもらってください。そして、どういう人員体制でやるのかも確認すると良いです。基本的に探偵の料金は人数と時間で決まります。で、それが3回尾行分で××万円と大雑把なところから、一時間当たり幾らでという細かいところまであります。
また、大手と言われるチェーンのところから個人事務所のところまでこれも様々です。どちらが良いとは一概に言えません。チェーンとは言ってもフランチャイズのところが多いですから、結局力量はそれぞれ違いますし、チェーンのところは料金が割と高目でどこでも同じということになっていますが、実は交渉次第では値引きもあるのです。どこも仕事がほしいですからね。
それから、一度調査をして浮気の証拠を得られても、「もう一度やった方が良い」などと勧めてくることが往々にしてありますが、それはその証拠で今後どうしたいのかにもよります。慌てて勧めに乗る必要はありません。
