女性行政書士でもある武石文子の日々雑感 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-06-06

[][]愛と恋の戦い

「愛」も「恋」英語だとLOVE。でも、愛と恋って日本語では意味が違います。英語ときっと使い方で使い分けるのでしょうね。日本語でも好きな人告白する「好き」と、親が子どもに言う「好き」は意味が違うけど、同じ言葉です。前者が恋で、後者が愛なのではないでしょうか。


日本語の愛と恋の違いを熟語慣用句で比べてみると、

「愛」−愛人純愛博愛愛情愛着夫婦愛・愛執・愛くるしい・愛し合う・愛の結晶愛妻家

「恋」恋人失恋・恋心・初恋・恋しい・恋々・恋い焦がれる・恋煩い・(横)恋慕・恋文・恋仲

一部、意味が重なっているところもあります。「恋愛」っていうくらいですし。

でも、恋が二人の内の一方の強い思いを表しているのに比べると、愛はもっと穏やかなイメージです。強い思いの初期の時期は終わったような感じですかね。夫婦結婚前は恋人ですけど、結婚後は「夫に恋している」とは言いませんから。そして恋には成就しないものもあるので、痛々しい言葉も多いですね。

愛が付く言葉は穏やかな言葉が多いですけど、その中で違和感があるのは「愛人」。愛人と言えば、通常は長く続いている不倫相手を指しますが、手元の新明解国語辞典を見ると、第一義に「愛する人恋人」とあります。元々はこちらの意味だったのに、いつのまにやら不倫相手というのが共通理解になってしまったのかもしれません。


さて、不倫というのは始まってからそんなに年月が経っていない時期は、明らかに「恋に落ちている」状態であることが多いです。メール最近LINE)のやり取りは、いい年をして中高生かというような内容ですし。脳の研究によれば、人は恋に落ちている時は頭が壊れているらしいです。だから恋は楽しくて仕方がないし、やめられないものなのでしょう。


さて、夫や妻が不倫をしていることがわかると、取りあえず不倫相手から取り返すべく格闘することになります。それは妻や夫を愛しているからということもありますし、夫婦愛は無くても子どものため、つまり家族愛のためのこともあります。


こうなると、別れたくないと思っている不倫の二人を別れさせようとする行為はまさしく恋と愛の戦い。恋が強いか愛が強いかで、結果が違ってきます。


恋があまりに強くて愛が勝てないこともあるけど、ある時恋が突然冷めることもあるので、勝負は粘り強く取り組むことが大事になってきます。


ここからは余談です。NHKの大河ドラマを35年ぶりくらいに見始めたところ、はまってしまいました。


柴咲コウさんが主役の「おんな城主直虎」。幼馴染で家老小野但馬守政次(高橋一生)は、ずっと直虎に片思いだけど、それでいいと思っていた。深い愛で見守る感じだったのに、そこに直虎好みの賊の頭・龍雲丸(柳楽優弥)が現れて、嫉妬心が湧き上がってきてしまっているというのが、前回放送分までです。愛は何も無ければ静かなものだけど、それを脅かすものが現れれば心がかき乱されるのです。

恋と愛の戦いはどちらが勝つでしょうね。


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2017-05-18

[]映画ラ・ラ・ランド』と夫婦仕事


私が大学卒業して就職したのは、男女雇用機会均等法施行した、1986年4月です。つまり就活をしたのはその前年。女性就職状況はどういう感じだったかという一例として挙げますと、都市銀行(今のメガバンク)に女性総合職というのができたばかりで、就職できるのは主席卒業するような超優秀な女性で各行2桁いないぐらいだったかと思います。


それが3年後にはある銀行だけでも200人位同期女性がいたと、知人が言っていたので、この法律効果が大きかったことは間違いありません。あれから30年以上、会社女性管理職がいるのは当たり前になりました。結婚しても子どもが生まれても働き続けることが当然になったからです。(私は体力があまり無いので、子どもが3歳の時に会社員から脱落しました)


話は変わって、遅まきながら映画ラ・ラ・ランド』を観てきました。ここからはネタばればれなので、お気をつけ下さい。



それぞれ夢を持つ男女のラブストーリーです。

最後、二人の夢はそれぞれかないます。しかし、二人は結ばれません。

その理由としては、二人の夢が全然違う方向だったから、というのが大きいと思います。

ジャズのお店を開きたい彼と、有名女優になりたい彼女と。


最終的に彼女スターになって別の男性結婚し、豪邸に住んでいます。彼女が家に戻ると夫が子どもをみていました。夫がどういう仕事かはわかりませんが、女優彼女を支えられる仕事のように感じられます。

結局私の結論は、夫婦二人が別々の夢をかなえるって、なかなか難しいのではないかということです。夢をかなえるために何かを犠牲にしなければならない。この映画の二人もちょっとしたタイミングの違いだったかもしれませんが、相手よりも夢を優先した結果が別れだったわけです。


話をまた現実に戻すと、夫婦共別々の仕事を続けると、例えば昇進に伴い転勤が双方に生じるということになります。夫婦が共に昇進を望んでいるとか仕事を全うしたいと考えると、生活もすれ違いになりがちかもしれませんし、別居期間が長くなることも考えられます。そういう夫婦がみんなうまくいかないわけではないですが、関係が危うくなる人たちも出てくるはずです。


共稼ぎが当たり前になった今、何よりも自分仕事上の夢を追い求める夫婦は、何を犠牲にするのかをよく話し合っておく必要があるかと思います。双方が相手の夢を応援できると良いのですけど、自分けが犠牲になっていると思うと、どうしても不満が出てしまいますから。


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2017-05-16

[][]事実婚不妊治療


以前は、事実婚夫婦不妊治療ができなかったので、仕方なくそのために婚姻届を出す方たちもいました。2014年頃から日本産科婦人科学会ルールを変更して、今はできるようになっています。また、国からの助成金制度2016年度中にもできるというような話でしたけど、今、確認したら国会4月20日厚生労働大臣が、検討する考えを示したということなので、まだ実現はされていないようです。


今日たまたま目にした4月朝日新聞のRONZAのサイト面白い記事が出ていました。

愛人と不妊治療をする「偽りの夫婦」(横田由美子)


何と、不妊治療をしてみたら、夫には別に法律上の妻がいて、愛人との間で不妊治療成功させてしまったという産婦人科医の話です。

これは、産婦人科ミスですね。本人確認戸籍謄本のチェックは必須でしょう。


事実婚場合夫婦であることは証明できませんが、戸籍謄本で他に法律上配偶者いるかどうかのチェックは必要だとは思います。ただ、悩ましい話もあって、例えば夫には法律上の妻がいるがもう10年も別居していて、別の女性と7年間事実婚状態重婚内縁関係)だとしましょう。妻が離婚を断固として拒否している場合、夫に落ち度があれば離婚の成立は難しいことが多いです。


ここで、別の女性子どもが欲しいが恵まれない場合不妊治療はできないということになってしまいます。離婚していない人と一緒になるからいけないんだという考えもあるとは思いますが、それはそれ、これはこれです。10年も別居している夫婦基本的破綻しています。


そして7年も事実婚状態であれば、夫婦実態はこちらの事実婚夫婦にあります。けれどもそういう夫婦不妊治療は認められないというのも酷な話です。女性子どもを産める年齢は限られていますから。

妻からすれば、勝手に出て行った夫が、よそに勝手に家庭を作るなんて、というところでしょうが、この兼ね合いは非常に難しいのは確かです。

でも、そもそも自然妊娠で生まれてしまう可能性も高いのですから、不妊治療だけだめというのもどうかなとは思います。


また、この記事には更に興味深い話が書かれていました。何と、途中から妻が持参していた夫の精子が他の男性精子だったというもの。これこそ恐るべき話ですけど、ありえますね。


私としては、何でこれだけ不妊の人が増えてしまったかを解明していただきたいというのが一番です。晩婚化だけが理由とは思えませんので。


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2017-04-21

[]代書しますよ、もちろん

NHKのドラマ10「ツバキ文具店」は、手紙の代書をする文具店の話。

第二話は「幸せの修了証書」。離婚のお知らせの手紙を依頼される話でした。離婚の話なら見ないわけにはいきません。


さてさて、行政書士基本的に代書屋です。私も今まで色々な手紙を依頼人の代わりに書いてきました。でも離婚のお知らせの手紙は書いたことが無いです。

主人公の鳩子は、最初の依頼人の話だけでは納得できずに、夫婦写真データを貰って眺めたり、仕事場に尋ねて行ったりして、依頼人と計5回も面会しています。なおかつ、面会をする中で依頼人の心の中をくみ取り、依頼人の気持ちを整理させることにも成功させているのです。ここが大事なところでしょう。


またこの手紙印刷を活版の印刷屋さんに依頼して作成しているので、手が込んでいます。さらに100通以上の封筒宛名手書き。封はシーリング。受け取った方にとっては、それはそれは印象深い離婚のお知らせになったと思います。

これだけの手間暇をかけて依頼人に満足していただくというのは、実際にはなかなか大変なことで料金もそれなりにいただかないと割が合いません。幾らいただいたのか、気になるところです。


こんな手紙はもちろん作成したことがありませんが、ご希望とご予算次第ではもちろん承ります。どんな手紙でもご相談下さい(でも当然ですが、脅迫状や不幸の手紙などは承れませんよ)



代書及び、離婚事実婚夫婦関係不倫・別居・遺言相続など家族のことでご相談がある方は、当事務所までご連絡ください。

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2017-04-20

[][]気軽に結婚できる社会


日本人生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)は、男性23.6%・女性14.1%(2015年)で、5年前に比べて男女ともおよそ3.5%上昇。特に男性はこの25年位で20%ほどアップしています。危機的状況ではないでしょうか。


しかし、ここで誰にとって危機的かということを考えると、それはどうやら国にとって危機的ということらしいです。未婚により人口が減りますと、国力が弱まるということなのでしょうね。しかし、各個人的には独身の方がいいと思っているのかと言えばそうでもないらしく、「いずれは結婚したい」と考えている18〜34歳の未婚者は、男性85.7%、女性89.3%(出生動向基本調査2016年なのだそうです。


そこで、国が取る施策が、お見合いイベントの推進や、企業にも結婚の後押しをさせるというようなことですが、多分きっとそんなことではこの生涯未婚率の上昇は抑えられないと思います。私が思うに、今の人にとって結婚は多分敷居が高いのです。



話は変わって、昨日、フランス大学院生が「日本事実婚について知りたい」ということで、インタビューを受けました。日本家族法などを研究しているそうです。フランスには法律婚事実婚の間にPACS(民事連帯契約連帯市民契約と訳される)というものがあり、簡単な届出をすれば法的に保護され、相続など不利になりません。しかし、どちらか一方から契約解消を申し立てれば別れられるというもので、元々は同性カップルのためにできた制度です。今は異性カップル普通に利用するもので、昨日の大学院生もいずれは自分もそうしたいと話していました。

そこで「日本でもPACSみたいなものはできると思いますか?」と聞かれました。最初私は「私が生きている内にはできないと思う」と答えたのですけど(だって選択夫婦別氏制度でさえ30年経ってもできないのですもの)、その後「でも、最近同性婚の動きが活発で保守の人でも認める感じがあるので、そちらからの動きで可能性があるかも」と付け足しました。


そう、思うにPACSこそ日本で実現すべき制度ではないでしょうか。それがあれば、結婚(家がどうのとか、うちの嫁・婿扱いされること、配偶者やその親を養う負担など)のハードルが高いと感じている人も少し気楽に結婚に踏み切れると思うのです。尚、「結婚がそんな軽いことではいけない」という人には、「3組に1組は離婚している現実を見て」、と反論させていただきます


そして、「子どもができたら、そんな簡単に別れられるのはいけない」、と言う方には、これだけ離婚するカップルがいる中、離婚して養育費を払わない人が8割ぐらいいる(支払強制が無い)今の制度の方が問題だと、声を大にしてい言いたいです。結局、別れるカップルは別れるのですから、その後のことをしっかり制度化することの方が大事だと思います。


少子化対策としてもPACSはかなり有用だと思いますけど、もちろん、嫡出子非嫡出子区別なんかしているようではだめですけどね。


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2017-04-18

[][]死後離婚その2


死後離婚は、ますます話題になっているようです。今週の『週刊現代』にも記事が載っていました。


「姻族関係終了届」を出せば、配偶者の死後、配偶者親族と縁を切れることを知らなかった人が多いみたいで(実は、うちの夫にも聞いてみたら知りませんでした)。


そして、この姻族関係終了届によって起こる問題には、例えば「将来、息子夫婦に面倒をみてもらおう」と思っていて、息子が家を建てる時にお金を出してあげていたりしたのに、息子が死んだら息子の妻が姻族関係終了届を出して縁を切ってきた。家は息子の妻に相続されているというのに、というようなこともあるようです。財産を取られて逃げられたというところでしょうか。


息子夫婦子どもがいなかったら、たとえ、息子が遺言書で「財産は全部妻に」と書いてあっても遺留分減殺請求で6分の1だったら取り戻せる可能性がありますけど、子どもがいればそれもできません。

前もって息子に投資しておくと、こういうこともあるのです。


まあ、息子の妻だってそれまで何十年も姑や舅に我慢してきたのかもしれませんので、一概に妻が悪いとは言い切れないとは思います。これからもこの届出を出す人は間違いなく増えることでしょう。「長男の嫁だから親の面倒をみるのは当たり前」という押し付けから逃れられる大切な手段ですから。


でも、良い関係を築けていれば、縁を切るに至らない人も少なくないと思います。あらためるべきは「嫁だから当然」という義親や義兄弟姉妹の態度ではないでしょうか。


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2017-04-14

[][]遺言書を書く時に気をつけたいこと

遺言書を書く時の注意点はたくさんあります。今回はその中で特定遺贈と包括遺贈について書きたいと思います。

自分財産の死後の遺贈先を遺言書指定する場合、二つの書き方があります。

一つは「預金は**に」「不動産は××に」というように、対象財産をあげる人を指定する方法。これを特定遺贈と言います。

もう一つは「財産全部を**に」とか「全体の3ぶんの2は**、3分の1は××に」というように割合指定する方法。これを包括遺贈と言います。


どちらの書き方でも構わないのですが、もらう方が法定相続人でない場合税金に違いが出る可能性があります。例えば、事実婚夫婦ですと互いに相続人にあたりませんので、注意が必要です。

包括遺贈の場合、もらった人は、相続人でなくても相続人と同一の権利義務を有する、と法律で決まっています。なので、包括遺贈で不動産をもらっても不動産取得税はかかりません。ところが、特定遺贈で相続人以外の人が不動産を貰うと不動産取得税がかかってしまいます。それ以外にも特定遺贈で財産をもらった相続人以外の人が、葬式費用負担した場合、それを相続税計算上控除することができないので、そこも気を付ける必要があります。


これは知っていると知っていないとでは大違いではないでしょうか。それなら包括遺贈の方が良いのではないかと思いますが、相続人が他にいると分割方法協議しなければいけないので、関係が良好でないとなかなか話がまとまらずに揉める可能性も高くなります。


遺言書を作る時に、相続人以外の人に財産を残したい場合は慎重に検討することが大事ですね。


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2017-03-14

[][]赤の他人で一つの戸籍


世の中、「戸籍家族」と思い込んでいて戸籍制度がさも大切なように主張する方がいますが、戸籍家族が不一致な例はたくさんあります。今までにも幾つか書いてきましたが、最近見た事例で完全に赤の他人だけでできている戸籍がありました。


その例では、ABさんが、CDさんと結婚してCDさんが改姓し、ADさんになりました。その場合、ADさんはABさんを戸籍筆頭者とする戸籍に入ります。


さて、ここでADさんにはCEという子どもがいたとしましょう。結婚にあたり、子CEはABさんとは養子縁組をしなかったとします。でも、親が改姓してしまったので、ADさんは自分の子もも同じ姓にした方が何かと良いのではないかと思い、家庭裁判所に子の氏の変更の申立をして、許可をもらい、子はAEになったとします。


の子AEは、親でもないABさんを戸籍筆頭者とする戸籍に入ることになります。続柄欄は、元々の親との続柄なので、それが二男であればそのまま二男となります。


ここまでは結構あることなのですが、この後、ABさんとADさんが離婚するとどうなるでしょうか。ADさんは離婚届出と同時にその戸籍を出て、自分を筆頭者とする戸籍を作ります。ADのままでもCDに戻ってもどちらでも構いません、。


それでは、その子AEは?



AEは何もしなければそのままなのです。そう、その戸籍には親ではない、親の元配偶者であるABとAEが記載されたまま。もちろんAEはまた家裁に氏の変更の申立をして、親の戸籍に入ることは可能ですが、そのままの例もあるのですよ。敢えて移す必要も無いということで。特に親が元の姓に戻らなければ、姓は親子一緒なのでまあいいかということもあるようです。


離婚に限らず、ADさんが死亡してしまっても同じことは起こります。ADさんは死亡により除籍ですから、戸籍に残るのはやはり親子関係が無いABとAEということになります。


戸籍家族象徴のように思っている方は考えを改めた方が良いですし、それ以前に「戸」籍ではなく、「個」籍にするべきだと本当に思いますね。マイナンバー可能になったと思うのですけど。


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2017-03-08

[]死後離婚とは


最近、巷で話題になっている「死後離婚」。前回書いた婦人公論にも小さなコラムで載っていました。しかしこの言葉は元々ある用語では無いです。どこから始まったのかはわかりませんが。


「死後離婚」と言っても、死んだ後に離婚届出をするわけではありません。婚姻というのは、法律上夫婦のどちらかが死亡すれば自動的に終了することになっています。

ただ、そのまま何もしないと配偶者の血族(姻族)との関係はそのままなのです。つまり法的に親戚のまま。この関係を終わらせようというのが、つまりは「死後離婚」ということのようです。


本来配偶者の親の扶養義務というのは無いのですけど、民法に「家庭裁判所は、特別事情があるときは、3親等内の親族間においても扶養義務を負わせることができる(877条2項)」というのがあり、全く可能性がゼロというわけでもないのです。でも、「姻族関係終了届」というのを本籍地か住所地の市区町村に出せば、その義務は全くなくなります。


因みに、この届を出さずに再婚した場合、前の姻族関係そのままで、新しい結婚の姻族関係も始まります。死別後の再婚にあたっては前婚の姻族関係はどうするかを考えた方が良いとは思います。


「姻族関係終了届」を出す死後離婚話題になっている背景には、自分がどこの墓に入るかというのが大きく関係しているようです。つまり、配偶者や舅・姑と同じ墓には入りたくないとか、そういうことのようですが、別段この届出を出さなくても他の墓に入ることはできます。自分で墓を買ったり、共同墓に入ったりすれば良いだけです。実家の墓に入ることもできます。姓が違っても墓には入れるのですよ。


更に、元の姓に戻りたければ、配偶者の死後、「復氏届」を出せば簡単に戻れます。


こう考えるとどうして夫婦両方生きている間は同姓にしなくちゃいけないのか、わからないですけどね。


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2017-03-03

[]妻は夫の何に我慢をしているのか


婦人公論3月14日号特集は「今の夫と、この先も?」というもの。


雑誌は滅多に買わないのですが、早速買って読んでみました。その中のアンケート「夫への不満は何?」(平均年齢59.9歳、平均結婚年数32.4年、回答総数107通)の結果が大体なるほどな、でした。夫の平均年齢は出ていませんが60過ぎでしょう。


1位:偉そうな態度

2位:クサい

3位:すぐ怒る

4位:話を聞かない

5位:セックスレス


この1位「偉そうな態度」にはやっぱりと思わずにはいられません。私はこの平均年齢より6歳ほど若いですけど、最近すっかり同年代を初めとする「おじさん」が苦手になっています。うちの夫は幸い偉そうではないのですが、同級生男性を見ていても、友人の夫に関する愚痴を聞いていても、同業者の集まりに行っても、ホント、おじさんは偉そうなんです。


多分、仕事でもそこそこの地位に就き、日常的に部下に偉そうに振舞っているのがそのまま身に付いてしまっているのでしょう。地位は人を作ると言われますが、地位社会的には役立つ人を作っても、日常的には人を劣化させると思わずにいられません。偉そうになってしまったおじさん達にはほとほとうんざりしています。地位に惑わされずに偉そうにならない人こそ立派な人ではないかと思う今日この頃です。


4位の「話を聞かない」もこれと同じことでしょうね。飲み会でも話をすぐに自分のことに持っていって、延々自説を述べる人とか、きっと家でもその調子なのでしょう。疎まれるだけです。


3位の「すぐ怒る」人も最悪です。私は耐性がないので、夫がすぐ怒る人だったらすぐに離婚です。楽しく暮らしたいですもの。誰だってそうではないのでしょうか。怒る人は家にいてほしくないです。


この特集にはその後にフィナンシャルプランナーによる離婚した場合の試算が出ています。離婚しない方が経済的にはお得なことは確かでしょう。でも、結局何が自分にとって一番大事かです。お金大事な人はどんな夫であっても我慢した方が良いし、経済的に苦しくても精神的な満足を求めるなら離婚もありだろうし。


ただ、暮らせなくなってはだめですから、離婚前から自分人生設計はよく考える必要があります。前にお客さんで離婚の5年前から資格を取るための勉強をし始めた方がいて、無事収入の目途もついて離婚できた方がいました。


この雑誌でもテレビ司会者の羽鳥慎一さんの前の妻のインタビュー記事が出ています。元々離婚のためではなく、自分の人生を考え、専業主婦になってしまっていたところからいろいろ資格を取得し、徐々にそれを仕事につなげ、仕事自分にとって必要なことだと考えるに至り、そして離婚へと踏み切ったそうです。仕事収入の当てがあったからこそ、離婚を考えた時に実行できたわけで、何も無い専業主婦だったら厳しいことは間違いありません。


離婚というのは、一般にはかなり大きな決断力が要ります。そして離婚を後押しするのには経済的な安定は不可欠です。そのあたりの計算はしっかりしていただきたいものですね。


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