女性行政書士でもある武石文子の日々雑感 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-06-06

[][]サンプル書面

今やネットには色々な書面のサンプルが掲載されていて、それを見れば誰でも作れる、と思うのはやっぱり大間違いだと思います。行政書士仕事が減るからではありませんよ。サンプル通りでOKな人たちはそう多くないですし、サンプルも間違っていることがあるからです。サンプル以外の内容を載せたばかりに内容に矛盾が生じることもあります。

離婚協議書の場合、離婚してしばらくしてから問題が発覚することもあります。先日も5年も経った離婚協議書を見せてもらったら、共有の不動産をどうするか、触れていないのです。しかし唐突に、登記費用は誰が負担するかは書かれている。聞いてみると口頭では約束を交わしている。もちろん、口頭の約束も有効で双方それを守れば何の問題も起きませんが、憎しみあっての離婚ですからね。どうなるかわかりません。何でそれを書面化しなかったのか。足りない部分は、とにかく今からでも書面化するしかありません。

不倫相手に書かせた誓約書なんかも、何についての誓約かわからなかったり、不倫かどうかもあいまいだったり、紙の使い方が変で偽造を疑われそうだったりとか、いろいろあります。

書面の点検の仕事も受けていますが、ひどく不備な書面もある一方で、何だか難しい言い回しを使って、ものすごくこなれた文面の時もあります。そういうのは、大抵会社とかで契約書などを作る仕事をしている人です。でも、すごくこなれているのだけど、やはり不備はあるのです。離婚時の契約会社の業務には無いですからね。

点検の仕事は実はやりにくいのです。最初から全部作った方が楽。必要な項目を確認しながら、統一した様式で作れますから。