日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

「とにかく結婚だけはしたい」と思っている女性に


本の紹介です。『結婚さえできればいいと思っていたけど』(水谷さるころ著・幻冬舎

結婚さえできればいいと思っていたけど

著者の水谷さんが自分の結婚→離婚→事実婚のことを漫画エッセイで綴りました。

30歳を前にして結婚願望がどんどん増し、趣味の場で知り合った男性と結婚。その男性は特に悪い人ではなかったけど、一緒に生活していくにはイマイチの人だったようです。で、彼女は仕事も続けながら家事も背負い込み、自分の結婚に疑問を持つようになってしまいます。そして離婚へ。離婚では全然もめずに済んだのが良かったと言えば良かった点なのかもしれません。


私自身も結婚願望が強かった時期(20代前半)があったので、何か非常にわかる〜その気持ち、というのはありました。ただ私の場合は、当時から結婚改姓はしたくないと思っていたし、そうそうそんな都合よく私と気が合う人はいないのではないかと考えていたので、気が合ってもかなり慎重に値踏みしていたというのはあります。


その後彼女はリハビリの時期を過ごして、仕事で知り合ったやはり離婚歴(更には別れた子供もいる)のある男性と事実婚に至るのですが、保守的な親の元で育ちながらも、事実婚に至ったのも(そんな親が納得してくれたもの)まさしく二人とも一回結婚に失敗したからなのではないかと思います。離婚をすると、次回の結婚では自分も周りもいわゆる「きちんとした結婚」を求めなくなるというのはあるのではないでしょうか。


あと、再婚相手はちょっと切れやすいところはあるけど、家事も普通にするし、男の沽券なんかにもこだわらなそうな良き夫のようですけど、それでも一度離婚をしているというのは、やはり夫婦がうまくいくかどうかは本当に組み合わせに尽きるのではないかと。相手に求めるものがずれているとだめなんですよね。


それから彼女が違和感を感じているのが、世間が思い描く「夫婦像」や世間が求める「妻像」。夫が大黒柱的+妻が支える的なところから、「女性が仕事で長期に家を空けるなんて」「料理をしない女性なんて」etc.まで。こういうのってなかなか変わらないですよね。だから、仕事も家事も育児も全部抱えこんで孤軍奮闘しちゃう女性がいるわけでして。


そういうわけで「結婚したい」と思っている女性や、結婚しても仕事もばりばりやるぞと思っている女性、そして事実婚を考えている方におススメです。戸籍や事実婚のミニ知識も書かれていて役に立ちますよ。


ついでに書きますと、実は私と思われる人が出てくる場面が一コマあるのです。「事実婚に詳しい行政書士さん」という肩書きで(^^♪。



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