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tamuraの日々の雑感 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017年02月21日

[]相互書評会のご案内

 このたび、待鳥聡史さん(京都大学法学研究科)と私の間で、お互いの本を書評し合う相互書評会「民主主義研究の現在――代議制民主主義か、熟議民主主義か」を企画しました。

 この会では、1)田村が待鳥さんの本『代議制民主主義――「民意」と「政治家」を問い直す』(中公新書、2015年)を、2)待鳥さんが田村の近刊書『熟議民主主義の困難――その乗り越え方の政治理論的考察(仮題)』(ナカニシヤ出版、2017年刊行予定)を、互いに書評します。それを手掛かりにして、今日の政治学における民主主義研究の現状と課題について考えてみたいと思います。

(なお、田村の本の刊行が相互書評会に間に合うかどうかは微妙です。あらかじめ、ご承知おきください。)


  • 日時:2017年2月21日(火)14時から(16時30分ごろまでを予定)
  • 会場:名古屋大学法学研究科本館1階会議室(212室)

 (下記リンク先マップのC-4の建物)

http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/higashiyama/law.html

  • 内容(順序は変更可能性あり):

 1)『代議制民主主義』の書評(評者:田村哲樹・名古屋大学法学研究科)

 2)『熟議民主主義の困難』の書評(評者:待鳥聡史・京都大学法学研究科)

 3)相互リプライと討論


どなたでもご参加いただけますが、準備の都合上、できるだけ事前に下記までご連絡ください。

【連絡先:田村哲樹 tamura[at]law.nagoya-u.ac.jp】


 

2017年01月19日

[]お買いもの

Transnationalizing the Public Sphere

Transnationalizing the Public Sphere

増補 日本人の自画像 (岩波現代文庫)

増補 日本人の自画像 (岩波現代文庫)

 稲葉さんの『政治の理論』は、後ろの方のいくつかの章をさっそく読んだ。

政治の理論 (中公叢書)

政治の理論 (中公叢書)

2017年01月17日

[]頂きもの

 寄稿者の三上直之さんから、梶井祥子編著『若者の「地域」志向とソーシャル・キャピタル――道内高校生1,755人の意識調査から』(中西出版、2016年)を頂いておりました。どうもありがとうございます。三上さんは、第3章「高校生が語る地域移動の志向――35人のヒアリング調査の結果から」を執筆されています。

2017年01月15日

[]頂きもの

1)東海ジェンダー研究所から、同編『資料集 名古屋における共同保育所運動――1960年代〜1970年代を中心に』(日本評論社、2016年)を頂いておりました。どうもありがとうございます。大部の貴重な資料集です。


2)松本俊太さんから、『アメリカ大統領は分極化した議会で何ができるか』(ミネルヴァ書房、2016年)を頂きました。どうもありがとうございます。計量文責と事例分析を組み合わせて、タイトルの問題に取り組まれています。


3)監訳者の一人である成廣孝さんから、スー・ドナルドソン/ウィル・キムリッカ(青木人志・成廣孝監訳)『人と動物の共同体――「動物の権利」の政治理論』(尚学社、2016年)を頂きました。どうもありがとうございます。人間に限らない政治理論も勉強

しなくてはいけない時代になりつつあるようです。

2017年01月08日

[]頂きもの

著者の河野有理さんから、『偽史の政治学――新日本政治思想史』(白水社、2016年)を頂きました。どうもありがとうございました。何とも印象的というか挑発的なタイトルです。

偽史の政治学:新日本政治思想史

偽史の政治学:新日本政治思想史

[]お買いもの

少し前に買っていたけど、多分紹介していなかったもの。

2017年01月07日

[]洗濯機

 洗濯機を買い換えました。少し前から、洗濯機がかなり大きな音がするようになっていました。少し気にしつつ使い続けていましたが、ごく最近になって、音の種類がちょっと変わってきたのと、(たまたま洗濯物のバランスが崩れただけかもしれませんが)洗濯の途中で動かなくなることもあって、壊れてしまう前にと思い、買い換えました。前のものは、8年ちょっとの間使いました。これを長いと見るべきか、短いと見るべきかは、よくわかりません。何となく10年は使うものかとは思っていたのですが・・・。

 それはともかく、さすがに新品の洗濯機は、音が静かです。洗濯機って、こんなに静かだったんですね、と実感しております。

2017年01月05日

[]お買いもの

Global Political Theory

Global Political Theory

Global Democracy: Normative and Empirical Perspectives

Global Democracy: Normative and Empirical Perspectives

↑遅ればせながら購入。

↑同じく遅ればせながら。

↑「脱管理」のヒントを求めて。青学陸上部の監督も世羅出身で、しかも今の世羅高校の監督と、高校時代に一つ上下の先輩後輩だったようです。

「国家主権」という思想―国際立憲主義への軌跡

「国家主権」という思想―国際立憲主義への軌跡

↑この本、買っていたかも…。

2017年01月02日

[]新年の抱負もとい予定

 2017年になりました。ゼロ年代が僕の中ではまだ「ついこの前」なのですが、2010年代も終わりに近づいています。そして、自分の40台も終わりに近づいています(まだ半分ありますが)。

 4月になると、この二年間務めた学内の行政職が終わり、そちらの面では少し余裕が出るはずです。そのせいにするつもりはないのですが、気がつくと2016年の刊行物は、宮本・山口編『リアル・デモクラシー』(岩波書店)掲載の論文と、2015年12月のミニ・パブリックス研究フォーラムでの基調講演を原稿化したものだけになってしまっていました。やむを得ないと思いつつも「これではいけない」ということもあって、抱負というほどのことではありませんが、研究に関する今年の予定をいくつか記しておきます。


1)単著の刊行

 小出しにしておりますが、そう遠くないうちに単著が刊行されます。タイトルは、『熟議民主主義の困難』というメイン・タイトルだけ決まっています。しかし、「困難」だけを言いたいわけではないので、そのことを示すようなサブ・タイトルがつく予定です。内容は、2008年以降に発表した熟議民主主義関係の論文をまとめたものです。単に「並べた」だけではないようにするために、構成やコンセプトを考えるのにずいぶん時間がかかってしまいました。でもおかげで、「並べた」以上のものにはなったと思います。単著としては、2009年の『政治理論とフェミニズムの間』(昭和堂)以来です。


2)政治学教科書の刊行

 ここ数年取り組んできたいくつかの政治学教科書企画があります。そのうち、少なくとも一つが、春ごろに刊行されることになりました。田村哲樹・松元雅和・乙部延剛・山崎望『ここから始める政治理論』(有斐閣)です。有斐閣の「ストゥディア(studia)」シリーズの一冊として、刊行されます。このシリーズの政治学関係では、政治学、政治行動論、比較政治、行政学に続く5冊目になると思います。イメージとしては、同じ有斐閣(アルマ)の川崎修・杉田敦編『現代政治理論[新版]』とともに「政治理論」にこだわりつつ、同書よりも「やさしい」本をということなのですが、さてそうなっているでしょうか??

 そのほかに、比較的少人数で作っている教科書が2つあります。一つは年度内に脱稿の予定。もう一つも年度内に初稿がすべて揃う予定。というわけで、うまくいけば両方とも今年中に刊行される可能性があります。


3)論文集の企画

 自分がメインとなった二つの論文集づくりの企画が動きつつあります。一つは、「日常生活と政治」をテーマとしたもので、その一端は、2016年度の日本政治学会研究大会の分科会で示しました。もう一つは、ユルゲン・ハーバーマスについての論文集(共編)です。どちらも、なかなかユニークな書き手にご賛同いただき、編者さえしっかりしていれば(苦笑)、よい本になりそうです。

 それ以外にも寄稿の予定はありますが、それらはまた追々ご紹介します。


4)学会報告

 6月の日本比較政治学会研究大会(成蹊大学)の「分断社会」に関する共通論題で、報告することになっています。他の報告者は、西川賢さん(津田塾大学)と飯田健さん(同志社大学)です。日本政治学会の分科会についてもいくつか動きがありますが、これはまた後程。


5)その他の仕事

 他の方が編者の本や教科書に書く仕事あるいは書評もいくつかあり(昨年からの積み残しも含め)、これらにも対応していかなければなりません。また、これも僕のせいで長くかかってしまっているのですが、数名の方とともにある翻訳に取り組んでいます。これも今年中の遅くない時期に刊行したいと思います。

 また、英語での仕事もいくつかあるのですが、まだ未確定部分もあるので、これらもまた後程。


 リストを作っただけではダメなのですが、とりあえず単著を出すことができそうなのと、いくつかの教科書にゴールが見えてきたことは、うれしいことです。それを励みに、さらに頑張っていきましょう。でも、もう確実に40代後半なので、健康には気を付けて。

[]読書

1)少し前に買っていた古市憲寿『古市君、社会学を学び直しなさい!!』(光文社新書、2015年)を読む。古市さんと12人の社会学者との対談をまとめたもの。それぞれの研究者が社会学をどのようなものとして考えているかが伝わり、面白い。また、古市さんの質問やツッコミも、「普通は、それ言えないでしょう?」というものが多々見られ(その中には、「それを言うと自分が不勉強だと思われるから、普通は言えない」といった類のものも含まれる)、さすがという感じがする。


2)こちらは、頂いていた水島治郎『ポピュリズムとは何か』(中公新書、2016年)。第2章「解放の論理――南北アメリカにおける誕生と発展」まで。水島さんは、比較政治と政治理論についての該博な知識はもちろん、当該問題(この場合はポピュリズム)の複数の(しばしば相反したり逆説的だったりする)側面をつかみ、提示するのにきわめて長けている。僕には、なかなか真似ができない。