バンコクとタイ家族のこととくだらない話と

タイ在住歴20年のライター・高田胤臣の個人的なブログ

ドゥシット動物園

 前々から動物園に行こうとアムが。
 で、今日行ってきた。
 スンゲェ人。しかもほとんどの子どもが水鉄砲持っているし。いやだなぁ。
 駐車場は50バーツ。そして入場料も大人50バーツ。っていうのはタイ人の話。駐車場はさすがに50バーツだろうけどね。英語で外人は大人100バーツ、子ども50バーツ。
「アム、ちょっと切符買ってこい」
 50バーツ×2。
 100は払ってられないって。俺の男の中の男、H氏*1が言っていたけど、100バーツ札は1000円札とすると、20バーツ札は200円、500バーツは5000円、1000バーツは10000円札と考えるとタイの物価もなかなかのものだと。確かにレートで言えば日本から見れば安いけど、我々バーツで稼ぎがある人からしたらまあそれなりにするわけで。そういうふうに札を換算するのはいわゆる生活レートというやつでさ。そうだとすれば動物園に1000円は高いでしょ? ケチ? でもさ、俺タイで税金払っているわけで、一般的なタイ人よりいっぱい払っているんだから外人で一括りにされるのもちょっと。
 さて、暑い。ひたすら暑い。動物のほぼ全ては日陰に立っているor寝ている。覇気が全然ない。ま、みんな水かけに夢中で動物なんかあんまり見てないけどね。

 キリンがいたから、ほらネネちゃんきりんさん、って。

 視線を追うとどうもその先の木を見てる

 カバがいたから、ほらネネちゃんカバさん、って。

 視線を追うとどうもその先の柵の向こう側の人を見ている

 鳥がいたから、ほらネネちゃんオウムさん、って。

 完全に手前の葉っぱ弄るのに夢中だからね
 唯一喜んで追いかけていたのが道路にいた鳩。
 あ、ポニーにもちょっとは反応したかな。臭かったからね。
 やっぱり動物園は3歳ごろがいいのだろうかね。
 あまりの暑さに冷房の効いたところで飯が食いたい、ってKFC。ここまで来て・・・・・・。
 とにかくすごい人で、普通に大バケツに水入れてご自由にってあちこちに。噴水とかはもう子どもたちのプールになってるし。ここ何年かはマナーもだいぶよくなって無差別にかけなくなったからいいね。ネネちゃんにがんがんかけられたらどうしようと思ったけど小さい子にはかけないでくれた。
 結局あまりの暑さに写真を1枚も撮らず。

 帰りは近いのでカオサンのそばを通ってみる。
 スンゲェ人。やっぱり昨日のアムの水かけ禁止なんてうそで。
 ちょっと窓を開けてたらネネちゃんが一撃を喰らう。そのあと絶対に窓に近づかなかった。

 
 帰ってきて、少し寝かしてから、ベッドの上で遊んでた。
 ネネちゃんは寝転がりながら俺の顔を足の裏で蹴って、俺が痛って顔をするとすごく楽しそうに笑ってた。
 ネネちゃんは、というか小さい子はみんなそうだと思うけど、楽しいことは延々に繰り返すでしょ? 何度も俺の顔を蹴るのよ。痛くはないけど、全くの無痛ではないじゃない。だんだんエスカレートするしさ。
 なんで、痛って顔をしたあと「うっ」って死んだふりをした。それもかなり喜ぶんだけど。それを何回か繰り返して、そろそろ、って何回蹴られてもずっと死んだふりをしていた。
 薄目を開けて見てたら、立ち上がってさ、俺を見下ろしてるの。
 ニタ〜って笑ったあと、
おもむろに足を上げて、俺の顔を踏んだ・・・・・・
 じょ、女王様、ここに参上?

*1:前職の社長。バンコクを舞台にした某ハードボイルド小説の最初に出てくる捧げる人H氏と同一人物