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INTRODUCTION

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2013-04-13

早朝の震災

被災された皆様にお見舞い申し上げます。

Terra Khanの入院生活 Day 27

外泊許可出して、日本内科学会総会に出て、夕食とって帰宅。

帰宅後は「人類は衰退しました」のニコニコ一挙放送を視聴中。

東日本大震災被災者における冠動脈疾患増加の理由に関する仮説

今日聴いてきた公演でヒントを得たので記録する。“仮説”と称する理由は後述。

東日本大震災被災者における冠動脈疾患増加の理由を簡潔に説明すると以下のようになる。

  1. 被災・避難生活による多大なストレス負荷
  2. ストレス負荷に対する抗ストレスホルモン(糖質コルチコイド)の恒常的増加
  3. 糖質コルチコイド等の元となるコレステロールのde novo合成の増加
  4. コレステロールのde novo合成の途中産物によるRho/Rhoキナーゼの活性化
  5. Rho/Rhoキナーゼ活性化による微小血管の狭窄
  6. 動脈狭窄による胸部症状・冠動脈疾患の増加

もし、この仮説が正しいなら「心筋に放射性Csガー」の話は不要になる。

ただ、あくまでも“仮説”ではある。というのも、今日の総会での話は

  • 東日本大震災でのPTSDスコアと、震災6か月後のRhoキナーゼ活性の増加、胸部症状の悪化の正の相関がみられた(演題223)
  • 糖尿病においてスタチン製剤が阻害するコレステロールのde novo合成阻害が、Rho/Rhoキナーゼ活性を阻害し、Rho/Rhoキナーゼの活性と細動脈障害は正の相関を示す(教育公演15)

の2つに過ぎないからである。ただ、両者に共通するRho/Rhoキナーゼはヒントの一つとして考えて問題あるまい。後は、上記仮説のように、Rhoキナーゼ活性の増加を来たす原因とストレス負荷が繋がるかどうかである。

さて、読者の皆様はどうお考えか?