フィクション 物語 書く

いろいろやれることはありますが、
今の段階でお話づくりでこれだけは少なくともはじめにおさえたいなという物語作りの要素。


①連想すること(イメージマップ)
 「冬」「海」などの言葉から連想すること、また連想する方法を学ぶ。この時に出てきた材料(言葉)を組み合わせることで作文とお話のタイトル作りをするようにする。このタイトルはそのままお話のたね(題材)になります。


②書き換え(パロディ作文)
 「桃太郎」や「ズボンつり」など少なくとも2つくらいの物語でやると効果的だと思う。アナロジーにもっていくことが鉄則。教材も「桃太郎」「ズボンつり」「とってもいい日」など分かり易い組み立てや物語に繰り返されるパターンがあるものがいいかと思われます。パロディ作文をしながら同時に物語の基本的な組み立てや記述方法にもふれるようにする。だいたいこれで物語作りの素地ができると思う。



③プロップのカード
ここで物語に繰り返し出てくるパターンをおさえる。後のストーリーを作るときの助けになる。これは間違いなく助けになっていると思います。


④べファーナ分析
登場人物を三つの特徴でいい表すという学習。既習の物語単元を使うといいだろう。
これで登場人物の分析+登場人物作りを経験させる。登場人物がしっかり出来れば、ストーリーは自動的に生み出されてくるとも言われる。


⑤お話のたねを見つける(題材集め)
 日ごろ書き溜めている日記などからお話のたねを探す。お話のたねをセントラルイメージとして5WIHのマップ作りをする。
 または「冬(その時の季節)」か「好きなこと」でイメージマップ作り。出てきた言葉を組み合わせてタイトル作り。タイトルをお話のたねとして5W1Hのマップ作りをする。
 他にはファンタジーの文法である「もし〜ならどうなるだろう?」を考える。たとえば「もしレッジョ・エミリアの町が飛翔したらどうなるだろう?」という仮定をお話のたね(題材)とする。このお話のたねをセントラルイメージとして5W1Hのマップ作りをする。
 そしてお話の設計図へと進む。



⑥お話の設計図
この段階では子どもたちとおしゃべりをしながら思考を促がしておおまかな物語作り(設計図の完成)を助ける。主にタイトル、物語の設定、あらすじなどを考える。


⑦実際に書く。下書き→修正→校正→出版。



「ズボンつり」「とってもいいひ」のパロディ作文(構成表ありの物語の書き換え)はナンシー・アトウェルの学校の先生がライティングワークショップの物語作りでやる学習です。MAKING BELIVE ON PAPERという本に載っていました。三つあるうちの残り一つの学習についてはまだ読めていないのを思い出しました。読まなくては。