無藤隆

授業におけるスキル化とツール化。
 過去20年間の授業実践とそれに関わる研究の(欧米・日本を含めた)一つの大きなトレンドは、スキル化(狭義の技術ではなく、思考や主体的な態度を含めてそれを細かく活動に分けて、指導可能性をもたらすのであり、単元での指導と評価の細部にわたる詳細を作り出す)と、ツール化(思考や態度を形に表す可視化のための様々な表現と伝え合いの道具)の開発にある。
 それを余りに技術化、断片化、浅薄化しないためにも、その裏側に、子どもの学びの様子を面白がり、その発展と精錬を可能にする仕掛けを工夫する教師側の指導が大事になる。

さまざまな教科の授業研究で確かにされてきたこと。

教科を超えたアイデア

プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?

プルーストとイカ―読書は脳をどのように変えるのか?

もう一度再読したい。読書の意義を確認したい。
読書は脳を創り変える(読書だけではないと思ったけど、読書がどう脳を変えるか、文字を読むことの意義、代替不可能な意義とは何か)。



算数の本を読んでても少しなんだか空しい。


自分は読書教育について深めたいのだ。




あと個別化。
大人としてもそうしたい。そういう学習が心地いいし、楽しい。



学習の個別化は孤絶化ではない。
ゆるやかに他者と繋がっていることができる。
大人の学習、研究も基本そうあって欲しいと僕は思う。



実践は出そろっているらしい。やはりゴリさんや苫野さんたちの本が楽しみ。
これまでのWWやRWも、個別化と協同化そのものの実践。



キーワード
類化(アナロジー) 個別化 協同化 プロジェクト化


いや読書教育だけでも空しい。
小学校の教員の強みは、いろいろな教科に携われることだと思う。
だから教科を超えたところに意識が向かい易い。
教科を超えて通用するアイデアを探究し易い。


基本って大事だと思う。それは絶対ということではない。
個別化を進める中にも、個別化が進む中にも
一斉は僕の中にも世の中にも残るだろう。
それは状況相関的なもので、
一斉のほうが優れている状況もあるだろうし、その状況がなくなることもないだろうから。



一方が一方を単純に否定するようなのは、僕は無理があると思う。

個別化、
ゆるやかな繋がりのある協同化、プロジェクト化。
言葉って大事だと思う。
ゴリさんたちの本が楽しみ。


リーディング&ライティング・ワークショップ、探究学習。



個別化が基本にあって、ゆるやかな繋がりの助け合えるような関係が心地いい。
計画的にそこを目指したい。

意味の復権[新装版]:フォークサイコロジーに向けて

意味の復権[新装版]:フォークサイコロジーに向けて

意味の復権[新装版]:フォークサイコロジーに向けて