- 作者: やまだようこ,サトウタツヤ,能智正博,麻生武,矢守克也,秋田喜代美
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: 単行本
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・方法は、特定の研究テクニックである。
・方法論は、知識を獲得するための技術の体系である。
・仮説とは、現象についての暫定的な言明である。
・理論とは、仮説を体系化して現象の説明を一貫して行うものである。
・メタ理論とは、理論を成り立たせるための前提としての理論である。
・認識論とは、メタ理論の前提となる、人間と知識の関係についての立場の(の表明)である。
・存在論とは、考察の対象となる存在の性質・あり方についての考えである。
『質的心理学ハンドブック』p101
この簡潔なまとめで認識論から理論までのつながりが明確になった。
カントの『純粋理性批判』は認識論。
牧口常三郎の「経験から出発せよ」「価値を目標とせよ」「経済を原理とせよ」はたぶんメタ理論と言えると思う。「経験から出発せよ」はカントの認識論に由来する。
経験から出発する研究から生まれる様々な理論がある。
「よい理論ほど実践的なものはない」クルト・レヴィン
グラウンデッドセオリーアプローチは方法論。方法論の中に研究テクニックがある。