テックス・マシーン 恥部を剥ぐ

2011-08-26 最終回

Tex-Machine2011-08-26

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★ HADRAMI OULD MEDEH / Kamlat


突然ですが今日最終回です。


サヨウナラ!

2011-08-25

Tex-Machine2011-08-25

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★ MELODY GARDOT / My One & Only Thrill


今までコメントをしてくださった常連さんや、これからこのブログに関してコメントをしてくださるという方は、@tex_machineにメッセージを送ってください。

2011-08-24

Tex-Machine2011-08-24

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★ V.A. / The Jerry Ragovoy Story: Time Is on My Side 1953 - 2003


ジェリー・ラゴヴォイ”も今年の7月に亡くなったんだねー。20世紀に活躍した人がどんどんいなくなっていくなあ。この人といったら、やっぱり“ローリング・ストーンズ”「Time Is on My Side」なんだけど、昔、僕がとても若くて今日よりもっと若かった頃は、この曲はストーンズオリジナルだと思っていました。全然スタンダードカヴァーという雰囲気がしなかったんですね。非常に板に付いていたという事なんでしょう。


しかし、このCDのジャケット写真のラゴヴォイ、超悪人面ですね。もっと良い写真を選んであげれば良かったのに。

2011-08-23

Tex-Machine2011-08-23

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★ MICHELLE WILLSON / So Emotional


いつもいつも、女が唄うブルースなんて聴いていられるか!と、思いっきり男尊女卑の発言をしていますが、この“ミッシェル・ウィルスン”という人は別。どういう訳かかなり好きなんです。


無理して男ぶっている感じがないからかなあ?これはおススメです。

2011-08-22

Tex-Machine2011-08-22

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★ LUIZ ECA Y LA FAMILIA SAGRADA / Nueva Onda Del Brasil


桂ざこば 独演会」のチケットが届いた。座席が最前列のど真ん中だったのでビックリ


タンバ・トリオ”のリーダールイス・エサ”の、グループ名義の1970年のアルバム。平たく云えばコーラス・グループなんだけど、これがとんでもなくレベルの高いサウンドで、この手のレコの中でも最高峰と思える。って、ブラジル音楽なんてそれほど詳しくないから、偉そうな事はいえないけど。

2011-08-21

Tex-Machine2011-08-21

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★ THE NEVILLES / Live at 2005 New Orleans Jazz & Heritage Festival


ザ・ネヴィル・ブラザーズ”が、2005年の“ニュー・オーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァル”に出演したときの音源Instant LiveみたいなものでCD-R製。


ステージの熱気がそのまま荒っぽい音で録音されており、今の季節に聴くと相当暑苦しく感じる。しかも、演奏も強烈なファンクなので、圧迫感は尋常ではない。しかし、“アーロン・ネヴィル”のあの声は、どうしても僕の耳には優しくない。どんな曲でも嫌になる。

2011-08-20

Tex-Machine2011-08-20

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★ MONTY ALEXANDER / Spunky


モンティ・アレキサンダー”と云う、聞いたこともないピアニストの1966年作。


洒落フレーズをさらっと弾いたり、かっちりと上手くまとめ上げたプレイが特徴の優等生的なアルバム


逆に迫力がなくパンチに欠ける気もするけど、だがしかしそこが良い!

2011-08-19

Tex-Machine2011-08-19

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★ SAVOY BROWN / Make Me Sweat


やりたくなくても、食って行くには仕事をしなきゃいけない。しかも、こういう気分がダウナーな時に限って忙しい。


英国3大ブルースバンドの一つ“サヴォイブラウン”の1988年作。金をもらっても聴きたくない様なブルースの真似事が詰まっている。

2011-08-18

Tex-Machine2011-08-18

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★ JAMIROQUAI / Dynamite


あははははははははははっはははっは。


良い事がないので、とりあえずこういうナウい音楽を聴いて笑ってみた。

2011-08-17

Tex-Machine2011-08-17

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★ JANKO NILOVIC / Chorus


音楽はちょっとだけ聴いて、後は廃人の様な一日を過ごす。


あー、これも青春

2011-08-16

Tex-Machine2011-08-16

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★ THE PEASALL SISTERS / Home to You


ぐあいがわるいのでずっとおとなしくしてました。

ザ・ピーソール・シスターズ”と云う、子供ブルーグラスのレコを聴いていました。

とても和みました。

2011-08-15

Tex-Machine2011-08-15

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★ BURNSIDE EXPLORATION / The Record


もうぜんぶぜんぶやめやめやめ!


またいやなかんじがぶりかえしてきた!


バーンサイド・エクスプロージョン”のある意味作為的なプリミティヴさが爆発したアルバムギターは歪んでベースは不在。延々と続くブギーはいつまで経っても完成には至らないと思うのだけど。それでもカッコイイと思う人なら十分楽しめる。


しかし、暴力的な作りで圧倒させて終了!かと思いきや、ラストに“ボブ・ディラン”「Knockin' On Heaven's Door」のカヴァーが入っていてビックリ。しかも、これだけは律儀に大人しくオリジナル踏襲した演奏なのが面白い

2011-08-14

Tex-Machine2011-08-14

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★ THE GADDABOUTS


スティーヴ・ガッド”が新しいバンドを組みました。名前は“ザ・ガッドアバウト”。聞いた事がある名前ですが新バンドです。メンバーは“ピノ・パラディーノ”“アンディ・フェアウェザー・ロウ”そして“エディー・ブリッケル”という面々。前半は非常に名の通ったテクニシャンですが、最後の人がよく分かりませんね。それにしても、相当なセッションマンが揃っているので、それはそれはテクニカルなサウンドが聴けるのかと思いきや、聴いてみると大いに肩透かしです。2回聴いても6階聴いてもピンと来ません。とにかく、みんなが穏やかに唄の伴奏に徹しているだけなのです。それは、謎のメンバーであるブリッケルが鍵を握っていました。


エディー・ブリッケルは1966年生まれの女SSWで、86年にデビューしたそれなりに名の知れた人らしいです。2003年に『Volcano』と云うアルバム製作していますが、その時の面子にこのバンドの3人が含まれていました。で、その時に意気投合した3人が…特にガッドがブリッケルをフロントに据えて、バンドとして活動したい!と画策したのではないでしょうか。バンドと云うからにはブリッケルが目立つだけではなく、それぞれがヴォーカルを取ったりするのが筋と思いますが、そういう訳でもなく、他のメンバーは黙々とバッキングに徹しています。ゲストミュージシャンも多く参加していますが、やっぱりガッドは4人で一つのバンドと云う意識だけは強い様で、この辺のこだわりはちょっと良く分かりません。


しかし、ブリッケルが作ったと思しき楽曲は、一見して派手さはなく薄っぺらい様で実はフォーキーだったりジャズの要素があったりと、なかなかに奥の深いもので僕は結構気に入っています。ただ、どれも似た様なテンポ・曲調で、淡々とした世界が続くので最初は退屈に感じるかも知れません。また、バックのメンバーも、余りに「バッキング」だけなので、その辺にも不満が生じるかも。それでも、総じて見れば非常に上質なレコに仕上がっていると思います。


ちなみに、ブリッケルはあの“ポール・サイモン”の奥さんなんだそうです。げー、25歳も年下じゃねーか!

2011-08-13

Tex-Machine2011-08-13

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★ WANDA JACKSON / The Party Ain't Over


あの“ワンダ・ジャクスン”が再びメジャー音楽シーンに復活!しかも、プロデュースはあの“ジャック・ホワイト”!選曲から選曲、全てにおいてホワイトバックアップしています。しかし、この男、“ローリング・ストーンズ”“ボブ・ディラン”“ポール・マッカートニー”と、ロック大御所たちから絶大な信頼を得ていますが、僕にはその理由がさっぱり解りません。特にディランからは相当なご寵愛を受けているそうで、全く持ってうらやましい限り。


で、ワンダ・ジャクスンですが、今回はどういう訳か大々的な後押しで本格的なカムバックをしましたが、今まで隠遁生活を送っていた訳ではなく、普通に音楽活動はしていました。それはそうとして、普段から書いている通り、僕は女だてらに男の真似をしてロックンロールブルースを唄い叫ぶのは好みません。女性差別だと受け取ってもらっても構いません。男の世界にわざわざ女が悪ぶって足を踏み入れる事もないと思うんだよなぁ。しかし、今作は飽くまでジャック・ホワイトとの絡みを楽しむべき作品。それも、老婆&ロックスターの取り合わせの妙を…です。


そういった趣向として聴くとなかなか面白く感じるもので、初っ端の「Shakin' All Over」や「Nervous Breakdown」などはかなり強烈なインパクト。後者は、オリジナルの“エディー・コクラン”よりも「ワルい」雰囲気は上です。他には、カリプソの「Rum and Coca-Cola」もかなり良い具合に出来ていて面白いです。そんな中でも注目は、ボブ・ディランThunder On The Mountain」のカヴァーで、これはジャック・ホワイトディランから直々に「この曲をカヴァーしては?」と“suggest”されたそう。これって、ディランがワンダに「唄ってほしい」というニュアンスで言ったのか、「演ってみたら?」と軽く「提案」したのか、捉え方が難しいですね。んで、その出来は文句なしにカッコイイです。ジャック・ホワイトめなかなかやるな。更にもう1曲。“エイミー・ワインハウス”「You Know That I'm No Good」も、非常にワンダの個性に合った選曲で高得点。リリース当初はニヤリとしたカヴァーですが、ワインハウスが亡くなった今では、思わず泣けてきます。アレンジもオリジナルに忠実なので、更にその想いは…。


と、「あの人は今」的なレコにしては現役感たっぷりの仕上がりで満足ですね。ちなみに、ジャック・ホワイトの次なるターゲットは“ジェリー・リー・ルイス”だそうです。

2011-08-12

Tex-Machine2011-08-12

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★ HAYES CARLL / Kmag Yoyo


ヘイズ・カール”の新作。こういった質の高い作品を作る事が最初から判ってるアーティストの新作を聴くと、相変わらずのサウンドが流れてくれば、安心する反面、またこの路線かと呆れる事もある。それを安定の品質だとか期待通りと思うかは、その人それぞれと云うか、その時がどんな音楽を聴いている状態か、またはこのスタイルジャンルに固執しているかで大きく変わってしまう。


例えば、僕が常にアメリカンロックアメリカーナの新録ばかりに神経を尖らせていれば、今作は平均点以上の見事なカントリーロックロックンロール、その辺にありそうでなかなかないカッコ良くまとめられた楽曲が揃っているといえます。明らかに1965年風“ボブ・ディラン”な唄い口も聴けたり、文句なしっちゃあ文句なしですね。


しかし、先に書いたとおりにこの程度の作品で喜んでいる様では、毎年毎年新譜のレコを買っている身としては、飽きてくるというか自分音楽に求めている喜びとはこの程度なものなのか?と疑問に思います。正直、これくらいでは傑作とは云えません。これで平均。それほど僕の元に届く新譜はレベルが低いのです。自分でも呆れるほど馬鹿みたいに大量のレコを買っていますが、新譜の中で「当たり」に遭遇する確率は低いのです。従って、現代の音楽に対するハードルも低くなり、かつての「良作」と云われたレコに比べると明らかに低いものでも、有り難がる習性が身に付いてしまうのです。これは、たまたま今の自分の状況を客観的に見ている「時」だから書いてる訳ですが、こういう厳しく…訳ではなくこれが普通でしょうが…音楽に対して向き合わなければ、ただ毎月毎月垂れ流される新譜お金を注いでいるだけの日々が続くだけになるのでしょう。


このブログをはじめて丸6年間、同じジャンルに特化してレコを買ってきましたが、毎年同じ様な出来のものに、本当にささやかな喜びを感じている事だけを書き連ねてきた気がします。余りに新しいレコの第一音に「おお!」と感激する事が少なすぎます。普段ならレベルが高いと喜んでしまいそうな、このヘイズ・カールの新作を聴いてそう思いました。

2011-08-11

Tex-Machine2011-08-11

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★ JIMMY ROWLES TRIO / Rare - But Well Done


ジミー・ロウルズ”というピアニストの1957年録音作。しかし、この名前はややこしい。“Johnny Rawls”“Johnny Laws”などなど、似た名前の人が多くて…。この人は1918年生まれと結構古い世代で、スウィングバンドなどで活躍し、他には歌手伴奏などが主な活動だったらしいです。


今作は、なんと云うかバップではなくて、非常に明るいタッチのスウィンギーなジャズばかり。ハード・バップ燃える事はロック・ファンでも出来るけれど、こういったジャズの方が実は奥が深そうですね。実際に僕は全然燃えないもんね。


しかし、このCDは音が悪いな。ノイズがいっぱいです。

2011-08-10

Tex-Machine2011-08-10

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★ LEON REDBONE / Up A Lazy River


忙しすぎて新譜を聴く暇がありません。

マズいな、ヤバいな。

レオン・レッドボーン”の1992年作。今回はバンド・サウンド重視で、レッドボーンのギターを味わえるものではありません。もちろん20世紀初頭から1930年代のアーリー・ジャズを徹底的に再現しているけど、どこかおフランスの香りもするジャズもあり。洒落た雰囲気という意味では、今作はかなりその濃度が高いです。“ドクター・ジョン”が至る所でピアノを弾いています。


おーーーーーーーーーやーーーーーーーすーーーーーーーーーーみーーーーーー。

2011-08-09

Tex-Machine2011-08-09

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★ JAMES COTTON / High Compression


あー、本当は新譜を取り上げようと思ったんだけど、時間がないので旧譜でお茶を濁します。


僕が最高に好きなハーピストジェイムズ・コットン”が、天下のAlligatorから1984年に発表したアルバム。まだまだ、この時代は自分で唄っていますが、かなりのどはガラガラですね。で、今作は面白い作りになっていて、全10曲中の半数がファンク、半数がストレートシカゴブルースという構成になっています。ファンクの方は、70年代の“マット・マーフィー”時代の用なドロっとした感じではなく、かなり脂っ気の抜けたサラサラしたサウンドになっています。これはかなり好みが別れるでしょう。


ブルースのセットは、“マジックスリム”“パイントップ・パーキンス”といった、強力な面々がバックを務め上げているので、もうこれは文句なしの出来ですね。80年代にこんなストレートシカゴものを残していたなんて、結構この世代のブルースマンには珍しいかも。


おーーーーーーーーーーーやーーーーーーーすーーーーーーーーーーみーーーーーーーーーーーーーー。

2011-08-08

Tex-Machine2011-08-08

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★ LES PAUL & MARY FORD / Time To Dream


今日はもうダメだ、眠すぎる。

レス・ポールメアリーフォード”のアルバムは、まったりしていてこんな時に聴くと即熟睡しそうなります。

普通の女ジャズヴォーカルのレコではあるけれど、さすがにバックにレス・ポールがいると常にギターが鳴っているので、ある意味ギターアルバムとも云えなくもない。

おーやーーーーすーーーーーみーーーーーーーーーーー。

2011-08-07

Tex-Machine2011-08-07

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★ V.A. / 600% Dynamite!


数ヶ月前に何の前触れもなく僕の中で燃え上がったレゲエのパワーは、鎮火するどころか更に勢いを増して燃え広がるばかり。ここには書いてきませんでしたが、今年上半期で一番多く聴いたのはレゲエのレコばかりです。短い間です“ボブ・マーリィ”を皮切りに色々と聴きまくってみて、最終的にたどり着いた結論は「レゲエの最高峰はやはりマーリィだ」という事。もう最高ですね。僕も思いっきり感化されちゃって、髪はドレッドだし一日中ガ※※ャを※※まくっていますから!


で、世間の流れと関係なく自分の中でのムーヴメントのレコは、大抵中古で安く手に入るもので、SoulJazzRecordsリリースして人気を博したレゲエコンピシリーズ100% DYNAMITE』も、現在相場は数百円という新参者にはうれしい状況で、僕も早速何枚か買ってみました。僕の好みは、飽くまでスカ〜ロックテディルーツと云うコテコテオーソドックスもの。1980年代以降のHip-Hopな感じのものや、ナウいものは好きじゃありません。が、シリーズ第6弾となる今作は、1曲目の“ミスター・ベガス、アロゼード&ハロウ・ポイント”「Under Mi Sensi」からいきなり2004年の曲でガッカリでした。他には、正統なレゲエから僕にはよく分らないサウンドのものまで、種々雑多な選曲になっています。ところが、何度も聴く内に僕の心に残るのは冒頭の「Under Mi Sensi」なのです。頭打ちっぽいリズムに、“ジョン・リー・フッカー”のブギーをデジタル化した様な不思議ビート、それらに乗せて何語かよく分らない言葉ラップやらしゃべくり云々。レゲエかどうかなんかどうでもよくなって、もう病みつきになってしまいました。ホント、マジでカッコイイっすよこれ!


まあ、このスタイルにはまる気はないですけど、たまたまこの曲が良かったと云うだけの話です。

2011-08-06

Tex-Machine2011-08-06

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★ THE BAND OF HEATHENS / Top Hat Crown & The Clapmaster's Son


僕の中では“ザ・リゼントメンツ”の跡継ぎ的存在として、大いに期待を寄せているオースティンのバンドザ・バンド・オブ・ヒズンズ”の新作が出ました。デビュー作から聴いているにもかかわらず、メンバーの名前ドラムの“ジョン・チップマン”しか知らないという体たらく振りで情けないのですが、ライヴ活動は非常に精力的に継続しているのはしっかりとチェックしています。訳あって前作はパスしたのですが、その前のアルバムは少々ポップな音作りで、一般受けを狙っていた動きをしていた様に記憶していますが、今回はどうなんでしょう?


うーん、キャッチーです。非常にイイ感じにキャッチーです!リズムマシーンの刻みで始まる「Medicine Man」には、“ジミー・ヴォーン”風の硬質なトワンギーなリックのブルースギタースライドギター、ゆるいリズムを上手くキープするドラム、そして適材適所で絶妙に鳴る鍵盤…と、いきなりこんなに美味しい所を詰め込んじゃって大丈夫!?と思えるほどのナイスなスワンプ・ロック。前々作ではイマイチ板に付いておらず、少々歯痒かったポップ路線ですが、今回は「Should Have Known」「Polaroid」がそのタイプになるでしょうか。非常にメロディアスカントリーロックで「それ以上行ったらチャラいポップになっちゃうよ!」という懸念もよそに、安っぽくなりそうでならない様にしっかりと渋いムードをキープ(それでも僕としてはギリギリですが)。オーソドックスカントリー美メロが聴き所のものよりも、僕は「Enough」の様な、今風のR&Bに「おもねっている」と云われそうな曲の方が、まだ好きです。


ソウルフルな「The Other Broadway」縦のりロックI Ain't Running」と、平均点を軽くクリアする曲が居座る中、ブルージーな「Gravity」スワンプ・ロックHurricane」は、なかなかの聴き所かと。ブルージーと書きましたが、さまざまな要素が混在しジャム・バンド風に仕上がっている前者、ゆったりとしたテンポで緩やかなノリを生み出し、アメリカンロックディープな部分を表現している後者。かなりのカッコ良さを備えた楽曲です。


と、かなり満足させてくれたこの新作ですが、強いて挙げるならば…と云うか、これだけの見事な楽曲とサウンドを作り出してくれたからこそ、どうしても感じざるを得ない部分があります。それが、ヴォーカルの弱さ…と云うよりも若さですかね。これは如何ともし難い壁です。メンバーの名前が分からないので挙げられませんが、キーボード担当するヒゲ面の人はもう出来上がったヴォーカルを聴かせてくれます。彼以外は別に不満がある訳ではなく、後10年後にどう成熟していくかが楽しみ、と言えば聞こえが良いでしょう。長く活動してくれれば良いんですけどね。


期待以上の傑作でした。よかったよかった。

2011-08-05

Tex-Machine2011-08-05

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★ GOSPEL OAK


まずはその“ゴスペル・オーク”と云うバンド名にグッと来ます。で、1970年代ヒッピー世代のシラケた雰囲気漂うヒゲジャケットで手が伸びます。まさに、スワンプ〜カントリーロック名盤の予感がしますね。今作は、アメリカ人の“マシューケリー”なる人物が英国に渡り、“マシューズサザンコンフォート”のメンバーなどと組んだバンドが70年に発表した唯一のアルバム


英国スワンプという事で予想していた音とは少々異なり、フォーキーな中にもアメリカンサイケの香りが忍ばせてある、ただ枯れているだけではないアコースティック・サウンドが魅力的です。1曲目「Brown Haired Girl」は正にそうで、美しいコーラス・ワークをフィーチャーしたフォーキーな曲ですが、へヴィーなギター終始絡んでくるところは当時の両国の折衷型というべきでしょう。「Common Expression」は、更にサイケロックアシッドフォーク系のB級ロック的サウンドですが、そこが非常に70年という時代を感じさせて良いですね。美しいハーモニーが聴き所のカントリーロックRecollections Of Jessica」は、文句なしの佳作。しかし、「South Bleach」は、何故かこの時代のロックアルバムの多くに必ず入っているブルース・ナンバーで、これが可もなく不可もなくというショボいトラックで、前の曲の余韻を余裕でぶっ壊してくれます。特にギターは下手クソでどうしようもありません。しかし、ハーモニカは異常に上手いんですよね。変なの。


Big Fat White Man」もブルース・ナンバーですが、こちらはゴスペル臭の濃い女コーラスや、アレンジにカントリーロック的な部分もある、オリジナリティのあるスワンプ・ロック的な作りで出来はずっと上です。歌メロがなかなかに日本人好みな歌謡曲っぽい「Why We Came」何故かここで8ビートロックンロールでぶっ飛ばす「O.K. Samラストは思いっきりサイケデリックで〆る「St. Anne`s Pretension」と、わずか30分の中でかなりバラエティに富んだ内容に仕上げています。


どの曲も総じてレベルの高いものではありませんが、終始聴こえるマシューケリーが吹くハーモニカが非常に達者で、これだけが他のパートよりも浮いて聴こえます。ブルースハーモニカ専門のプレイヤー並みの腕前なので、そっちの道に進んでいった方が良かったといえるほどですね。

2011-08-04

Tex-Machine2011-08-04

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★ CALEXICO / The Black Light


アングラな顔をしておきながら、実はここ日本にもファンが多い“キャレキシ”の1998年作。僕はこのバンドの直近の新譜2枚をリアルで買った事はあるのだけど、いまだにその正体はつかめていなくて、どういう連中で構成されているのかなど、バイオ情報は知らずに居ます。ただ、イメージ的には、非常にインテリで高度な音楽技術や知識を有しており、作り出す音世界は本気ではなく、どこまでも聴き手を惑わせるためのような物。真剣に聴いていたら、本人たちがニヤニヤ笑っている様な、そんな感じを受けます。ここ最近の作品よりも、今作の様な世の中に出てきた頃の作品こそが旬なのかな?とも思ったりしますが、それは若者が作るパロディ的な意味ではそうかも知れないけれど、今の耳で聴けば青さも感じないでもないし、98年という時代だからこそ重宝された感もないではないという気さえもしますね。


しかし、それでも質は高いです。本人たちの狙いであろう「いんちきサウンド・トラック」というコンセプトも完全に成功しているし、やっぱりこれってパロディじゃなくて本気でテックス・メックス〜メキシカン演りたいんじゃないか!?と思わせるほど演奏完璧だし。どの曲が良いというよりも、アルバム1枚がひとつの作品になっているのも面白い。で、10数年たった今でも、それが色褪せていないという事実。本物だったという事が証明された訳でもあるし、それが色褪せていないというのは、結局フォロワーが現れる事なく、このスタイル音楽を作れるのはキャレキシコだけだったという、そういう事でしょうね。


ん〜、非常に言葉表現するのが難しいけど、中途半端な聴き手である僕にはこれが限界です。

jerryjerry 2011/08/05 08:56 TEXさん、おはようございます!

長旅から帰ってきて、ちょっと余裕が出来ました。

TEXさんには、毎度めずらしいレコードをご紹介してもらって、勉強させていただいています。

ディランのサインをアップしましたので、お時間がありましたら覗いてくださいませ。
http://8215.teacup.com/tomtom/bbs?

2011-08-03

Tex-Machine2011-08-03

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★ JIMMY WITHERSPOON / The Blues The Whole Blues And Nothing But The Blues


ジャンプ・ブルースの大巨人ジミー・ウィザースプーン”の1992年作。


当時、69歳だったスプーンは、元気ですが声に張りがなくかなり枯れています。都会的なコンテンポラリーブルースが並び、時代がそのまま出た様なトレンディーな音作りが今の耳にはかなり痛いですね。


特に良いところは見当たらない1枚です。

2011-08-02

Tex-Machine2011-08-02

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★ BEN WATERS / Boogie 4 Stu-a Tribute to Ian Stewart


ローリング・ストーンズ”のファンの間では大いに話題になった、ブギー・ウギー・ピアニストベン・ウォーターズ”による、“イアン・ステュワート”のトリビュートアルバムブギー・ウギー・ピアノが大好物な僕にとっては、ストーンズのメンバーが参加という話題も含めて大いに楽しみにしていたアルバムでしたが、その出来はいささか落胆せざるを得ないものとなりました。


落胆と言いましたが、もっと正直に書くと「何も感じなかった」のです。もちろん、良いとは感じなかったのですから、悪いと思ったんだろうという事なんでしょうが、それほど嫌なサウンドでもないのです。しかし、ここで聴けるブギー・ウギーには完全にノせられる事はなく、演奏自体は非常に上手いので嫌な気にはなりません。とにかく、何にも感じない音が流れているだけなんです。ストーンズ全員が参加したという「Watching The River Flow」は、“ボブ・ディラン”の曲という事もあり、大注目に値するはずなのですが「ジャムセッションリハーサルの打ち合わせ」程度の、軽い演奏に終始しており、全く琴線には触れませんでした。“チャーリー・ワッツ”は心ここにあらず、“キース・リチャーズ”はいつも通りに思い付いたフレーズをちょこちょこと弾くだけ、“ミック・ジャガー”の唄は平坦。気づけば終わっていた“ビル・ワイマン”のベースはよく解かりませんでした。でも、これも想定内でしたけど。


他には、“ジュールズ・ホランド”がいつもの張り切りピアノ存在感を見せ付け、ベン・ウォーターズ自身のソロピアノもまあまあ面白い程度で、なるほどねってな具合です。チャーリーストーンズを辞めたがっているくせに、こういった趣味音楽活動でも良い所を聴かせられなくなっては、非常にまずいと思うのですが。


ブギー・ウギー・ピアノを聴きたかったらアメリカの現役プレイヤーでもっと良い人がいるし、ベン・ウォーターズも次は建設的な音楽ピアノの腕を見せ付けてもらいたいものです。とにかく、な〜んにも感じないレコードでした。

ジャニーズJrジャニーズJr 2011/08/03 20:44 全部同じ曲に聞こえまちた

Tex-MachineTex-Machine 2011/08/04 19:16 チャーリー参加のブギー・ピアノのもう1枚の方よりは、まだましですけどねー。

2011-08-01

Tex-Machine2011-08-01

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★ THE MACKSHOW / Rock and Roll


我らが“ザ・マックショウ”の新作は、待ちに待ったカヴァー曲集。そのタイトル名通りに、彼らが影響を受けたロックンロールの名曲群を、これでもかと詰め込んだゴキゲンな1枚です。マックショウが影響を受けた云うよりは、その師匠筋に当たる“キャロル”をフィルターに通した、ロックンロールスタンダード集ですね。


で、キャロルが間に入っているので、選曲は完全に“ビートルズ”な訳です。カヴァー曲もビートルズヴァージョンコピー。そう、カヴァーと云うよりも完全にコピーになっているのが、この時代のロックンロール好きにはたまりません。出来を聴くと、今作のために練習してきたのではなく、明らかに昔から数え切れない回数を演奏してきたのが分かります。1960年代のマージー・ビートコピーバンドは、日本はもちろん世界中存在し、それ専門に活動しているバンドもいる程ですが、今回のマックショウのサウンドはそういったバンドのこだわりの音作りを軽く凌駕しているのが痛快ですね。非常に難しいビートルズの初期の演奏を、グルーヴ感まで再現出来ているのは、本当に見事と言うしかなく、ビートルズコピーバンドでもこんな音を出せる連中はまずいないと思われます。


しかし、マックショウのカッコ良さは、こんなに完璧カヴァー演奏を聴かせながらも、やはりオリジナル曲を聴きたいと思わせるところで、実際にビートルズキャロルカヴァー曲よりも、オリジナル曲を演奏している時の方が光っているんです。今年中にオリジナルアルバムは出ないかなあ?

2011-07-31

Tex-Machine2011-07-31

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★ POWELL ST. JOHN / On My Way to Houston


忘れていましたが…

昨日でこのブログは満6周年を迎えました!

ここ最近は、手抜き記事や体調不良からのサボりもかなり多く、丸々6年分の記事を書いたとは言えないのですが、それでも何とか辞めずにやって来れました。これからは、もう頑張って内容の濃い記事を増やそうかと考えていますので、皆様よろしくお願いいたします!


さて、7年目の1発目のレコは“パウエルセント・ジョン”と云う、テキサスで活動する超ローカルミュージシャンの2009年作です。1960年代に“ジャニス・ジョプリン”と活動を開始し、“13thフロア・エレベーターズ”“ボズ・スキャッグス”“ダグ・サーム”“マザー・アース”と云った、そうそうたる面々が楽曲を取り上げるという、隠れた実力の持ち主だったそうですが、基本的には地元で活動するだけで長い間知る人ぞ知る存在でした。しかし、今作でようやくアルバムデビューを果たし、表舞台に出る事になりました。


想像では、アコースティックカントリーブルースアルバムかと思っていましたが、“ニール・ヤング”的な熱血ロックの「Hardest Working Man」「Song of the Silver Surfer」明らかに1発録りのソリッドなガレージ・ロックOn My Way To Houston」など、ジャケット写真の爺さんのレコとは思えない曲が飛び出しビックリします。「Take That Girl」は非常に“ボブ・ディラン”的なフォークロックですね。その他には、ブルーグラス風「John Clay」や、カントリーブルースフォークブルース的な穏やかな世界が広がり、年相応のひなびたサウンドが堪能できます。


全体的にはまあまあですけどね。

2011-07-30

Tex-Machine2011-07-30

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★ TED RUSSELL KAMP / Get Back to the Land


アメリカーナの世界ではかなりの実力の持ち主でいながらも、なかなか一般的には名が広まらないと嘆いたのは昔の話。そんな“テッド・ラッセルカンプ”の新譜も、今では普通にAmazonで買える時代になりました。2年ぶりの新作である今作は、アートワークなどにも凝って装丁もかなり立派で、中身の方もかなり期待が持てそうです。


初っ端「California Wildflower」を聴いてまずは唸る。非常にメジャーな匂いが濃厚です。良い意味キャッチーでポップな路線だと思いますが、マニアックアメリカーナにこだわる人には「商業主義に身を売った」と言われるかも知れません。このポップ度は、続く「If I Had A Dollar」「Lonelytown」でも更に上昇し、非常にメジャーな雰囲気がいっぱいです。正直、今作を聴き始めた頃には、僕はこの余りにも解り安すぎる世界観が鼻につき、「あの渋いロックンロールはどこに行った!?」と思ったものですが、いつの間にか1曲目のメロディーを口ずさんでいる自分に気が付きました。こういったサウンド以外には、「God's Little Acre」「Time Is A Joker」と云ったブルースロックがありますが、これらはさすがにチープ感が否めない上に、ヴォーカルが余りにあざとく聴こえてしまいました。


これまでの彼のサウンドももちろん健在で、スワンプ・ロックカントリーソウル系の楽曲として「(Down at the) 7th Heaven」「Georgia Blue」「Right As Rain」「Don't Look Down」などがあり、やはりこの路線が一番肌に合ってるんだなあ、と思わせられます。これらの曲に限らずですが、今作でのかなりの部分楽器演奏を、テッド独りで担当しています。ギター/ベース/鍵盤はもちろんの事、トロンボーントランペットまでこなしているのが凄いです。


全体的に見ると、テッドが出来る/作れるあらゆるタイプのサウンドや楽曲を、目一杯詰め込んだ印象がある、自分の才能の見本市的な1枚だと感じました。そのため、13曲55分というちょっと長めなヴォリュームになり、とっ散らかったアルバムだと感じる人もいるでしょう。僕も、例のミディアムテンポなスワンプ系の曲と、冒頭のポップな方向の曲が非常に素晴らしいので、それだけで攻めても良かったのでは?とも思わないでもありませんが、質が低い訳ではないので良しとしたいです。ただし、どの曲でもヴォーカルが弱くなっているのが気になりましたね。あとは、口ヒゲは剃っていただきたい!


もちろんおススメですが、まずは過去アルバムから買ってみてはいかがでしょうか?

2011-07-29

Tex-Machine2011-07-29

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★ THE HARMONIZING FOUR / 1943 - 1954


本日は、予定を変更してゴスペルの傑作コンピを載せて寝る事にします。

明日からは今年の新譜をアップしていこうと思います。

よろしくお願いいたします。

2011-07-28

Tex-Machine2011-07-28

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★ V.A. / Early Girls, Vol. 1: Popsicles And Icicles


作者自分探しのため、しばらく手を抜かせていただきます。

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