テックス・マシーン 恥部を剥ぐ

2010-03-24 ボブ・ディラン Zepp Tokyo公演 三日目

Tex-Machine2010-03-24

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★ BOB DYLAN / 2010-03-24


今日は、初めて鈴本演芸場に行き目当てではなかった林家正蔵を観た事や、贔屓の柳家紫文橘家圓太郎を堪能した事を詳しく書こうと思ったのですが、急遽中止です。というのも…


今日ボブ・ディランのショウが最強に素晴らしかったからです!


もう、今まで観た中で一番良かったライヴでした。今まで観たディランではなく、今までに観た全てのライヴの中で一番良かったのです!!今まで1位に君臨していたNRBQライヴを超えたと思います。それ位今日ディランは凄かった!

僕の立ち居地は昨日とほぼ同じような場所。今日も視界を遮る長身の人も居ないしバンドディランバッチリ観えます。


セットリスト

1. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again

今までの黒尽くめから今日は薄いグレーの様な色の衣装に替わったメンバーと、レモン・イエロー(!)のラインが縁に入ったとんでもなく不思議ジャケットを着たディランが登場し、始まったのは昨日は見事な出来だったこの曲。ディランの表情は微妙で、機嫌が良いのか悪いのか良く判り難い。演奏自体は普通に良かったです。

2. It Ain't Me, Babe

60年代の王道が2曲続きます。そして2曲目にしてギターを持ちました。思いっきり崩しまくった唄メロが何だか心地良い。ギターはもうぐっちゃぐちゃで訳が解らない上に轟音なので「ディランギター」が好きな人にはたまりません。

3. Rollin' And Tumblin'

キーボードチャーリー・セクストンソロがかなり長く楽しめ、その上バンドのまとまりが非常にタイトで最高に面白いドニー・へロンエレクトリックマンドリン。曲調が非常に単調なのでいつ終わるのかの合図を確認するために、トニー・ガーニエはその2人が楽しんでいる長いソロ合戦の間も、ディラン凝視凝視凝視

4. Mr. Tambourine Man

今日も登場しました!今日イントロもしっかりと決まり、ディランオリジナルメロディに忠実に唄ったり伸びやかな声を発するなどで、非常に調子が良いのが判ります。まさに名演!

5. Cold Irons Bound

おー!今日も僕の大好きなこの曲を演ってくれました。相変わらずの体をくねらせたポーズや指差しの振り付けなどを披露し、ステージ中央で魂の籠もったハーモニカプレイ演奏後はドラムジョージリセーリの方を振り返り、笑顔で目を合わせました。

6. Sugar Baby

引き続きディランステージ中央。かったるい曲をかったるく聴かせないのは、鉄壁バンド演奏力とディラン気合の入り方が半端じゃない証拠。後半でディランステップを踏んで見せました。

7. Desolation Row

今日の最強の山場の一つがコレ。客席の異様な盛り上がりを受けてか、とにかくディランテンションが半端じゃなく良く、普段はバンドメンバーには見せて客席には見せない笑顔を惜しげもなく披露。バンド/ディラン/観客の力が全て融合し物凄いパワーを発生。ディラン本人の調子がとにかく良く、声の出方も非常に強力な上にハイテンションで御機嫌な気分がそのままパフォーマンスに出ちゃってる。もう、ニコニコで笑いまくり。ラストは「デソレーション・ローウ!ハハハ!」と思わず笑い出したほど!最高です。

8. Blind Willie McTell

ディープな選曲!最初はキーボードの前でハーモニカを吹いていましたが、その後すぐに中央に移動。振り付けもいつも以上に決めまくり、両手を大きく広げ羽ばたく様なポーズを見せました。

9. Most Likely You Go Your Way (And I'll Go Mine)

これまた良い選曲。キーボードを弾きながらヴォーカルの合間にハーモニカをすばやく吹く、メチャクチャ忙しいパフォーマンスがやっとお目見え。何故か歌詞と歌詞の間の短い間に無理やりハーモニカを挟み込みますが、ハーモニカフレーズが「プープーカ」の2音のみのフレーズなのが非常に可笑しい。ハーモニカソロフレーズもこれだけ!

10. Can't Wait

原曲やこれまでのパフォーマンスよりもテンポを落とし、重いビートを強調した演奏が滅茶苦茶カッコイイ。

11. Highway 61 Revisited

これも、定番ナンバーながらも今日演奏気合の入り具合が半端じゃないので、ぐいーっと引き込まれました。即興のブレイクを何度も入れたり、チャーリーギターオルガンでバトルをしたりし、何とも楽しそうな演奏に。

12. If You Ever Go To Houston

新曲が来ました!他の曲と比べると演奏回数の上で負けているのはしょうがないですが、それでも全く隙の無い出来で最高!

13. Thunder On The Mountain

この曲が今日ハイライトになるとは思いませんでした。上半身を折り曲げ折り曲げながらキーボードを弾くディランのノリ具合は頂点に達しました。観客への満面の笑顔/バンドと目を合わせての爆笑/ディランオルガンとドニーとチャーリーの長い長いインプロ合戦などなど、全てが強力な熱をはらんだ最高過ぎるパフォーマンス

14. Ballad Of A Thin Man

振り付けは日に日に大仰になって行きます。この曲ではなんとハンド・マイクで唄いながらダンスのステップを踏む始末!超御機嫌!

15. Like A Rolling Stone

ここでも後半に即興のブレイクを入れお遊びに興じるディラン。こんなの今まで聴いた事ないっス!

16. Jolene

これもオルガンの乱れ弾きを始めディラン演奏が爆発!

17. All Along The Watchtower

最後の最後の定番のこの曲でも力を緩めないディランオルガンは弾きまくるしギターとバトルはするしブレイクは入れてくるし。極め付きはヴォーカルパートの最後の最後で「オー、ハハハ!!」と7.以上の爆笑をしてしまいました。


まとめ


某曲ではエルヴィス・プレスリーの様な両手両足を広げたポーズを取りました。観客の盛り上がりがこの3日間では最高と言えるほどの凄まじさ。ディランはとにかく御機嫌でこんなにも笑顔を隠さず見せるのは珍しいほど。やっぱりドニーと顔を合わせてにんまりする事が多い。ハーモニカを吹く曲でもまずキーボードの前まで行ってギターを弾くか考えている様。チャーリーは余りにでしゃばり過ぎるので腕が良くても鼻につく。


何もかもが素晴らしかった今日ステージ。明日はこれを越えられるのか!?

hatooonhatooon 2010/03/25 16:25 Texさん、こんにちは。
わたしも24日に行きました。本っ当に、最高すぎてどうかなりそうだったのですが
Q超えとは…!読んでいてまたこみあげてきました。
残念ながらわたしはもう行ける日がなさそうなので、Texさんのレポートを楽しみに過ごします。あと4日、風邪など引かれませんように。

Tex-MachineTex-Machine 2010/03/26 00:15 どうも、お久しぶりです。
24日に参加とはラッキーでしたね!マジ最高すぎでした。
まあ、Q超えかどうかというのは、ハッキリと決められるものではないですし、Qの方が劣っていたとは全く思ってもいませんが、昔のショウが良かった良かったと言ってばかりいるよりも前向きな考えかなーと。それぐらい凄い内容でしたし、楽しいライヴだったのは確かですね。

hatooonhatooon 2010/03/26 00:47 あぁ、ごめんなさい!短く書こうとして誤りました。もちろん、比べてどうのという話じゃなくて。そのくらい最高すぎでしたよねって言いたかっただけなんです。失礼しました。

Tex-MachineTex-Machine 2010/03/26 00:53 ああ!僕もお返しのコメントを書いていて、この様なお詫びのお返事が来てしまうのではないかな?と書き方を迷っていたのですが…最初から仰りたいことは解っていました。文章で表現するのって難しいですね〜