テックス・マシーン 恥部を剥ぐ

2010-03-28 ボブ・ディラン Zepp Tokyo公演 六日目

Tex-Machine2010-03-28

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★ BOB DYLAN / 2010-03-28


今日の整理番号は1300番台。前の方に行こうと思えば行けるのだけど、今日はあえてちょっとステージから離れた所で、手すりにもたれ掛ってゆったり観ようと思って列に並んでいました。と、その時なんと会場からチャーリー・セクストンが出てきました。速い足取りで歩いてくるチャーリーの前に立ちはだかった僕は、いきなり「握手してください」と手を出すと、彼は笑顔握手をしてくれました。その時、チャーリーは僕の背中に手を回し、次の言葉を待っていましたが僕は何も言えないまま笑っているだけなので、そのまま立ち去っていきました。メチャクチャ背が高くてイケメンで暖かい手でした。実は、数日前に開場前に並んでいたところ、会場からチャーリーが出てきて、ビックリした僕は通り過ぎる彼の腕を叩きながら「チャーリーチャーリー!」と声を掛けたのですが無視されてしまったのです。今日ラッキーでした。


そして、入場後手すりのある良い塩梅の場所を見つけました。スタンディング・フロアの真ん中辺りの、ちょっと右寄りです。今日は、開演を待つオーディエンスからの掛け声が多く響き渡ります(ほとんどがガイジンの声)。時間が迫ると何度も手拍子が起こります。そして17時8分頃ボブ・ディラン・アンド・ヒズ・バンドが登場。全員黒尽くめの衣装ですが、ディランの白い帽子が一際目立ちます。


セットリスト

1. Gonna Change My Way Of Thinking

オープニングは去年ツアーの後半に登場しファンを驚かせたこの曲。日本公演初日では演らなかったので、今年のツアーからは消えたのか?と思いきや、生き残っていました。ハードなリフとビートが効いたブルースロックが、ディランの荒れたヴォーカルと相まってなかなかカッコイイ。

2. Love Minus Zero/No Limit

次はステージ中央で、まさかまさかのこの曲。去年も一回しか演っていないレア曲です。これは嬉しい選曲。ラストパートを唄い終わった後、いきなりドラムジョージリセーリの方を振り向き突然「ジャーン」と終わらせました。これには、さすがのバンマスのトニー・ガーニエも突然すぎて着いて行けず、フレーズを間違える。何考えているんだディランは?

3. I'll Be Your Baby Tonight

ギターを持ちました。始まったのは東京初日にも演ったこの曲。今日ギターはかなりまともな感じで、チャーリーとのツインリードでも弾きまくり、ラストでも一人で2〜3コーラス分のソロを弾きまくりました。

4. Simple Twist Of Fate

驚きの選曲その二。イントロ演奏で判ったのですが、余りに意外だったので曲名が出てきませんでした。これも去年は一回しか演っていないレア曲です。ステージ中央で唄った後キーボードに移動。

5. Tweedle Dee & Tweedle Dum

ここまでは、レア曲とギター演奏で楽しかったのですが、ここからは結構単調な展開が続きます。『Love and Theft』からまず一曲目。

6. Shelter From The Storm

これは3回目かな?何度聴いても新鮮ですね。三回程度なら。途中のキーボードソロの部分は、ディラン一人ではなく、チャーリーギタードニー・ヘロンスティールギターも聴こえました。

7. Summer Days

Love and Theft』から二曲目。チャーリーギターキーボードの掛け合いが楽しい

8. Workingman's Blues #2

日本初登場曲。今日は右側にいるためかドニーのギターがよく聴こえる。

9. High Water (For Charley Patton)

Love and Theft』から三曲目。正直この辺では退屈でした。

10. Tryin' To Get To Heaven

と、ここで僕のお気に入りの曲の登場。美メロ台無しな崩しまくったヴォーカルが素晴らしい。

11. Highway 61 Revisited

ハーモニカも吹かずギターとのやり取りも普通

12. Nettie Moore

これも日本初登場。元々好きではないこの曲ですが、生で聴くと…やっぱり退屈でした。

13. Thunder On The Mountain

しかし、固定曲のこの曲ではキーボードチャーリーギターのやり取りが長くかなり楽しめました。ラストの全員ブレイクする部分で、一人だけ止まらず音を出している奴がいる。もちろんディランだ!

14. Ballad Of A Thin Man

ハンド・マイクのプリーチャーに変身するも動きは少なく振り付けも少ない。しかし、唄は相変わらず深みがあって見事。

15. Like A Rolling Stone

今日の一番の聴き所&ハイライトがこれ。メロディの崩し方がこれまでとは違い、音を伸ばす部分も違って非常に新鮮。ディラン楽しいらしくご機嫌なのが遠くからでもよく判る。キーボードソロ子供がメチャクチャに鍵盤を押す様に、じゃんじゃんと弾きまくっています。しかし!ここでトラブル発生!二番を唄い終わり間奏の後にまた二番を唄い出してしまいました。どうなるのか!?と思ってハラハラしていると、バンドエンディングに向かう所に、無理やりディランは三番目を唄いもう一回サビの大合唱に。そうしてエンディング。こちらは普段よりも長めの演奏を楽しむ事が出来た上に、焦ったディランを見る事も出来ました。さすがに演奏後は「やっちまった!」という顔をしていましたね。

16. Jolene

これも、キーボードソロに入れ込んでいました(違う曲だったかな?)。

17. Blowin' In The Wind

今日アンコールはこの曲。やっぱり良い曲ですねえ。特にラストへ向かうハーモニカソロが絶品でした。


まとめ


僕の立ち位置が遠かった所為もあり、ディランの表情がほとんど判りませんでした。笑顔だったのかしかめっ面だったのか、よく判りませんでした。決めポーズ&指差し&体の動きが日に日に少なくなり、今日キーボードを弾きながら体を折り曲げる動きがほとんど見られず。曲間にはいつもドニーと何か談笑しているのですが、今日はその声がマイクで拾われスピーカーから聴こえてきました。ラストの全員整列の場面では、ガッツポーズの様に両手を挙げ珍しく深めのお辞儀をし、更に珍しい事に歓声を上げる客席に右へ左へと何度も体を向けて反応していました。


とうとう、明日は日本公演最終日。何かサプライズはあるかな?絶対に無いね!!

わとそんわとそん 2010/03/28 20:52 うらやましすぎるセットリストに身もだえしています。

Tex-MachineTex-Machine 2010/03/28 22:16 前半の選曲には驚きましたが、その後の選曲と演奏はちょっと凡庸かな?という感じでした。でも、Like A Rolling Stoneは聴きものです。音源を楽しみにしていてください。

SungreenSungreen 2010/03/28 22:44 お疲れ様です。

音源聴くとテックスさんのいうように25日がいいですね。

なんか東京に行かれてる方が羨ましくなりました。

明日じゃなく今日にすればよかった・・・

明日最高の1日になりますように。

Tex-MachineTex-Machine 2010/03/28 22:51 あらら、25日が良かったですか?最強は24日だと思ったんですけどね〜。
明日も選曲で良い所を見せてほしいですね。

SungreenSungreen 2010/03/28 23:09 あ、24日の間違いでした。すいません
特に見張り塔格好いいですね。

SatoSato 2010/03/29 00:36 はじめまして(というのもちょっと変ですが)。

連闘お疲れ様です。現場感たっぷり、熱い思いたっぷりのルポ楽しいです。

Modern Times 収録曲中、Workingman's Blues #2と並んで私の好きなNettie Mooreは退屈だったとのことですが、うらやましいです。

最終日はあっさり終わるんでしょうか、ボブさん。

Tex-MachineTex-Machine 2010/03/29 09:21 Sato様
はじめまして?えーと、僕が何度か書き込ませていただいたあのブログのSatoさんですよね?書き込みありがとうございます。
Nettie Mooreは元々お好きな方でしたら十分楽しめたと思いますよ。僕は元々あんまり…という感じの曲だったので…

ディランは特別な時に特別な事はしないと思うんですけどね、どうでしょうか?

ゆきねえゆきねえ 2010/03/30 15:29 今日の感じはアメリカ(特にグレートフルデッドのファンのようなヒッピーっぽい
ファンには)ではスウィートディランとか何とか言われそうなセットじゃない
ですかね。
日本のファンは軽快な曲を好む方が多いようなので意見が分かれるところじゃないかと
思いますが、ひときわ味のある日だと思います。

Tex-MachineTex-Machine 2010/03/31 19:59 ゆきねえ様
初めまして。云われてみればまったりした曲が多かったですね。オープニング曲は強烈に激しかったですけど。
>>日本のファン
スタンディングのライヴでは軽快な曲の方が盛り上がるからって云うのもあるんでしょうね。でも、退屈だったのは選曲云々よりも、僕のテンションによるものだと思います。。。。。。