村上春樹・著「村上ラヂオ」(ISBN:4838713142)

 ここだけの話、村上春樹の小説が苦手です。「ノルウェイの森」を中学の頃、1ページ目で挫折した男(軟弱)なので。どうも、あの自意識を前に出してくる感じが今はダメ。多分、もう少ししたら平気になるような気がするんですが。

 ただ、エッセイの方は面白く読めます。もの凄く短いエッセイが大橋歩氏のイラスト付きで50連発。楽しいです。ただ、食べ物の話が多いせいで読んでる内に腹減ってくるのが難点と言えば難点ですが。2時間ぐらいで一気に読み切りました。

 猫山さん、りんご、うなぎ、辺りがお気に入り。特にりんごでは「分かってるね!村上春樹!!」などと恐れ多いことを口走りました。この場を借りて、陳謝。

 それにしても、こういうのを読んでて感心するのは、Web上で日記書いてる人の文章も同じぐらい面白いことがあるってことですよね。どんだけいるんだ、凄い素人。