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Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト このページをアンテナに追加 RSSフィード

2015-01-06

共編著『アイヌ民族否定論に抗する』が発売されます。

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 『アイヌ民族否定論に抗する』と題しまして、レイシズムとヘイトスピーチと歴史修正主義に反対するカウンター本を、アイヌ近現代思想史研究のマーク・ウィンチェスターさんとの共編で、河出書房新社から刊行します! 版元のサイトはこちらです(http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309226200/)。

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札幌市議の「アイヌ民族、いまはもういない」発言。ネット上にあふれ、街頭にも飛び出したアイヌへのヘイトスピーチ。これらに多様な論者が「NO」を突きつける初めての一冊。緊急刊行!


編著者

岡和田 晃 (オカワダ アキラ)

1981年、北海道生まれ。文芸評論家・ライター。著書に『アゲインスト・ジェノサイド』、『「世界内戦」とわずかな希望』、『向井豊昭の闘争』。編著に『向井豊昭傑作集』、『北の想像力』。

マーク・ウィンチェスター (ウィンチェスター,マーク)

1979年、イギリス生まれ。神田外語大学日本研究所専任講師。共著に『移動という経験』。博士論文に「近現代アイヌ思想史研究」。「現代思想」、「Japan Forum」等に寄稿。

 帯付きの表紙は下記のとおりとなります(上記全体表紙含め、2015/01/14追記)。

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 本書ではどのような立場を自認して発言するのかについては、寄稿者それぞれの判断に一任しており、むしろ、そこにこだわっています。最も重要で、かつ寄稿者の方々に共通するのは、アイヌへのヘイトを許さないという一点です。

 目次は、下記のとおり。とても豪華な執筆メンバーが揃い、内容も充実したものとなりました。アイヌ民族否定論への批判を基調としつつ――ヘイトでは決してなすことのできない――自律した価値の提示を目指しております。

『アイヌ民族否定論に抗する』●目次


[対談]岡和田晃×マーク・ウィンチェスター “アイヌ民族否定論”に抗する

[特別掲載]榎森進 歴史からみたアイヌ民族 小林よしのりの「アイヌ民族」否定論を批判する

池澤夏樹 アイヌの誇りを奪ってはならない

香山リカ アイヌ差別に抗して 北海道人として精神科医として

テッサ・モーリス=スズキ 日本の全体的な政治の環境がヘイトスピーチを育んでいる

寮美千子 アイヌ文化との出会い

木村友祐 見えなくたってそこにある

くぼたのぞみ 三つのエピソード

中村和恵 先住民族とはだれか

結城幸司 ヘイトスピーチ

マーク・ウィンチェスター シャモがまたもアイヌと言った

青木陽子 札幌におけるカウンター行動と金子市議への議員辞職勧告決議をもとめる署名活動

大野徹人 アイヌ民族は存在するか

岡和田晃 歴史修正主義と〈マイノリティ憑依〉を、ともに打破する言葉はどこか 教育者にして作家・向井豊昭の調査と思索、その原点

東條慎生 再演される戦前 アイヌ「民族」否定論について

山科清春 違星北斗の言葉の「悪用」について

新井かおり アイヌ協会小史 国とアイヌのはざま

上村英明 アイヌ民族に対するヘイトスピーチを許すな 日本政府の「アイヌ政策」を検証する

丹菊逸治 アイヌと「民族」をめぐる誤解

金子遊 悪霊祓い(ウェポタラ) 映像でよみがえるアイヌの呪術

長岡伸一 宗主国の帝都を歩く

坂田美奈子 先住民(アイヌ)と主流社会(わじん)のアシンメトリーな関係:エスニシティ指標の不可避的不一致について

倉数茂 〈おぞましき母〉の病理 レイシズムについてのノート

村井紀 Tokapuchi(十勝) 上西晴治のioru(イオル=アイヌ・ネイション)の闘争

友常勉 日本が滅びたあとで

 のりこえねっとTVにて、共編者のマーク・ウィンチェスターさん、執筆者の青木陽子さん、香山リカさん、そして『「在日特権」の虚構』の野間易通さんが、『アイヌ民族否定論に抗する』を紹介してくださっています。

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 「クロワッサン」2月10日特大号「お茶の間〜ひとつのことをゆっくり話そう人権2 マーク・ウィンチェスター×香山リカ」(全国の書店・コンビニ等で購入可能)で、『アイヌ民族否定論に抗する』をご紹介いただきました。平易な整理で、状況の確認に最適です。本書とセットでどうぞ!