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2009/02/01(Sun)

4日間のカルチャーショック

ここのところ付きっきりだったプロジェクトでの開発が一段落ついたので、ひさびさにブログ

プロジェクトは5人のチームで進めていて、美術担当1人とデバイス担当2人、ソフト担当2人(僕とid:Waroe)という分担。といってもそれほどきっぱり分かれているわけではなく、できそうなところをできそうな人がやる、といった感じ。プロトタイプの開発だけではなく、資料作成や量産用の回路の簡素化などもやらないといけないので、みんなにぎゅうぎゅうに分担するのは危険だなと思ってユルく(よく言えば柔軟に、悪く言えば適当に)動くことにしている。

そういうわけでソフト担当だった僕もここしばらくはファームを書いている。2年ぶりにPICに触ることができたし、今回は回路から自分たちで作ったので、困難は絶えなかったがそれと同時にわくわくした。おそらく三大欲とは別であろうこういった快感は、僕やみんなのような人種にとっては代え難いものなのだろう。

困難といえば、同じ問題で最も長く行き詰った期間は4日間で、PIC18F2550のUSBターゲット機能が有効に働かないというものだった(詳しくは近いうちにまとめるが、VUSB-GND間のコンデンサを省いていたのが問題だった)。

4日間。長いだろうか?短いだろうか?

個人的には、ある程度の規模のシステムを開発していたら、何らかの問題で数日悩みっぱなしになるのは毎度のことなので、さほど長いとは思わなかった。むしろ「4日で済んでよかった」とすら思ったくらいだ。半月近く行き詰ったままだったこともあった。それから考えれば全然順調に進んでいるなー、と考えていて、実際これまで経験したどのプロジェクトよりも円滑にゴールに向かっている。局面ごとの判断ミスはまだまだあるものの、大局的にみればメンバーそれぞれの持つ背景を折り合いをうまく付けられていると思う。

4日間悩み抜いた課題を解決したあと、気分転換の散歩に出た。開発のため使わせてもらっている部屋のゴミ箱が一杯だったのに気づいた美術担当のメンバーがゴミ出しに行くというので、それに同行しながらの散歩にする。

世間話の種もなくなってきたので、今後の動きについて話す。「ここまでで試作に必要な技術は出揃ったから、近いうちにプロトタイプが完成する。それからコストダウンや量産の計画と並行して営業活動をはじめるので、作ってもらった資料が主役になるよ」というような内容。

そのときの彼の反応に、自分でも意外なくらい驚いた。

「おおー、もうダメかと思ったw」

ジョーク的な側面も含んでたのだろうけど、4日間も悩んでいるっていうのは、周りからは本人以上に困難にぶつかっているように見えるらしい。

実際には暗中模索ながら一歩一歩進んでいるので、本人としては手がかりが見えていてそこまで苦しんではいない。むしろその事実があるからこそ、やたらに周囲に「悩んでますよ」的なオーラを振りまいてしまうのかもしれない。特に僕はその傾向が強いように思う。そのせいで無闇に周りを不安にしてしまう。直したいクセだ。

同じ4日間といっても、問題に直面している本人とそれ以外、同様の経験があるかどうかで感じ方は全然異なってくる。当たり前のことだけど、こうやって実際に起きてみるとやはり戸惑う。

今年はプロジェクトマネジメントの見識・経験を得たいと考えている。マネージャにとって、メンバーの不安というのは最も恐ろしい敵だ。解消するのはまだ難しいので、今はせめて自分がその不安の種を作らないようにしたいものだなー。

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