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この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ

森見登美彦日誌RSS

2015年03月17日

[] 「有頂天家族」配信のお知らせ

  

 有頂天家族 (The Eccentric Family) 第一巻 (vol.1) [Blu-ray]


 森見登美彦氏がフロンティア文学賞の選考会や、渋谷横浜のサイン会でうろちょろしているとき、バンダイビジュアルの方からこんなお知らせが届いた。

 

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有頂天家族」原作第二部刊行記念!

2015年4月1日から3ヶ月間限定で、dアニメストア、auビデオパス、バンダイチャンネルの月額見放題プランで、TVアニメ有頂天家族」全話をご覧いただけます!

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「すでに観た人も、観なかった人も、この機会にご覧いただければ幸いである」

と、登美彦氏は述べている。

2015年03月12日

[] サイン会の御礼と宣伝

  

 有頂天家族 二代目の帰朝


 「先日のサイン会ではありがとうございました」

 と、森見登美彦氏はぷつぷつ御礼を述べている。

 大阪グランフロント紀伊国屋書店桂川イオンモール大垣書店のサイン会は無事に終了した。遠くは九州四国から海を渡り、あるいは東京のサイン会を逃してわざわざ関東から来たという方もあった。登美彦氏は感謝するほかないのである。そしてお手紙や、触るとぷにぷにするへんな狸とペンギンの置物や、「有頂天家族」の絵を描いた大きなカマボコなど、不思議なる贈り物をたくさんいただいた。

 そういえば桂川イオンモールでは、『美女竹林』に登場する御尊父と御母堂、そして「ちいちゃん」がやってきた。『美女竹林』執筆当時はうつ伏せでモゾモゾするばかりであった「ちいちゃん」も、すっかりお嬢さんになっていたのである。

 そして今週末は東京横浜でサイン会が開催される。

 「お手やはらかにお願いします」

 と、登美彦氏は言っている。

 以下は宣伝――。 

 

 

憤死 (河出文庫)

憤死 (河出文庫)


 綿矢さんの新しい文庫本である。

 登美彦氏が解説を書いている。とても怖い小説である。

 あんまり解説がむずかしかったので、登美彦氏は今年の年末年始をひやひやしながら過ごし、しまいにはおのれの無能ぶりに憤死しそうになったという。(この「憤死」という言葉の使い方が正しいかどうかは不明である)。

 

 

パピルス 2015年 04 月号 [雑誌]

パピルス 2015年 04 月号 [雑誌]


 こちらには綿矢さんとの対談、「有頂天」に関するインタビューのほか、

 「『有頂天家族』第二部刊行遅延に関する弁明」が掲載されている。

 登美彦氏がせっせと言葉を尽くし、「言い訳の向こう側」へ果敢に挑んでいる。


 

Outside of Melancholy(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

Outside of Melancholy(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

 こちらは登美彦氏の仕事ではないが、アニメ有頂天家族」でお世話になったfhanaの方々の新作である。登美彦氏は先日東京へ出かけたとき、思いがけずこのCDをいただいて懐かしくなったという。

 「fhanaの方々はお元気であろうか」

 登美彦氏は呟く。

 「ケビン氏は今日もまたいろいろな音を出しておられるのだろうか」 

 

2015年03月06日

[] 森見登美彦氏、出演する

 

 有頂天家族 二代目の帰朝


 先日『有頂天家族 二代目の帰朝』の増刷が決まった。

 これもひとえに読者の皆様のおかげである。

 「ありがたやー」

 登美彦氏は良い匂いに包まれてお辞儀をしている。


 むさくるしい書斎にうずくまる登美彦氏がなにゆえ良い匂いに包まれているかというと、先日「王様のブランチ」の撮影で狸谷山不動院へ出かけたとき、貫主さんからお土産に「お香」をいただいたからである。狸谷山不動院の森をイメージしたというお香は、登美彦氏の奈良書斎を史上もっとも良い匂いにした。狸谷山不動院はなかなか気軽にたどりつけない場所にあるのだが、そこに広がる狸や七福神が跋扈する有頂天的世界に興味をお持ちの方は、ぜひとも一度足を伸ばしていただけると幸いである。不思議な経験をすることになろう。

 登美彦氏が麗しいレポーターの竹内さんといっしょに狸谷山不動院をうろついて、なにやらぶつぶつ不明瞭なことを喋る様子は、今週末の「王様のブランチ」で放送される予定であるという。関西では放送されないのだが、その事実は登美彦氏をなんとなく気軽にする。


 また登美彦氏はKBS京都を初めて訪ね、「森谷威夫のお世話になります!!」というラジオ番組に出た。

 森谷氏のハイテンションで流麗な語りにのせられるまま、登美彦氏は万城目学氏に対する敵愾心を吐露したりしてしまった。このラジオを万城目氏が聞くことなどまずあるまいと登美彦氏はタカをくくっているが、万城目氏が関西の事情を探るためにKBS京都内に放っている密偵がこれを知り、東京に住む親分にいち早く知らせているかもしれないのである。恐ろしいことである。「万が一、万城目さんに怒られたら、あらゆる責任を森谷氏に押し付けて御茶を濁そう」と登美彦氏は企んでいる。

 ラジオが放送されるのは、3月31日の11:00からとのことである。


 そして本日夕刻から、紀伊國屋書店グランフロント大阪店においてサイン会がある。

 「お手やはらかにお願いします」

 と、登美彦氏は述べている。 

 

2015年03月01日

[] 『有頂天家族 二代目の帰朝』特設サイト

 

 有頂天家族 二代目の帰朝


 おかげさまで毛深い子は全国の書店の店先から順調に飛び立っているという。

 森見登美彦氏は「ありがたやー」と手を合わせるしかないのである。


 幻冬舎plusというところで、

 下記のようなページが開設されている。

 http://www.gentosha.jp/articles/-/3247


 アニメ監督吉原氏をはじめ、さまざまな方からのメッセージが掲載されている。

 関連書籍や10周年記念についてのもろもろも掲載されているので、本を読み終えてからでもチラリと覗いていただければ幸いである。

2015年02月21日

[] 森見登美彦氏、見本を受け取る。


 有頂天家族 二代目の帰朝


 「ついに見本ができました!」

 担当編集者の小袖山さんから歓喜に満ちた連絡があった。


 翌日、森見登美彦氏は『有頂天家族 二代目の帰朝』の見本を受け取った。

 第一部の刊行から七年半、つまり構想七年半(嘘)、編集者の方々・アニメ関係者の方々・舞台関係者の方々・そして読者の方々、あらゆる人たちの期待を不本意ながら裏切り続け、掴んで然るべきビジネスチャンスをことごとく逸して、延期に延期を重ねて幾星霜、もはやあの失われた砂漠の都的なハムナプトラと成り果てたかと絶望したこともある小説が、本当に一冊の本になってこの世に降り立ったのである。

 登美彦氏は愛すべき本をひとしきり撫でた。

 「ううむ、じつにかわゆいやつ」

 なんとなくふわふわと、毛深い感じがしたという。

 登美彦氏はここに至るまで支えてくれた大勢の方々、担当の小袖山さんに感謝するほかなかった。


 登美彦氏は出来上がったばかりの本を意気揚々と掲げて廊下に立ち、

 「妻よ、ついに完成したぞ。これをご覧!」

 と威張ったのである。

 妻はクイックルワイパーを用いて森見邸をぴかぴかにする作業に精を出していたが、興奮する登美彦氏の声を聞いて、ぱたぱたと駆けつけてきた。夫の手にある『有頂天家族 二代目の帰朝』を見ると、妻は両腕を広げて「嗚呼!」と叫んだ。 

 「これはまた、なんとステキな・・・」

 「ステキであろう」

 妻は単行本を受け取って、撫でさすりながら言った。

 「まさに第一部といっしょにならべてくれと言わんばかりの頼もしさ・・・」

 「ここだけの話だが、第一部の単行本もちょっぴり増刷されたらしい」

 「そういえば私、以前に郷里の街で聞いたことがあります。『第一部と第二部をならべるのは紳士淑女の嗜みである』と――」

 「それは素晴らしい発言!」

 「おほめにあずかり恐縮です」

 そういうわけで登美彦氏は第一部と第二部をならべて飾った。

 「とても良い感じ」と妻は言った。


 有頂天家族  有頂天家族 二代目の帰朝


 ちなみに『聖なる怠け者の冒険』から引き続き、『有頂天家族 二代目の帰朝』の中にも、「森見新聞」なるものが挟みこまれている。今となっては時空のズレも甚だしい「十周年企画」の一環である。この呪われた十周年は、十周年記念作品最後の一作『夜行』が刊行されるまで終わらない。いつ頃終わるのか確約はできないが、「きちんと終わらせることだけは確約できる」という。

 言うまでもなく、各作品についている「応募券」は今もなお有効である。

 

 聖なる怠け者の冒険


 なお、『有頂天家族』と『有頂天家族 二代目の帰朝』の間に起こった出来事は「冬の女神と毛玉たち」という短編になっている。

 これはアニメ版「有頂天家族」の公式読本に収められている。

 「狸と天狗たちは節分を如何に過ごしたか」というお話。


 有頂天家族公式読本